救急通報の不通

14日の昼頃に、急に空が暗くなり雷が鳴り始めた。
ピカッと閃光が走り、家が震える程の雷鳴が響いた。その時、「あ、近くに落ちたな!」と感じた。翌日の新聞で、消防署に落雷があった事が報じられていた。どうやら、消防署のアンテナ塔に落ちた様でした。

消防署から直線で1km弱程離れた自分の家でも振動する位だから、近くの住民はもっと驚いただろう。 落雷騒ぎがあって少しして、防災無線で何か喋っていた。防災無線での内容は相変わらず聞き取る事が出来ず、今時 熊出没でもないよな? と、思いならがやり過ごした。

翌朝7時頃にまた防災無線が鳴り、その時に始めてただ事ではないと感じた。喋っている内容は聞き取れなかったため市のホームページで調べた所、「落雷により119番が不通」であった事と、それが復旧した事が書かれていた。14日の昼頃からアメダスが使えず、ナゼだろう? と思っていたが、これで納得した。16日付けの北羽新報には、全面復旧まで15時間余り掛かったと書かれていた。その15時間の間に他の分署を通して5件の救急通報があった様だが、特に問題は起こらなかったようです。 たまたま大事に至らなかったが、火災や事故・命に関わる病気等が発生していたら、パニックになっていたかもしれない。

今回の落雷はアンテナ塔の避雷針に落ちた事が、後の検証で新聞記事に載っていた。落雷による衝撃で電話回線保安器から出火し、15回戦ある119番の専用回線・一般加入電話・司令回線が、配線の焼損のため全て使えなくなった様です。 一つの回路が壊れたら、別の回路につながるバックアップは出来ていなかったのだろうか?落雷から2時間後に携帯電話を通じた1回線を確保出来た様だが、常時 緊急用に携帯電話回線を確保出来ないのだろうか? と、感じた。 そもそも避雷針は、雷が建物に被害を及ばぬ様に落雷を消滅させる役割がある。 避雷針に落雷して火災が発生したという事は、何か構造上に問題があったのでは無いだろうか?

救急通報不通の件で後に北羽新報には、「防災無線が聞きづらく内容が分からない」と、いう事が書かれていた。この件は自分も何度か書いているが、それは自分の家の事だけではなく、市内全域がその様な状態だと思う。本来 防災無線は緊急用に使う物だと思うが、熊出没の注意喚起や何か事の案内でも使われている。

今、隣国がきな臭い状況の中で、もし何か起こって緊急放送をしても 「また何か言っている」 と、オオカミ少年状態になってしまう。この様な状況を市職員も把握している様だが、何年も何の対策をしていないのは大きな問題だと思う。

この状況を解決する方法は、一軒一軒に防災無線の端末を配布するのが一番確実と思う。しかし、導入費用が多額になるだろう。そこで、能代市のアプリを作ってスマホにインストールしてもらう方法はどうだろう? 緊急地震速報の様な不気味は音で知らせれば「何事か?」と、スマホを見る人が多いと思う。 中にはスマホを持てない・持たない人もいるだろうが、今の時代その人数は少数だと思う。その様な家に防災無線端末を配布しても、大きな費用にはならないと感じる。スマホを持っていても、一応防災無線端末を設置してもらおうと思う人もいるかもしれない。そのために完全無料ではなく、費用を一部負担にすればそういう人も少なくなると思う。

緊急の場合には、スマホへの配信・防災無線端末への配信・防災無線放送での呼びかけ、そして防災無線放送の内容を市のホームページに明記する。 くどくなる様だが、隙間なく知らせる事が、緊急の場合には必要と感じる。
緊急時には、二重三重のバックアップが重要だと感じた。

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