まな板の再生

ずいぶん前から使っている、ケヤキ製のまな板があります。


まな板の表面はボロボロになり、真ん中が凹んでいる。この様な状態になったためこのまな板は使わなくなったが、それを豚なんこつ様に使い始めた。中華包丁でガンガン叩くから、凹みや傷がどんどん進行してこれだけの凹みが出来てしまった。また、まな板の表面が凸凹であるため、細かい木くずが豚なんこつに付着してしまう。そのため、このまな板の表面を削って真平にしようと思った。

豚なんこつの塩焼き
能代には「豚なんこつ」というB級グルメがある。豚肉の肋骨部分の軟骨を、包丁でミンチ状態にして食べやすくした物です。黒豚の豚軟骨が手に入ったので、それで作ってみました。普通の豚と変わらないかな?いや、心持ち味に深みがあると感じる。

通常はカンナ掛けで削ると思うのですが、家にはカンナがありません。仮にカンナを購入してやったとしても、堅いケヤキのまな板を上手く削る自信が素人の自分にはない。電動カンナという手段も考えた。これを使えば確実に出来ると思うが、年に一回使うか分からない物を買うのには抵抗があった。そこで、家にあるディスクグラインダーのディスクペーパーで削ってみる事にした。


一気に削るには荒目の方が良いと思い、ダイソーで一番荒目の#40を購入した。これでザクザクに荒れた面を削って行く。思いのほか木が削れていくのを実感でき、ザクザクの表面がどんどん削れて平らになって行く。およそ平らになってからは、定規を当てながら真平になる様に削り進めていった。多少の凸凹はあるが、あとで仕上げのヤスリ掛けをするので気にしない。

写真では分からないと思うが、表面のキズはほぼ消えた。そして、まな板に定規を当ててみると隙間は見えない。ほぼ完璧の出来に見えた。 しかし・・・


まな板の左右の厚さが違う! ノギスで計って見たら、5mmの厚さの違いがあった。真平にする事だけに神経を集中していたから、バランスを取って削る事まで頭が回らなかった。その結果、台形のまな板になった。でも、使う事に支障がないと思ったからこのまま作業を進める。

次に、仕上げのヤスリ掛けをします。


ディスクグラインダーだと削り過ぎるため、電動ドリルに#400のディスクを使った。それである程度の凸凹を取って、#800のヤスリで手掛けをしたて仕上げた。


これも写真だけでは分かりづらいと思うが、手で触ると小さな凸凹を感じるがキズはほぼ消えて使う事に支障はない感じた。まな板の形はいびつになってしまったが、キズや凹みはほぼ無くなったので通常のまな板としても使う事が出来る位になった。ただ、通常のまな板はあるので、このまな板は今後も豚なんこつ専用まな板として使うつもりです。豚なんこつは年に数回しか作らないので、あと数年は大丈夫だろう。

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