セイタカアワダチソウ

福島の避難区域が解除になって初めてカメラが入った映像を見た母親が、「セイタカアワダチソウ」がたくさん咲いている! と言った。その映像を見て、セイタカアワダチソウの存在を初めて知った。 道端によく咲いているので見ていたかもしれないが、特に意識する事もなく見過ごしていたと思う。

新しく出来た道路端の空き地に、セイタカアワダチソウの群落を見付けた。自宅近くで咲いている所を見た事がなかったため、近くでも生えている所があるんだ! と初めて知った。ここはたぶん、もと畑か田んぼであった所と思います。人の手の入らない空き地などに多く生えている様で、福島の場合もしばらく人が入らなかったため繁殖し・密集したのだと思う。

セイタカアワダチソウは北アメリカ原産の植物で、観賞用として導入されその後蜂蜜業者によって全国に広まったとされている。その広がりは爆発的であった様だ。 セイタカアワダチソウは地下茎を張り広がって行き、種子によっても繁殖するためとても繁殖力の強い植物の様だ。また根から化学物質を出し、他の植物の成長を阻害しながら繁殖していくためでもあった。 外来植物のため、食害する昆虫がいない事も全国に急速に広まる事が出来た原因の様です。しかし増殖し過ぎると、自分の出した化学物質により枯れてしまうそうです。

セイタカアワダチソウは有害なのか?

・観賞用とされるだけあって、美しい花を持っている。
・地下茎を張る事により、傾斜地等の土砂流失防止になる。
・ハチミツが採れる。
・花粉症の原因とされたが、違う様だ。
などなど、色々良い面が見える。 しかし他の植物の成長を阻害しながら繁殖するので、日本在来種が駆逐される危険性がある。そういう事から、堤防など特定の場所に群落を作る事が出来れば有用な植物と思える。

セイタカアワダチソウには薬効があって、ハーブとして使われる様です。 花からはハチミツが採れるがかなり臭いらしく、それを精製してもそれなりの臭いは残るだろう。しかし、ハチミツの味は良いらしい。ドリアンの様な物だろうか?

ススキとセイタカアワダチソウの攻防が繰り広げられている様だ。
日本ではススキが多く利用されてきました。今は十五夜に月のお供えに使う程度だが、昔は茅葺きの屋根に使われたり、家畜のエサとして利用されていた。ススキは日本中に生えており、日本の植物という印象が強い。
そのススキが、北アメリカで侵略的外来種として猛威をふるっているそうです。
日本は外来種によって、在来種が多く駆逐されて来た。
ススキ(イチロー) がアメリカを駆逐する様は、なんとも小気味良い感じがする。

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