昔はどこの家でもそろばんがあったと思うし、我が家にもあった。 玉が大きくて、下に玉が5つ付いている古いそろばんです。 子供の頃は触らせてもらえず、親としてはおもちゃにされ壊されるかと思ったのだろう。
小学生の頃の習い事といえば、習字かそろばんだった。自分は幸か不幸か、どちらにも通わなかった。他にバレエやピアノもあったが、そちらは住む世界が違う子が通うものと思っていた。その他の学習塾もあったかもしれないが、自分は覚えていない。
小学校の授業でもそろばんはあった。でも、習ったのはほんの一時期だったと思う。 そんな中でそろばん教室に行っている子とは実力の違いがあって、その時点で落ちこぼれ縁の無いもの思っていた。基本的な使い方は覚えたが、それ以上の進展はなかった。
昨日の新聞で、我が母校が
全国高校珠算・電卓競技大会県予選
珠算の部 個人・団体総合優勝!
という記事が載っていた。8月に行われる全国大会に出場するらしい。商人とそろばんは、切れないイメージがある。 そのため高校では、珠算が必須科目だった。当時の話では、検定で三級以上を取らないと卒業が出来ない! という話があった。一年生の時、検定を受けなければならなかったのだが、ろくに練習をしなかったから三級は無理と考え五級を受験する事にした。当日その会場には、自分と同じ落ちこぼれ組の同学年生が数名いた。会場にいた高校生はこの数名の自分達だけで、他は小学生以下の子達だけだった。すごく肩身の狭い思いをして受験をした記憶がある。結果は、不合格。 それ以来、そろばんとは縁を切っている。それでも卒業が出来たのだから、単なる脅しだったのかもしれない。
それ以降も高校では珠算の授業があったが、幸いな事に珠算のテストは無かった。実務のテストはあったが、必死に紙に計算をしてテストを受けていた。 赤点を取った記憶がないので、それなりの点数は取れていたのだろう。
珠算にも段位というものがあって、最高位は十段の様である。しかもその十段は名誉職ではなく、合格基準が決められている様だ。テレビなどで暗算をやっている所を見た事があるが、あの人達の頭の中はどうなってるんだろう? と思う事がある。
現在はそろばんを使っている方は少なく、ほとんどの方は電卓を使っていると思う。電卓であれば、自分も少しは早く打てる。聞いた話では、たし算・ひき算は電卓よりそろばんの方が早く計算が出来ると言っていた人がいた。
そろばんを習ったとしても、将来的には電卓を使う事の方が多くなるだろう。 しかし珠算を習う事によって、脳はかなり鍛えられるのではないだろうか?
我が後輩
全国大会の活躍を祈る
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