コロナワクチン接種について

全世界でコロナワクチン接種が続いている。その中で、イスラエルのワクチン接種が特に進んでいる事がニュース等で報じられている。国民の1/3程が2回目の接種を終え、2月21日からは戒厳状態が解除され、経済活動が再開された事がニュースで流れていた。接種を終えた人にはグリーンパスが発行され、各種施設の利用が制限なく利用出来る様になった様です。

イスラエルでは二ヶ月前から60歳以上の高齢者を中心に接種を始め、現在は16歳以上に対象を拡大している様です。 そして、60歳以上の感染者数が約60%減り、入院した患者は約45%減ったとされている。ワクチンの有効性は93〜94%と推定され、ファイザー社の臨床試験データーとほぼ同じだという。しかし接種者の中には副反応による死者も報告され、痛みや腫れ等の軽い副反応が現れたのは約0.25%だったとされている。これらのデーターは全てファイザー社に送られ、イスラエル全体が臨床試験場になっている様にも感じられる。 イスラエルの人口は約923万人と東京都より少ないため、データー管理がし易かったのかもしれない。色々な条件があったと思うが、ワクチン接種が世界に先駆けて進んだのは政治的判断が大きかったと思う。

日本でも2月17日からワクチン接種が始まり「東京都目黒区・国立病院機構東京医療センター」で最も早く接種が始まった事がニュースで流れていた。これはどこも同じで、イギリスの高齢女性が接種を受けている状況が全世界に流れたと思う。その後 日本各地で接種が始まった訳だが、秋田県では能代市が初めての接種場所になった。

能代市では、2月19日から「ジェイコー秋田病院」で始まった事が新聞に載っていた。

新聞によると、大塚院長ら12人がファイザー社製ワクチンを受けたとある。ジェイコーでは該当者450人のうち395人が接種を受ける予定で、22日以降は平日の午後から一日当り54人づつ進め、一回目は3月3日で終え二回目は3月12〜24日に行う計画になっている。一気に行えば良いのでは?と素人は思うのだが、そこはもし副反応が起きた場合への対処だろう。現在はまだ12人しか接種を受けてないので副反応について報告されてないが、全国では3〜4件の軽い症状が表れている。異物が体の中に入るため、当然な人間の防御本能らしい。

現在は医療従事者の先行接種であるためトラブルもなく進行していると思うが、医療従事者は仕事上慣れているのでシミレーション通りに行く事が当たり前だと思う。今後 高齢者や基礎疾患のある方への接種が始まれば、それなりのトラブルは確実に起きると思う。当然、それに対しての対処法は各自治体で考えているだろう。 能代市のホームページを見るとまだ細かい事は決まってないらしく、決まり次第随時ホームページを更新する様な事が書かれていた。 接種を受ける側にしてみれば、いつも通っている個人病院等で受ける事が一番望ましいだろう。都市部の様に人口密度の高い所ではそれも可能と思うが、能代市の様な地方都市は人口密度が低いので数カ所での集団接種の方が効率が良いかもしれない。

今後のワクチン接種の見通しが難しい様です。2月21日にワクチンの第二便が到着したが、今後の見通しは分からないという。ワクチン需要の多い中で、ワクチン生産国が優先される気配がある。そうなると、日本の計画通りには行かない可能性が高い。また、生産拡大に向けて一時的に供給が少なくなり、4〜5月頃から供給が拡大する見通しになっている様です。その事に加え日本では、医療従事者の接種予定者数が100万人増えたとされている。そうなると、当初計画よりかなり遅れる事になる。 高齢者や基礎疾患のある方への接種は、5月以降になるのだろうか?

現在のコロナ感染者数は、第三波のピーク時よりかなり落ち込んだ。しかしその数は下げ止まり傾向にあり、まだ高水準であるとされている。そんな中で朝のニュースでは、日曜日の陽気な天気につられて多くの観光客の姿が映っていた。現在の減少状況が、緊張感を薄れさせたのだろう。しかし、ワクチンが出回るのはまだ先の話しなので、自意識を強く持たないと上昇傾向に戻る可能性は確実に高いと映像を見て思った。

ワクチン接種について思った事だが、感染者の少ない地域での先行接種は必要だったのかな? と思った。 秋田県では2月5日に一人の感染が報告され、269人目となった。先行接種した能代保健所管内では、1月7日の一人を最後に感染が報告されていない。全国の中でも感染者数の少ない秋田県、秋田県の中でも感染者数の少ない能代市でも先行接種が行われた理由があるのだろうか? 自分が思うに、感染者数の多い都市部から順次行っていった方が良かったのでは? と思った。地方で感染者が出るのは、都市部から漏れ出て感染している様に感じるからです。 今後のワクチンの入荷に不安定要素がある現状、まずは都市部を抑えてから地方に拡大しても良かったのでは? と自分は感じた。

アストラゼネカ社製のワクチンが、日本国内で生産される様です。しかし、出荷されるのは5月頃とされている。今後ファイザー社製の物がどの位入って来るか分からないが、ワクチン不足は2〜3ヶ月続くと思う。仮にファイザー社製の物が順調に入荷しなければ、日本ではアストラゼネカ社製のワクチンが主流になるのだろうか? 何か、アストラゼネカ社製の物はファイザー社製の物より少し劣ると聞く。 ファイザー社製のワクチンを、日本を含め世界の主要国でライセンス生産が出来なかったのだろうか? と自分は思った。それには多額の費用が掛かると思うが、助成金や経済の落ち込みを考えると有益に思った。もっとも、自分が考える程に単純な事ではないのかもしれないが。

日本でもワクチン開発が進んでいるらしい。しかし、そのワクチンが出回るのは来年の事になるかもしれない。それまでには、収束の兆しが見える頃かもしれない。そこには、日本の出遅れ感を感じる。今後コロナウィルスは根絶が出来ないと思うので、インフルエンザワクチンと同様に毎年受ける事になるのだろうか? コロナウィルスも変異して、インフルエンザの様にA型とかB型、ホンコン型とかソ連型とかに分かれるのだろうか?

今季は、インフルエンザの流行がなかった。 毎年 学級閉鎖とか学年閉鎖の事が新聞に載るのだが、今季は一度も載らなかった様に記憶している。インフルエンザも、コロナと同様に過度とも思える位の対策をすると防止する事が出来ると感じた。 というよりも、感染症対策は全て同じなのではと感じた。

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