代理店型とダイレクト型保険

保険には「代理店型」と「ダイレクト型」があります。

代理店型とは、保険会社の窓口になっている所で保険の加入プランや相談・手続き等を行ったり事故後の処理等も行ってくれる保険会社の代理店です。保険の約款は、ページ数が多く文字も小さいし専門用語も多い。果たしてこれを熟読している人はいるのだろうか? と思う位に難しい。たぶん、約款には目を通さない人も多いかもしれない。自分もその中の一人です。 保険を決める際に重要と思うのは、どのプランが自分にとってベストの保険かと思うので、もし代理店の方が信頼できるのであれば全てを任せても良いのでは? と自分は思っていました。 一方のダイレクト型は、自分で直接保険会社に加入を申し込む事です。プランは自分で決めなくてはならず、対面の窓口はなく相談はインターネットか電話でのやり取りになります。そのため、意思の疎通が難しい場合もあるかもしれません。初めて加入する方にとっては、面倒で難しいと思う方もいると思います。

代理店型とダイレクト型の一番の違いは保険料です。ダイレクト型は代理店に支払われる手数料が発生しないので、一般的に保険料が安くなっています。 ダイレクト型保険のメリットは、支払う保険料が安い事。デメリットは、全ての手続きを自分が行わなければならない事。しかし、事故や災害・大病などは滅多に起こらない。数年に一度・数十年に一度の事であれば、多少の手間として煩わしくないと考える様になりました。そうであれば、ダイレクト型でも良いのでは? と思う様になりました。

こう思う様になったのは、保険料の値上がりでした。自動車の任意保険は「あいおいニッセイ同和損保」に加入しているのですが、満期の一ヶ月程前に更新の案内と見積もりが届きました。

 

去年より一割程値上がりして、年額4万円を超えました。前々から保険料が高いなぁ〜とは思っていたのですが、代理店とは長い付き合いだし仕方ないなぁ〜と思いながら継続していました。しかし今回は、代理店に保険の継続をしない事を伝えた。物価高が続き日々の出費が増える中で、削れる所は削る必要があります。大企業では賃金の値上げが決まった様ですが、中小など多くの企業ではまだその段階ではない。自分の様な年金生活者にとっては、それが反映されるのはまだまだ先だろう。 任意保険は義務ではないのですが、自賠責だけで車を運転する勇気? は自分にはありません。

そこで思ったのが、ダイレクト型自動車保険はどうなんだろうか? まずは、見積もりを取って見る事にしました。そこで悩んだのが保険会社。全ての保険会社から見積もりを取れば良いのだろうけど、全てを比較するには大変な作業になります。保険会社の口コミも多く見る事が出来ますが、全てが本当だろうか? という懐疑心。身近な情報がない中で、とりあえず比較サイト上位の保険会社から見積もりを取る事にしました。

価格.comの自動車保険 満足度ランキング2024によれば、総合的に「ソニー損害保険」が一位になっていました。そして二位が「SBI損害保険」

保険料では「SBI損害保険」が一位でランキングされていました。「補償内容」「顧客対応」「事故対応」の項目を見ると、またそれぞれランキングが変わってくる。プランにも色々とあるので、補償が充実されれば保険料は高くなる。しかし、基本となる部分は各社とも大きな違いはない様に感じました。そして一般的になってきているのが、走行距離によって保険料が変わる事。走行距離が短いという事は、運転する頻度が少なかったり、通勤か買物などの様に決まった道を通る人が多いと思います。そのため、事故を起こす可能性が低くなり保険料が安くなる。

自分は年を取るごとに、車で遠出をする事が少なくなって来ました。車検をする際に走行距離が記載されてあったので、それから計算すると「2018〜19年は16,926km 一年間のアベレージが8,463km」「2020〜21年は13,794km AVは6,897km」「2022〜23年は7,462km AVは3,731km」でした。この事から、最近は年間5,000kmも走行しない事になります。コロナ禍で遠出を控えていた事もあったので、一応 走行距離は7,000kmという事で。価格.comで総合一位と二位の会社から見積もりを取りました。

 

どちらも、標準的なプランで比較してみました。保険料はSBI損害保険の方が4,000円程安い様で、補償内容に違いはない様です。むしろ一部では、SBI損保の方が補償の高い所があります。どちらにも無料のロードサービスがありますが、ソニー損保の方が充実している様に感じます。一番安心出来るのが、事故時にセコムが現場に来てくれる事。SBI損保も、担当者がちゃんと対応してくれると思うのですが・・・

自分の運転歴は45年位で、ほぼ毎日 車を運転して来ました。その中で、事故を起こして保険を利用したのは4回でした。その内、相手が伴う事故が一件・自損事故が二件・故障が一件。ロードサービスを利用したのは、故障の時に1回だけでした。いずれの場合にも、人身事故に至らなかったのは幸いでした。

事故は滅多に起こる事ではないし、損害保険は保険料が掛け捨てになっています。すごくもったいない気もしますが、一旦事故が起こるとその補償は自賠責保険で賄える金額ではない場合も多くあります。その差額分が自己負担となります。それが千万単位や億単位になると、個人で払える金額ではありません。秋田には 「事故一発 かまどけし」 という標語があります。つまり、1回事故を起こすと破産してしまうという事です。そうならないためにも、また、相手に十分な補償をするためにも任意保険は必要と考えます。

見積もりを見て検討した結果「SBI損害保険」に決めました。数年前からダイレクト型に切り替えようと思ってはいたのですが、何か億劫な部分もあって代理店型を続けてきました。しかし、契約は意外とスムーズで簡単に切り替える事が出来た。こうして、年間保険料は4分の1に減らす事が出来ました。

SBI損保も、来年の更新時には初回特典がないため4〜5千円程 保険料が高くなります。各社とも初回特典があり、保険料の割引が多くなります。生命保険の場合は解約すると損をする場合がありますが、損害保険の場合はその心配がありません。来年の更新時には、また見積もりを取って安い所を探す事にしよう。 65歳になってから、介護保険の支払いが生じたり生命保険も月3千円位高くなりました。減らせるモノは少しでも減らす努力をしなければいけなくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

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