3月8日付の北羽新報に、藤里町の町営大野岱放牧場で綿羊の出産期が迎えられている事が書かれていた。
同牧場で飼育されているのは「サフォーク種」といわれる羊で、このベビーラッシュは4月中旬まで続くらしい。家畜に限らず、動物園でも野良猫でもこの時期が出産期にあたる。これからは子連れの熊を見掛ける事になり、山菜採りにとっては気を付けなければならない時期を向かえる。
カラスも巣を作っていた。数週間前から木の枝をくわえたカラスが飛び回っており「どこに巣を作るのだろう?」と思っていたら、家から100m程離れた場所にある木の上に巣を見付けた。写真の二羽はつがいだろう。互い違いに行ったり来たりし、ずっと動かないでいる時は抱卵しているのかな?
能代市では、風の松原や米代川河口付近でカラスの駆除が行われている。毎年 駆除の目標を立てている様ですが、その達成率はかなり低い様です。日の出の頃にベランダに出てタバコを吸っていると時々「パンパン」という音が聞こえ、カラスが集団で飛んで来る所を見た事がある。カラスは賢いから、その林が危ないと思うと別の場所に移動すると思う。人の居る場所では鉄砲が撃たれないから、カラスはそれを覚えるかもしれない。前出のカラスの様に、人家の近くに営巣する事が一番安全だと覚えるかもしれない。
家の近くには、数年前まで大木が数本生えていた。その木にもカラスの営巣がいくつか見られた。卵から孵化した頃になると、その巣の下を通っただけでカラスが威嚇して来る。自分はその経験がないが、嫁さんは何度か頭スレスレの所を飛んで威嚇されたそうです。カラスも人を見るのかな? そして、毎年の様に雛が巣から落ちる事がある。そんな時は、親カラスが雛に寄り添い本当に危ない。その雛を狙う猫と、雛を守る親カラスのバトルが始まると騒ぎが大きくなる。そのせいか知らないがカラスと猫の因縁は深く、野良の仔猫が生まれるとそのほとんどがカラスの餌食になるらしい。家の紋次郎もその一匹で、カラスに囲まれ食べられそうになった所を自分の母親が保護した。 数年前の道路拡張に伴い、カラスが営巣していた大木は全て伐採された。そして二年前には、隣家の新築に伴い松の大木が二本伐採された。
家の周りに大木が無くなり前の様な騒ぎは無くなり、一番ありがたく思った事は、鳥の糞が落ちなくなったので外に物を干す事が出来る様になった。
カラスの巣を見付ける少し前、外でスズメが妙にうるさく鳴いた。何事かと思いベランダに出て外を見ると、スズメとそれよりも大きな鳥が争っている様にも見えた。
壁にある穴、たぶん煙突を通す穴と思われるが、その場所を巡っての争いに見えた。大きい方の鳥は、くちばしと足がオレンジ色っぽく黒っぽい体に白い羽がまばらに見える事から「ムクドリ」ではないかと思われる。ムクドリはつがいの様で、そのムクドリの周りを数羽のスズメが囲んで騒いでいた。自分が思うに、煙突の穴に元々はスズメの巣があった。もしくは、巣作りの最中であったかもしれない。それをムクドリが横取りしたのではないかと思った。
煙突の穴にはムクドリのくちばしらしい物が微かに見える。その穴をつがいが交互に出入りし、その度にスズメが騒いでいる。しかし、スズメは穴の中に入る事は出来ずただ騒いでいるだけだった。
その騒ぎを聞きつけカラスが降り立った。すると、ムクドリもスズメも何処かへ飛んで行った。しかしカラスはその穴に入る事は出来ないため、ただ様子を見に来ただけだったかもしれない。その後もムクドリは、その穴に羽らしき物をくわえて出入りしている。たぶん、営巣の最中だろう。
ムクドリの家族が一年に食べる虫の数は百万匹以上とされ、田畑の虫を食べる益鳥とされている。
しかし、イワシの魚群の様に空を飛ぶムクドリの群れは不気味に感じる。それが市街地に集まると、それによる糞害が問題になる。益鳥ではあるが、ある程度は駆除による調整が必要と感じる。ちなみに、ムクドリは1994年頃から狩猟鳥に指定されているので獲る事は出来る事になる。そして、味も良い様です。
藤里町ではサフォーク種の羊を飼育している事を冒頭で書いたが、それを「白神ラム」として販売している。
羊肉には種類があって、「ラム」とは1才未満の仔羊の肉の事で、一般的な「マトン」とは2才以上の羊肉の事です。そして、1才以上2才未満の羊肉の事を「ホゲット」と呼んでいる。藤里町では、以前までホゲットを販売していたと記憶していたが、たぶんラムとして出荷出来る程の頭数が確保出来なかったからかもしれない。そのため、ラムとして販売するよりも繁殖にチカラを入れてたからだと思う。 ラム肉は柔らかくてクセがない肉ですが、1才にも満たない仔羊を食べるのは残酷の様な気がする。 そう言ってしまうと全ての肉が食べられない事になってしまうが、感覚的にそう思ってしまった。
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