不法耕作

檜山川運河護岸工事現場です。

その上部の方に畑が見える。その畑を重機で削って、そこが崖の様になっている。崖の上部にロープを張っているが、たぶんそこまで削ると思われてとても危険な状態になっています。栽培中の畑を強引に削る行為は、中国だったら十分にありえるが日本では問題になると思う。ここは檜山川運河の一部であって、この畑は「不法耕作？」と思った。ただ、ここの畑はずいぶん昔からあったと思う。

河川敷で中国人による不法耕作が、テレビ等で問題にされた事がありました。しかし中国人に限らず、全国各地でこの不法耕作は行われている様です。畑を作っている人に言わせると「遊んでいる土地だから活用している」と反論する。確かに河川敷の多くは、草がボウボウで手入れがされていない。しかし国の土地だから、一部の人達だけが利益を得る事は好ましくありません。では、河川敷を家庭菜園として貸し出してはどうか？　となると、そこにも問題が生じる。河川敷の場合、台風等による増水が起こる可能性が高い。その時に、耕作者が事故に巻き込まれた場合の責任問題がある。そういう事から、行政では許可をする事が出来ないと思う。

河川を管理する側としては、対策として強制撤去という手段に出ている。言い分としては、畑を耕す事によって地盤が緩み、堤防の強度に障害が生じるという事です。不法耕作を行う側には、堤防に段々畑を作る人もいる様です。
米代川の河川敷にも不法耕作がありました。

四角く囲んだ辺りが、少し前まで耕作されていた場所です。数名の方によって耕作されてましたが、数年前に撤去されました。自分が子供の頃から耕作がされてたので、何十年も続けられて来た事になります。現在は堤防の美化などに取り組み、桜の木を植えたり定期的な草刈り及び清掃を行っている。そういった事も理由に、強制撤去されたのだろう。
写真の上の◯印の辺りに、子供の頃には大量の不燃ゴミが捨てられてました。そこへ掘り出し物を探しに、よく遊びに行っていた。昔は堤防や河川敷の整備がされてなくて、誰でも好き勝手な事が出来たのだろう。

今までの話と関係のない事ですが、不法耕作現場近くにあるローラースケート場です。このローラースケート場は誰が何の発想で作ったか分かりませんが、丁度　光GENJIが流行っていた頃なのかな？　いずれ、かなり昔の話です。　しかし自分の周りでローラースケートをしてる人は居なかったし、ここでローラースケートをしてる人も見た事がなかった。本当に無駄な税金の使い方だと感じた。ローラースケート場は土の様に見えますが、アスファルトで舗装してしっかりした物でした。それが今は、泥を被り舗装の継ぎ目から草が生えている状態です。　不法耕作の畑も、数年に何回かは水没してました。

檜山川運河の上の畑ですが、市の道路河川課に確認をした訳ではないので真偽は分かりません。　ただ現状を見て、そう感じただけです。