車の座席で座椅子を製作

昔から、パソコンはデスクトップを愛用している。 パソコンラックに収め、椅子は座椅子を使っている。この座椅子が問題で、現在販売されているほとんどがリクライニング付なのである。 リクライニングが付いている事は便利で良いのだが、強度に問題がある。巨漢の体が全体重を椅子に預けると、ギアが悲鳴を上げリクライニング機能が破壊されるのである。 長年使い続けてきたリクライニング機能の付いていない座椅子も、ついにガタが来てしまった。 同じ物を探したがどこでも販売をされておらず、目に止まった物はすごく高価でどうしようかと思い悩んでいた。その後も模索し続け、たどり付いた結論は 「車の座席だったら、リクライニングも付いて丈夫そう?」って思った。もちろん新品を買えば高価なので、中古を色々探してみた。 だが、良いな! って思った物はやはり高かった。解体屋も探したが、やはり同じだった。

そんな時、車検を出しに行った際の整備屋で車の座席があると言う。しかも、「ける」 と言われた。 好きな物を持って行けばと言う。 思わず拝みたかったよ。
翌日 朝に早々貰いに行ったわけだが、条件として自分で車から外すことだった。解体作業なので気楽な気持ちで行ったが、とにかくボルトの締め付けがキツイのである。しかも、ボルトの頭を舐めると取り返しのつかない事になるので、慎重に慎重に作業をしていった。作業手順も分からないまま、狭い車内で無理な姿勢で作業を進めて行った結果、座席を一本外すのに半日も掛かってしまった。もう一つ部品を外せば完璧なのだが、もう疲れ果ててしまってこれ以上ボルトを外す体力も気力も失ってしまった。とりあえず、必要な部分は外せたので外した分だけ貰って帰って来た。家にある工具を持って行ったのだが、素人の工具は危ないねぇ〜。ほとんど役に立たなかった。

(日産リバティ)

この車ではないが、これと同じ車種だと思う。その日産リバティの、後部座席を外しました。数台の車種から選んだ訳だが、この座席が一番良い様に感じた。決め手となったのが、左手側にアームレストが付いている事。 右手でマウスを使うので、最適かと思った。
この車は、社長が乗っていた車なんですよ。
帰りに麦茶をご馳走になり、その麦茶が乾いた体に染みてなんと美味しかったことか!

前置きが長くなってしまったが、ここから本題に入ります。

家に帰ってから外した部品を整理した。出来るだけ家にある部材を活用して、足りない物は購入しよう。設計図は書かないが、頭の中で整理する。ボルトの購入は必要だが、ほとんどは家にある物で何とかなりそうだで、どうやら1000円以内で抑えれそう。

アームレストの付いている物が欲しかった。
中の◯印は、リクライニングのレバー。前席であればシートの横に付いているが、この位置では少し使いづらい。 下の◯印は、スライドレール。最後に取れなかった部品が右側のスライドレール。これが付けれてたら、シートをスライドさせて移動をさせる事が出来たのですが。
スライドレールの後ろ部分、ガムテープで止めている様に見えるが、ボルトやステーが剥き出しなので怪我の防止用です。カバーを付けようと思ったのですが、気に入った素材がなく取り敢えず安直に。

下の◯印の所にスライドレールを取り付けれなかったので、厚板で高さを調整し水平にした。水平を測れる機器がなかったので目測でやったが、大体水平になったのではないだろうか。上の◯印は、マウスの作業台。少し腕が窮屈だが支障はない。

1X4の板をスキーの様に履かせたが、カーペットの上では滑らない。100均の家具スライダーを取り付けた。左右ともスライドレールを取り付ける事が出来たら、スムーズなシートの移動が出来るのになぁ! と改めて思った。

◯印の座布団は、前の壊れたリクライニング付座椅子を解体した時に出来た物。再利用出来る部品はなく、座椅子の背もたれの部分が座布団にいいかな? と、思い取って置いた。

出来上がりの全景。商売になるのでは? と、思える様な出来栄え!! と、自画自賛。
とにかく丈夫そうです。
たぶん、自分より長生きするだろう。

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