ゴミの処理に関して


5月30日付・北羽新報のゴミ処理に関しての記事です。 ここ数年、ゴミ処理量の減少が続いて喜ばしい事だと書かれている。ゴミの処理量が減れば、経費が削減されるし地球環境にも貢献している事にもなります。しかし、問題点が数字の中に見えている様な気がします。一つは、人口減少問題です。 市の担当者もこの点は指摘していて、人口が減ればゴミの量も減るのは当たり前です。市の人口は、平成28年度で前年比1.62%減と発表されています。人口減少はずっと前から続いている現象です。20年前と比べて、20%程減少しています。自然減少による事もあるのですが、人口流出の影響の方が大きいと思います。平成28年度3月の社会動態(主に、就職や進学)で、1ヶ月に210人が出て行きました。この方々の生まれた年の出生数が500人前後なので、4割の方々が市から出て行った事になります。確かに戻ってくる方々もいますが、それほどの数ではないと思います。そのため若い人の人口が減り、悪循環が続いています。 平成28年度の出生数は257人で、18年前と比べて半分位まで落ちました。ちなみ平成27年度の人口比率を見ると、55〜84歳の人口比率が全体の46%で、少子高齢化が進んでいるのが分かります。少子高齢化も、ゴミの減少に影響があるのかなと思います。

もう一つは、景気によるものと思っています。ゴミが減るという事は、消費が減った事もあるのではないでしょうか?それはゴミの量が全体的に減っている事からです。資源ゴミも減っているので、分別によって燃えるゴミの量が減ったとは考えられないからです。ただ、業者による回収もあるので正確な数字は分からないと、市の担当者も言っていました。事業系のゴミも減っているのは、消費の低迷からくる製造・販売の量が減っているためではないだろうか?そう考えると、ゴミの量が減ったと単純に喜んでばかりもいられない様に思う。

景気が良くなっている言われているが、末端の地方都市では影響を感じません。悪くはなっていないが、悪い状態が続いている様に感じます。それは、製造に関する業種が少ないからではないだろうか? イオンモールが出来るといわれ10年以上になる。毎年、近々近々と言われ続けている。市では誘致を歓迎している様だが、イオン側としては過疎地域に出店をする事に慎重になっているのではないだろうか?
最初の出店計画より大幅に縮小されたため、魅力のない店舗になりそうです。そうなると集客力が落ち、狭い地域内の喰い合いになるのではないかと思っている。全国チェーンだから、今ある店舗とそんなに違いは無いだろう。そう思うと、自分は滅多に行かない様な気がする。
イオンはいらない!
コストコ 来てくれ!!

※能代市の人口は、2021年1月末時点で5万1339人で102ヶ月連続の減少になっている。一番の原因は少子高齢化で、高校・大学を卒業すると多くは県外に出ていく。そのため、4月になるとまた大きく人口が減る事になるだろう。その問題で、特に女子の定着が少ない事が言われていた。大学を出ても、そのキャリアを活かせる職場が少ないためだろう。

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