レーザープリンターのトナーについて

何年前からだろう、元旦営業を見直す動きがある。
能代市内でも、地元では大手スーパーチェーンである「伊徳」が今年から元旦営業をやめた。 理由は社員の福利厚生の向上の様であるが、人員を確保するのが難しく人手不足のためだろう。 スーパー等の小売業は、人が休んでいる時に休めない・労働時間が不規則等々があって人気の無い職種だと思う。そのため、常に人員不足の様だ。そこで、会社のイメージアップを図ったのだろう。

元旦が一番忙しいところでは、郵便局がある。年賀状は元旦に届かなければ意味のないモノだから、郵便局も総出で元旦に着く様に配達をする。しかも、儀礼事であるから間違いが許されない。それが当たり前と考えていたが、当事者としては大変な事だと思う。

自分は、子供の頃から年賀状を書く事に苦痛を感じていた。一番の理由は、字がヘタな事である。社会人になってからは印刷所に注文をしていたが、それでも宛名は自分で書かなければならない。パソコンが普及してからは、パソコンで全てが出来るので「年賀状を書かなければ・・・」という憂鬱は無くなった。 年賀状は、滅多に会えない方や、遠くに住む親類・友人・知人に自分の近況を知らせたり挨拶としてはとても良い習慣だと思う。しかし、パソコンや印刷所のテンプレートをそのまま出すのでは、ほとんど義務的に行っている感じがする。自分なんか特にそうで、本当に素っ気のない年賀状だ。 シルバー人材では手書き年賀状の代筆を承けているが、印刷したモノより体裁が良いだけで本質は同じ様に思う。 若い人ほど、メールやSNSで年初の挨拶を済ます人が多いのではないだろうか?その内、年賀状の文化は廃れて行くだろう。 自分はそっちの方が歓迎なのだが。

パソコンのプリンターは、インクジェットプリンターがほとんどだろう。自分もパソコンを購入した時は、インクジェットプリンターを購入した。その時から、「何で、替インクは高いのか!」と思っていた。そのため互換インクを使う事になったのだが、それが原因なのか徐々にプリンターの調子が悪くなっていき、2〜3年でプリンターを買い換えていた。インクジェットプリンターは、しばらく使っていないとインクが目詰まりする事がある。自分は、年賀状に使う以外は時々にしか使わない。そのため、目詰まりする度に自分で直していた。しかし、ちょっとした失敗でヘッドを壊してしまう事になり買い換えるのだ。
プリンターをあまり使わない人は、レーザープリンターが良いという事を知った。価格の安い機種はあまり販売されていないが、その中で特別に安い機種を見付けた。

NEC PR-L5600Cで、7年程前に8400円位で購入した。 現在は販売されていない様だが、少し前まで20000円台で販売されていた。その時は何で安かったのだろう? この機種はドラム交換が出来ない様で、印刷状態が悪くなったら使い捨てという感じがする。購入時のモノにはサービス的に少ないトナーがセットされているモノが多いと思うが、3〜4年位は付属のトナーで使う事が出来た。その後、トナーが少なくなって来たのでそろそろ購入しようと思い調べたら、純正品で4色セット30000円(送料込)程で販売されていた。それ自体がおかしい! しかしリサイクルトナーが多く出回っており、4年程前に4色セット・3280円(送料込)のモノを購入した。現在は中国製と思われるトナーが、amazonで4色セット・1000円(送料込)程のモノもある。大丈夫だろうか?

リサイクルトナーを購入後、切れたトナーから順次交換していったが、純正品と何ら変わりなく使う事が出来た。 そして去年、ブラックが最後に切れたので、4年程前に4色セットで購入したブラックを取り付けた。 今思えば、その時に異常を表していた。ブラックトナーを取り替えてすぐに印刷をしたら、黒くかすんで印刷された。 そのため何枚か試し刷りをし、クリーニングをしたらその症状は治まった。 純正品でないので、品質にバラ付きがあるのかな? と、その時は思った。他の3色のリサイクルトナーは何も問題がなかったからだ。それからもプリンターを使ったが、最初の一枚が汚れるだけで、その後は通常通り印刷する事が出来た。 しばらくしてからプリンターを使おうとしたら、ブラックトナー切のランプが付いた。 まだ数回しか使っていないのに 「もうトナー切れか?」 と思った。 「やはり不良品だったか〜」 と思い、トナーを確認してみた。

フタを開けて見ると、トナーは十分に入っている。フタを閉めて再びセットしてみたが、トナー切のランプは消えない。何か、起動の際にトナーの辺りからいつもと違う音を感じる。 「ついにプリンターの寿命か?」 と思った。
プリンターか、トナーに異常があるからうまく作動しないのだろう。とりあえずトナーの方を調べて見た。

カートリッジの中身を取り出してみたが、特に異常な状態とは思えなかった。

トナーの出口に異常があるのかと思い、カートリッジを切断してみた。よく分からないが、心持ち固まっている感じがしない訳でもない。しかしトナーはサラサラしていて、この程度でも出ないのだろうか? と感じた。 そうなると、プリンターの寿命だろうか? と思った。 そこで、新しいトナーを購入してみる事にした。
amazonで販売されている互換トナーで、1200円(送料込)程であった。中国メーカーのモノだが、中には500円(送料込)程のモノもあった。うまく印刷が出来なかった場合に、安過ぎるとどちらが原因か分からなくなる可能性があるので、妥当かつ評価の良い方のトナーを選んだ。

プリンターにブラックトナーをセットしてみると、問題なく印刷する事が出来た。
チャートを印刷してみた。

   

所々にかすれが見れる。たぶん、プリンターの寿命が近いのかもしれない。12月に年賀状を作った時には、印刷に何の異常も感じなかった。小さい画像や文字であれば、特に問題はないのかもしれない。ただ、写真や大きな画像であればその影響が表れるかもしれない。

今回 問題になったトナーは、購入した時に入っていた箱で保管していた。4年の間に寒暖にさらされ、袋に入っていたとはいえ密封されていた訳ではなく湿気が入ったかもしれない。そういう状態で一度も動かされず、歯車等にトナーが固着したのかもしれない。プリンターにセットされたトナーであれば、ウォーミングアップ中に歯車が動いてトナーが撹拌されるから、同じ4年前に購入したトナーでも問題が起きなかったのだと思う。プリンターをあまり使わない方は、プリンターを定期的に作動させる事と、一色づつ購入した方が得なのでは? と自分は感じた。
果たして、このプリンターがあと何年使えるか分からないが、今度トナーを購入する時は割高になっても必要な色だけを購入しようと思った。

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