能代科学技術高校(仮称)

イオンの駐車場で、ふと外を見ると大きなクレーンが近くに見えた。
何の工事だろう? と思いその現場に向かう途中、そうだ新校舎の建設だな! と思った。 能代工業高校と能代西高の統合が決まり、来年の4月に開校する予定になっている。 そしてその新校舎は能代工業高校の場所になり、現在その工事が進められている。

新築ではなく、現在の能代工業の校舎の後ろに増設される様です。(丸印部分)
両校の統合に伴い、新しい学校名は「能代科学技術高校」に決まり、6月には正式に決定する様です。

能代西高は、1947年に能代女子実業学校(商業科・農業科)から分離し能代農業高等学校になった。商業科は、現在の能代松陽高校である。 そして、1994年に能代西高等学校に改称された。元々は農業の後継者を育てる学校だったと思うが、農業人口の減少や普通科を施設する事によって校名を変えたのだろう。それよりも、農業という土臭いイメージを取りたかったのだと思う。
工業高校と農業高校の統合は、秋田県内で初めてらしい。

能代工業は、バスケ部が全国大会で58回優勝の伝統校で、能代を知らなくても能代工業を知っている方は多いかもしれない。 「スラムダンク」という漫画のモデルにもなっているらしい。
毎年5月3日〜5日の三日間、全国からバスケットボールの強豪校を招待し「能代カップ」と称するリーグ戦が行われる。しかし今年は、新型コロナの影響で中止が決まった。
統合により「能工バスケ部」という名称はなくなる。それを惜しむ声も多い様だが、校名が変わるから仕方のない事だろう。近年はその力も弱まり、新しい校名で復活が出来れば良いのだけれど・・・。

「能代科学技術高校」は、先端で何か軽いイメージがある。能工バスケ部だけを考えると、「能代実業」の様な重いイメージが合うと自分は感じる。
能代工業高の隣に、能代市民球場がある。
そこで改装工事が行われていた。

市民球場は自分が子供の頃からある球場で、能代球場が出来るまでは全ての公式戦がここで行われていた。市民球場は、老朽化により取り壊しの話があったかな? 定かではないが、その様な記憶がある。改装後はどの様に活用するのだろうか。

能代球場は、能代市出身の元プロ野球投手山田久志さんにちなみ、2007年に「山田久志・サブマリンスタジアム」の愛称がつけられた。
能工のグランドには、工事用の土砂が山積みされている。能工の運動部は、どこで練習する事になるのだろうか?
市民球場の老朽化し危険になった部分を全て取っ払い、能工のグランドとして活用してもよかったのでは? と感じた。 ただ、市の所有物であるから県立校には使えないのかな?
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能工と隣接して、能代公園がある。

工事現場を見に来た帰りに寄った所、桜のツボミがだいぶ膨らんで来た様に感じた。
来週には開花するかもしれない。

公園で猫を見付けた。
「来い。来い。」と言ったら近寄って来たが、一定の距離より近付かない。
何かお土産を持って来るのだった。
かつて自分の家に居付いていた、野良のオス猫に似ている様に感じた。

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