やらず嫌い

洗濯物は、いつも家の人に洗濯をしてもらっている。しかしこの日は家に誰もおらず、洗濯をしなければ着る物が無い状態になったため自分で洗濯をする事にした。

一年半程前に全自動洗濯機を設置した。それまでは2槽式の洗濯機を使っていたのだが、諸々の事情から全自動にした。しかし2槽式は壊れて使えなくなった訳ではないため、同じ場所に2台の洗濯機を設置している。

我が家にも全自動洗濯機
我が家にも、ついに全自動洗濯機を購入した。それ以前は2槽式を使用していた。もう20年以上は働いていると思うが、まだ使えるため2台を同じ場所に設置する事にした。しかし、給水口と排水口が1ヶ所ずつしかないため、これを分岐する必要があった。そこで・・

この2槽式は、自分の作業着等の汚い物用の洗濯機として使っている。その洗濯は自分でしているので、まるっきり洗濯をしない訳ではない。月に一度、もしくはそれ以下の頻度では洗濯をしている。自分は2槽式でしか洗濯をしないので、まだ全自動洗濯機を使った事がない。そのため、通常の洗濯も2槽式で洗濯をする事にした。

ナショナル 愛妻号40 最初に金切り声を上げたが、それ以降は順調に洗濯をしている。もっとも、この2槽式は壊れてはいないのだから当然の事である。全自動の方が節電にもなるし節水にもなる、しかも楽だ。それなのに、なぜ全自動を使わなかったのか。それは、全自動の使い方が分からないためです。標準であれば、洗濯物をいれてスイッチを入れるだけで勝手に始め、終わってくれるとは思っている。しかし、不安があった。そんな時は説明書を見れば良いと思うだろうが、今後 全自動を使う機会は少ないだろうと思うと面倒になった。全自動を購入した時にパラパラと説明書は見たが、どうせ使う事は無いだろうと思い覚える気もなかった。 考えてみれば、2槽式に掛かる手間は説明書を見る時間よりはるかに多く掛かる。

炊飯器でごはんを炊ける様になった。 ただ米を入れて、目盛りの所まで水を入れてスイッチを入れるだけなのだが、家にやる人がいるとやろうとは思わなかった。誰もいなくても店に行けばごはんを購入出来るため、炊飯器を使う気にはならなかったかもしれない。

単純な事でも、最初に操作する時は不安になる。それで億劫になり、やらず嫌いになってしまう。覚える気の無いものは、何度聞いても覚えられない。風呂もスイッチを入れるだけなのだが、今一理解していない。 米が炊けなければ、代用の物を食べればいい。風呂を沸かせなければ、シャワーもしくは温泉に行けばいい。必要に迫られなければ覚えようとしない。 それは、自分だけだろうか?

中学生の時、社会見学の授業があった。その社会見学は全員で一カ所に行くものではなく、自分自身で会社に交渉して見学に行くものであった。自分は友人と銀行に行く事にした。どの様に交渉をしたかは忘れたが、銀行側は心良く受けてもらい資料等も用意して頂いた。銀行の方が色々と説明をしている時、その銀行の方が 「メモは取らないのか?」 と、叱られた。教えてもらう時にメモを取るのは社会人として常識だが、自分達は本気で覚えようとは思わなかったのかもしれない。そういう輩が自分の部下にいると、本当に迷惑な話である。 北朝鮮では、必死にメモを取る姿を見る事がある。そのメモに沿って仕事をするというよりは、メモ通りに遂行しないと自分の生死にかかわる程に重大だから。

単純な事でも覚えようとしないのは、自分が カラポヤミ だからだろうか?
それとも、脳が自分の頭の容量を計算してリミッターをかけているためだろうか?

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