前回、ネズミと思われる小動物が出没している事を書きました。そこで、ネズミ捕り器を購入し、2回とも捕獲に失敗した。 ネズミ捕り器は確かに作動したが、中はもぬけの空だった。正にイリュージョンの世界で不思議な事であった。考えられるのは、ネズミ捕り器の網目が14mmあり、そこから抜け出たのだろう。その他に考えられるのはフタが閉まる瞬間に出る事だが、コンマ秒以下のスピードで閉まるのでいくら機敏なネズミでもそれは不可能に思う。 対策として、この網目を塞ぐ事にした。
100均から少し厚目のビニール板を購入し、これでネズミ捕り器の周りを覆うのである。少し心配なのは、ネズミがこのビニール板をかじって穴を開けないか?という事だ。
表面はツルツルしているし、この位硬かったら大丈夫だろうと思い作ってみる事にした。
底を残し、他は全てビニール板で覆った。なぜ底に貼らなかったといえば、ネズミを確認したかった事と写真を撮るためです。底は床に接地しているので、よほどの力持ちでない限りそこから抜け出るのは不可能だろう。一番確実なのは、全てを透明な板で覆う事が良いが、家に黒系の板が少し残っていたのでそれに合わせて板を選んだ。 こんな所に貧乏性が出て来る。
三回目の捕獲も失敗に終わった。原因は、カゴに貼ったビニール板がトリガーに干渉しうまく作動しなかったため。そして、エサだけが取られた。トリガーの辺りを少し調整し、四回目でついに捕獲した。
体の大きさは、6〜7cm程のハツカネズミだ。写真で撮って見ると結構可愛い。 問題は、これをどう処分するかだ。可愛いからといって無罪放免にする訳にはいかない。カゴごと水に漬けたり熱湯を掛けるという方法が一般的な様だが、何か残酷な感じがする。同じ哺乳類として、出来るだけ苦しまないで成仏してもらいたい。それと、カゴにビニール板を貼っているので、出来るだけ濡らしたくない。
少し考えた結果、雪に埋めるのはどうだろうか? と考えた。雪に穴を掘って、その穴に出してから瞬時に雪を被せる。そうすれば、凍死の様に眠る様に死んで行けるのではないだろうか? と考えた。(実際にそれが苦しまないか分からないが、イメージとして)
さっそく雪山に穴を掘りその穴にカゴを近づけた時、ネズミは底の網目から抜け出て小屋の中に逃げてしまった。 そこには、自分の油断があった。ネズミを見た時、思ったより大きなネズミに感じた。この大きさだったら、網目から抜け出るのは出来ないだろう。という思い込みがあった。
この後は、底もビニール板で覆い全てを囲む事にする。ネズミが掛かっても中を見る事は出来ないが、影が映るので気配を感じる事が出来る。正体が知れ、要領も分かって来たので今後は失敗しないだろう。
しかし、何だなぁ〜
このネズミ捕り器、不良品だとは思わないが日本のネズミには対応が出来ていないと思う。きっと、中国のネズミはもっと大きいのだろう。中国の環境を見れば、十分に考えられる。
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家には、紋次郎という猫が居る。
ネズミは紋次郎の気配を気にしないのだろうか?紋次郎はヘタレだから、きっとネズミはそれを察しているのかもしれない。 紋次郎には、「ネズミからバカにされているよ!」「仕事が出来た。」「これを機会に信頼を取り戻せ!」と話し掛けるが、本人は我関せずと寝ている。
しかも、そこは俺の椅子だ。
いつの間にか、そこが紋次郎の居所になってしまった。他に暖かくて居心地の良い場所があるのに、ここがお気に入りになってしまった。自分がパソコンを使う時は、紋次郎にお願いをしてどいてもらうしかない。しかし、すぐに寄って来て「どけ!」 と、ばかりに鳴く。
紋次郎は、人のモノを横取りする。 母さんのモノもそうだった。
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