暖冬

今日も天気が良い!
1月20日が一年で一番寒い大寒になっているが、毎日がそれ程荒れた天気にならず過ごし易い冬になっている。 クリスマスの頃に15cm程の積雪があり4時間程かけ除雪をしたが、それ以降は数cm程しか雪が積もらずその後は雨が降ったりして、現在の能代市の積雪は0cmです。
心持ち、白神の山々にも雪が少ない様に感じる。日中は しばれる 様な天気にはならないため、最高気温が氷点下になる様な事はなかった様に感じる。 それでも朝晩は氷点下になって、星空の日には放射冷却により−5℃位まで下がった日もあった。

雪が降らないため霜が降りている。きっと、太平洋側の天気ってこんな感じなんだと思う。
暖冬は秋田県だけでなく、全国的な暖冬の様子がニュースで流れている。 スキー場が雪不足で営業する事が出来ず、総体等が他のスキー場に変更されるなどの混乱が報じられていた。また、雪まつりで他から雪を集めても足らず、一部のイベントが中止になる様子もあった。 秋田県では横手市の「かまくら」が全国的に有名だが、横手市の積雪も1月15日現在・0cmの様です。 かまくらは一ヶ月後に開催されるが、今後どの位雪が積もるか、関係者にとっては心配事だと思う。

雪国に暮らす人にとって雪は日常的なモノであるが、やはり雪は厄介なモノである。
一番大変なのは除雪だろう。 雪の深い地域には融雪設備が設置されているが、幹線道路だけなので小路に入ると車の運転がしづらい。 流雪溝が整備されている所もあるが、自宅前の除雪には大変な労力を必要とする。それが年寄り世帯には大きな負担になり、快適な状況にするには金銭的にも負担になる。だから、暖冬で雪が降らない事は、雪国に暮らす人達にとってこの上ない喜びでもある。

雪が降らない事により困る人もいる。一番困るのは、スキー場に関係する人達だろう。

1月14日現在の能代に近いスキー場の積雪情報だが、里山にあるスキー場は全て開店休業の様です。

山に雪が積もらなければ、春の水不足が心配される。去年は田植え時に雨が降らなかったため、一部の田んぼで田植えが出来ない状況にあった。今年も雨が少なければ、その被害はもっと拡がると思う。 一方、果樹園では、着雪による被害がなく枝の剪定が楽である!という事が新聞に書かれていた。

雪が積もらなければ、除雪の必要もなくなる。そうなれば、除雪を委託されている土建業者の仕事がなくなる。冬に仕事の少ない土建業者にとって、除雪は大きな収入源だと思う。除雪は深夜から行われるので働く人にとっては大変な事だと思うが、給料は通常の倍以上になる事もあるという。 能代市の除排雪の予算は、3億円弱で組んである。この後も雪が積もる事が無ければ、この予算は浮く事になるだろう。しかし、その浮いた分が市民に還元される事はなく、次年度に繰り越されると思う。雪の多い年には予算を超えるため、余剰金を残しておく必要がある。それでも、財政的には潤う事になるだろう。

広い駐車場を持つ事業所でも助かるだろう。
ショッピングモールの様に規模の大きい駐車場では、除排雪に数百から一千万円以上の経費が掛かるかもしれない。雪が少なければ、それがそのまま事業所の利益なる。一部の業者にとっては大きな損失かもしれなが、多くの一般市民や事業所にとっては、雪の少ない方が経済効果が大きいと思う。

土建屋以外で雪が少ない事のデメリットは、車のタイヤが早く減る事。スタッドレスタイヤは通常のタイヤと比べゴム質が柔らかいため、乾燥路面ではタイヤの減りが早くなる。短い時間や距離であれば然程の違いはないと思うが、長距離通勤をしている方は1シーズンでタイヤがダメになるかもしれない。 履きつぶしのため夏場もスタッドレスタイヤを付けている人もいると思うが、スタッドレスタイヤは雪に強いが雨に弱い。スピードが出ていなければ大きな問題にはならないが、高速道路で雨の中を走るには大きな危険があると思う。F1で、雨天の中をスリックタイヤで走行するに等しい。そういう意味からすると、暖冬でタイヤ屋は儲かる事になる。

一年で一番寒いのは、1月下旬から2月上旬の様に感じる。だから、この後も一発逆転で大雪になる可能性も残っている。
まだ、一ヶ月は我慢をしなければならない。

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