三種ん人

2006年に、八竜町・琴丘町・山本町が合併し三種町が生まれた。この３町を流れる三種川が、三種町の由来の様です。　今日、この三種町で町長・町議選の投開票が行われる。町長選は現職と新人の一騎打ちとなり、町議選は定数１６に対し２０人の立候補者が出馬した。前回の選挙は無投票だったので、８年ぶりの選挙になる様です。　町長選は互角の戦いになっている様で、町議選は約半数が初めての選挙となるため、票の行方が読みづらいという。そういう状況から、両選挙とも混戦模様の感じです。　能代の選挙と比べ、三種町の選挙には熱さを感じる。

これはあくまで自分のイメージだが、三種の人は「きかね」と感じている。　一番最初に感じたのは中学生の時で、その後高校では市内出身者は少数で郡部出身者が圧倒的に多かった。そのせいもあってか、中学生の時に感じたモノがより強くなった。そういうモノが、選挙に対する熱さと感じたのかもしれない。　数十年前に三種町の友人から聞いた話だが、選挙の投票日前などはかなりピリピリした緊張状態であったらしい。よそ者が部落内に入ると、部落の住人達に取り囲まれると聞いた事がある。買収を警戒しての事の様です。今は話を聞かないが、昔は買収が横行し実弾（お金）が飛び交っていた。それは能代でも同じ事で、市議選で自分の家にも飛んで来た位だからかなり広い範囲で横行していたのだと思う。そういう話を聞いた事もあり、三種ん人は「きかね」というイメージをず〜と持っていた。

数十年間敬愛している　友川カズキ　さんは三種町出身である。　今年の４月に「ゆめろん」でライブが行われた。友川さんのライブは見た事がなかったので行ってみたい気持ちもあったが、結局は見に行かなかった。友川さんが前に言っていた事　「東京に行った人は、田舎に帰ると威張ってる」　そんな面が見えると嫌だなぁと思った事。　北羽の紙面で言っていた事だが、地元でライブをやると恥ずかしさが出ると言っていた事。そのため、東京で行っている様な本来のライブにはならない様な気がした。でも、いつかはライブを見に行きたい。

前出の三種町の友人は、数十年来の付き合いであった。ハキハキした物の言い方や人当たり良さは、能代衆には無いモノを感じた。現在　消息不明の友人と同姓同名な事に、不思議な縁を感じる。
三種町と自分は一切関係に無いが、この町長・町議選に面白味を感じ、この選挙結果が楽しみである。