さくら前線が北上し、今週中には北海道でも開花すると予測されている。
(近郊の桜開花情報)
北羽新報には、毎日 近郊の主だった場所の開花情報が掲載されている。秋田県内では県南・中央の沿岸部ではすでに桜は終わり、能代市を含む県北沿岸部で満開を向かえている。県内陸部ではまだ五分咲きの所が多いが、今週は暖かくなる予報なので今週末までには見頃を向かえると思う。
能代市役所にある「さくら庭」です。廃校になった二小の桜がそのまま残されている。グランドであった所が駐車場になり、その屋根の部分がウッドデッキの様な構造になっている。桜を囲む様に設計され、コロナ禍でなければこのウッドデッキに屋台が設けられ、飲食をしながら桜を見る事が出来る。能代の中では比較的早く開花するため、現在は散り始めていた。
桜祭りといえば「能代公園」でしたが、現在はここで花見をする人は少ない様に感じる。通常であればぼんぼりを下げてライトアップをするのですが、コロナ禍である事から一切その様な物は見えなかった。能代公園に露店が出店しなくなってしばらく経ちますが、やはり何も無いのは寂しい。
公園にある唯一の売店も閉まっていた。今年は「ババヘラ」の姿も見えない。
以前と比べ、公園内が整備されていた。この写真の奥が公園の正面入口になっている。しかし駐車場は公園の後側にあるため、正面の方から公園に入る人はほとんど見る事がない。そのため入口の階段は古くボロボロの状態だったし、階段を登った先は草がボウボウと生えてとても公園とは思えなかった。 今年その階段が整備されて新しくなった。草も刈り取られ、柵なども新しくなり少しは正面入口らしくなった。 桜は満開で天気も良かったが、散策する人は20人程しか見えなかった。
「工業団地」内にある桜ロード。直線約1kmの道路の両側に桜が植えら、能代市内では珍しい光景です。休日であれば何らかのイベントが行われていると思いますが、平日は大型車の往来があるためゆっくりと観桜する事が出来ない。まして、弁当などを広げる場所はありません。
能代の桜は数日前から満開であったが、週末の冷え込みによって満開状態が長引いている。今週いっぱいは見頃であると思う。
桜の木には、サクランボという実が成る。花見の代名詞になっている「ソメイヨシノ」の木にもサクランボの実が出来る。しかし、誰もそれを採取する様な話を聞かない。たくさん成るのに誰も食べないという事は、不味いからだと想像が出来る。 以前、どのくらい不味いのだろうか? という様な「はんかくさい」考えを持った。そして、実際に食べて見た時の事です。
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近くの「米代川中川原堤防」には多くの桜が植えられ、ちょっとした名所になっている。
久々に堤防を通ったら、木に実がたくさん生っていた。
ソメイヨシノの栽培されていない野生のサクランボ、つまりワイルドチェリーになるだろう。はたして、食えるのだろうか? 試しに採取して来た。
粒は1cm程とかなり小粒であるが、一般的にサクランボとして売られている状態に近い物と、まだ少し赤味を残しながら熟している感じに見える物。そして、黒く完熟したと思われる物の3種類を採取した。 試食してみると、一般的なサクランボに近い物は、固くて酸っぱくて苦く、完全に食べれる物ではない。 少し赤味を残し熟していると思われる物は、酸っぱくて苦い。 一見、アメリカンチェリーにも見え黒く完熟していると思われる物は、食べた一瞬は大丈夫か? と思われたが、苦くそして渋味が口に残る。
結果、ソメイヨシノのサクランボは、苦味と渋味が強く食べれないという事になった。
桜の木を見ると、木には実が取られた思われる形跡があった。たぶん、ウォーキングをしている人が見付けて食べたのかもしれない。食べられない事は常識的な事かもしれないが、自分の様な人間もまた存在する。
よく考えると、美味しい実であれば鳥が放っておかないだろう。
木には、一羽の鳥も見えなかった。
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