県種苗交換会

31日〜11月6日までの7日間、由利本荘市で 第140回県種苗交換会 が行われる。種苗交換会とは明治11年から続く「農民の祭典」で、県内各地が持ち回りで行われる。 由利本荘市は18年ぶりで能代市では平成24年に行われた。 開催は順繰りではない様で、平成に入ってから能代市では3回行われた。 開催地がどうやって決まるかは不明。

種苗交換会では農作物の品評会が行われ、出来の良い作品は表彰される。 自分の住んでいる地域からも出品されていて、人参がよく表彰されていた記憶がある。しかし、今はそんな話を聞く事がない様な気がする。品評会に出品するには、それなりの手間を掛けた特別な物が出品されると思う。その手間が面倒臭くなったのかもしれない。

種苗交換会は農民の祭典であるから、農業に携わっていない人は興味が薄いと思う。そんな事から自分は一度も行った事がないが、仕事で一度だけ中に入った事がある。 その時に見たのは、屋台でバナナと筋子がすごく売れていた。 どこの団体の客か分からないが、自分の家の近くでも買えるのではないか? と思いながら見ていた。自分の父親は農業に携わっていなかったが、種苗交換会に行くのが好きで苗木をよく購入していた。 家の周りに、植えては枯らす事を何回繰り返していただろうか。 庭木を植えた時にはそれなりに成長したが、我流で剪定をした結果全て枯らしてしまった。

種苗交換会に出品して表彰される事で、その農家にプレミアが付いて高く買い取ってもらえるかは分からない。単に、自己満足か自己顕示欲かもしれない。しかし、真剣に農業に取り組む農家にとっては、品質向上の良い刺激にはなると思う。
種苗交換会は農家にとって年に一度の大イベントで、自分達とは価値観が違うのかもしれない。

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