本日は七夕です。 七夕では、笹に願いを書いた短冊を吊るす事が一般的で、全国の幼稚園・保育園等では必ず行われていると思います。歴史は古く、江戸時代に寺子屋で生徒が学問の向上や字の上達を願って書いたとされてます。 今は単純に、夢や欲しい事などを書いていると思います。
七夕といえば、織姫・彦星の話も聞きます。 織姫と彦星が、年に一回7月7日に天の川を挟んで会えるという話です。 夏の大三角であるアルタイルとベガが、7月7日に天の川を挟んで天頂にみえる状態からこの物語が生まれたと思います。しかしこの話は旧暦の話で、今年の7月7日はほぼ満月のために見えづらいはずです。今年の旧暦の7月7日は8月28日です。その時は三日月なので、条件が良ければ見えやすいはずです。 日本の旧暦は、太陰暦を基とした太陰太陽暦でした。 月の満ち欠けの周期を基にした暦であるため、旧暦の7月7日は必ず三日月であったので、星が良く見えていたと思います。
七夕祭りは各地にありますが、旧暦の7月7日頃である8月の初旬〜中旬にかけて行われる事が多い様です。 東北で有名といえば、仙台七夕まつりです。
有名ではありませんが、能代にも七夕があります。歴史は古く、658年頃や806年頃の蝦夷との戦いの際に灯籠を使用した事が始まりとされています。現在の城郭型の灯籠が作られる様になったのは、1830年頃からと言われています。 明治時代には16mの高さの灯籠が作られていたが、文化が進むにつれ道路に電線などが出来た事により灯籠の高さは低くなった。その電線の下をくぐる際は、シャチを倒しながらくぐる工夫をしている。
(明治時代の七夕)
嘉六(かろく・17.6m) 2013年に、明治時代の写真を元に復元された灯籠。
愛李(ちかすえ・24.1m) 2014年に制作・運行がされた2基目。城郭型の灯籠としては日本一です。地域活性化のために、制作・運行がされました。 初回は大反響で県内外から客が見えましたが、次年からは運行方法などに不満が出て客足が落ち続けています。去年の祭りには ゆず が見に来てました。その後、ゆずのコンサートに使われてCMでも使われて有名になったので、今年は趣向を変えながら運行をするのではないだろうか?
平成28年1月8~15日に東京ドームで行われた「ふるさと祭り東京2016」で天空の不夜城「愛季(ちかすえ)」を展示、七夕囃子の実演などを行われました。この時に、ゆずの目に触れた様です。
昔から行われているのは 役七夕 という物です。五丁組による輪番制で執り行われています。複雑な取り決めがあり、当番組により灯籠の台数や運行コースが毎年違うため、中々観光には結び付かないと思っています。 七夕の前哨戦で、こども七夕が行われます。各町内ごとに、キャラクターをかたどった灯籠を作り運行をしています。
これから花火大会を筆頭に、八幡神社の祭り・みこし・七夕までが一年で一番熱くなる時期です。 そして、最後のおなごりが終わる頃には急激に冷え込んで、能代の祭りが終わります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
港祭り能代の花火・・・・・・2017年7月22日(土)
日吉神社御神幸祭・・・・・・2017年7月26日(水) 宵宮
2017年7月27日(木) 本まつり
こども七夕・・・・・・・・・・・・・2017年8月2日(水)
天空の不夜城・・・・・・・・・・2017年8月3日(木)・4日(金)
能代役七夕・・・・・・・・・・・・2017年8月6日(土) 市内運行
2017年8月7日(日) シャチ流し
おなごりフィスティバルin能代・・・2017年9月9日(土)
コメント