A.I

先日、友人達が集まった席で コバカツ君 の話が出た。

コバカツ君とは、「FM NAC5」で放送されているラジオ番組「FUNKY FRIDAY」のパーソナリティ・小林克也さんの似声キャラクターです。 それは物まね芸人でなく、コンピューターによって合成され音声です。 音声合成の物として、初音ミクで有名な「VOCALOID」があります。 VOCALOIDはメロディと歌詞を入力し人間の歌声に合成する機械ですが、コバカツ君は東芝の RECAIUS(リカイアス) というA.I技術によって生まれたキャラクターです。 小林克也さんとの会話やリスナーからの投稿の読み上げなどをしている様ですが、将来的にはリスナーとの会話も可能になると思います。 友人がコバカツ君について語ってましたが、その時はフ〜んとしか聞いてなかったのですが調べてみると中々興味のある話です。

東芝がA.I技術を実用化させて50年になるそうで、A.I業界にとっては老舗といえます。今、その東芝が揺れ動いている。「不正会計問題」「巨額損失問題」により、会社自体が存続の危機にある。 年度末までに債務超過の解消を出来ない可能性が高い。 そうなれば、東証2部に降格されてしまいます。 大企業にとって、市場で資金を調達できなければ死活問題につながる。 少し前にシャープが台湾の企業に売却された。しかし、東芝の場合は事が簡単ではなさそうです。 主力事業に原子力関連があるため、国家機密が流出する恐れがある。そのため切り売りをしながらも主力を残す必要があるので、債務を整理出来ない状況にある。 たぶん政府が支援をすると思うが、東芝に勤める人にとって仕事がしづらい事に変わりはないだろう。

身近にA.Iを感じれる物に、iphoneの siri という音声認識の機能がある。初めてiphoneを持った時に、この機能が気になりさっそく使ってみた。 当然方言は通じるはずもないと思い標準語で話をしたのだが、どうも良く認識がされなかった。 やはり、発音とかイントネーションがおかしかったのだう。 それ以来、音声入力は使った事がない。 現在のA.I技術でも、「なまり」のある音声は認識が出来ないそうです。 それを認識させるには、膨大なデータの入力が必要になる。 今後A.Iの学習能力が上がれば、A.I自体が方言を覚える事になるのではないだろうか。

ロボットには、人間型ロボットと頭脳型ロボットがある。 人間型ロボットとして、「アシモ」「ペッパー」が有名です。どちらもそれなりに仕事が出来る様ですが、実用的にはまだなっていないと思う。軍事用ロボットは無人で動く機械だし、産業用ロボットも同じです。 SF・アニメに出てくる戦闘用ロボットには程遠い気がする。コバカツ君はどうなんだろう? 詳しく聞かなかったから分からないが、実態のないコンピューターではないかと思っている。 頭脳型ロボットもSFによく出てくる。

「2001年宇宙の旅」の「HAL9000」が有名です。 HAL9000はやがて異常をきたし機能が停止されてしまうのですが、その間に殺人を犯し感情を見せる様になる。スーパーコンピューターが進化しA.I技術も進歩すれば、HALの様なコンピューターが出来る可能性は十分にあると思う。コンピューターによって人間が支配される事は、SFにはよくある話しです。 機械に頼る現在、近い未来に十分起こりうる可能性がある。

SF小説や映画での事が現実的な物になっている。SF作家は、予知能力を持っていたのだろうか?それなりの知識は持っていたと思うが、空想でしかなかったと思っている。
現実化させているのは、SFの小説や映画を見た子供が、大人になった時に技術が進歩し現実化させた結果だと思う。 物語には必ず悪者が存在する。それでなければおもしろくないからだ。 未来では、子供達がそちらを現実化させる恐れもある。

今後、コンピューター技術は進化を続けるだろう。そうなれば、産業技術も進歩する事になる。 おもしろくなくても良いから、平和的なSFになればと思っている。

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