ポンポコ山〜回想

能代市と八峰町(旧峰浜村)の境に、ポンポコ山 という所がある。山とは付いているが、丘の様な所です。自分が小さい頃からこの場所は聞いた事があり、遠足のコースにもなっていた。しかしその頃、ここには来た記憶がなかった。 ポンポコ山には、中学生の頃から友人とよく来ていた。当時と比べ、風景は大きく変わり整備されている。


ポンポコ山は道の駅になり、遊具等も多く出来て公園らしくなっている。屋外ステージでは年に一回有名ミュージシャンのコンサートが行われ、その奥にはバンガローがあり、その他にも色々な施設がある様です。 同じ敷地内に農産物の直売所やトイレがあり、こちらの方はよく利用している。 6月中旬頃からラベンダーが咲き始め、その頃にラベンダー祭りが行われる。一時期ラベンダーの株が減ったと聞いた事があった様な気がするが、ラベンダー畑では作業の最中であった。

ポンポコ山へは別の目的があって行ったのだが、それに関してはまた別の日に書くとして・・・。 ポンポコ山に登ると海が見える。ここから6〜700m程西へ行くと海に出る。 この海に、友人と自転車に乗ってよく来ていた。主たる目的は釣りであった。


この場所は、水沢川という小さな川の河口にあたる。何か、昔の記憶と大きく様変わりしている様に感じる。テトラポッドが施設され、川の流れも変わっている様に思う。河口では、丁度何かの工事がされていた。それよりも、防潮堤ってあったっけ? と思いながらその上を歩いた。


防潮堤の端に着くと、「昭和45年度竣工」のプレートが見えた。 という事は、当時も防潮堤はあったという事になる。でも当時は河口付近からすぐに海に入った記憶があり、この様に遠回りはしなかった様に思う。

能代方面と八森方面を望む。 やはり何か違和感を感じるが、においは昔のままの記憶の様に感じる。 当時はここへ釣りに来ていたのだが、日中に着いていたと思うので釣果は少なかった様に記憶している。テレビで無人島生活の番組があるが、自分達も同じ様な事をしていた。流木で小屋を作ったり焚き火をしたり。そこで焼く芋が美味しく、持って来たにぎり飯も美味しかった。小屋とは言っても日除け程度のモノだし、秘密基地ごっこの延長の様なモノだったのかもしれない。まだ子供だったので、無人島生活の様に釣った魚を調理する事はなかった。

この海岸は海水浴場になっていなかったが、真夏であったから「泳ごう!」という事になった。しかし、自分も彼もカナヅチであった。そこで考えたのが、命綱を付けて泳ごうという事になった。浮輪に捕まりながら胴体にロープを結んで、それを岸側で確保するというやり方です。 しかしここは岸からすぐに深くなっている様で、泳ぎ始めて間もなくHelpの合図が来たためロープを引き寄せた。1〜2分間の遊泳だっただろうか、それ以降は泳ごうという話にはならなかった。

ポンポコ山から家までは、約10km程の距離がある。そこを自転車で往復していたわけだから、家に着く頃には汗がびっしょりで喉もカラカラであった。家の近くにあった自販機で、瓶コーラのホームサイズ500mlを一気飲みする事が至福の瞬間であった。 当時と変わった風景に、風力発電があった。その風車が、7基建っていた。

当時の事を回想しながら、帰りに直売所「おらほの館」に寄って来た。峰浜村は果樹園が多く、特に梨は有名な所です。他に、石川そばも有名です。梨が収穫される頃はすごく賑わうが、今の時期は農産物が揃わない。


しいたけの栽培も盛んで、規格外のしいたけがすごく安い。

途中 イトクで買物をしていたら、「マルホン・みぞれ・メロン味」 を見付けた。


みぞれは能代のマルホンで作られているアイスで、他にかき氷・ミルクセーキがあったが、今はイチゴ味のみぞれだけが残っている。
メロン味の発売は、数十年ぶりの新商品という事になるのだろうか。

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