金足農業高校と能代市

甲子園で、金足農業が日大三高に勝利し決勝戦へ進んだ。 前試合の横浜高に勝利し、その勢いがそのまま日大三高戦への結果につながったと思う。正直、横浜高には勝てると思わなかった。

秋田県では第一回大会で秋田中(現秋田高校)が決勝に進んだ事があるが、それ以来103年ぶりの決勝進出という事になる。第一回大会は代表校が10校と少なく、予選に参加した学校も少なかったと思う。第100回大会の代表校は56校で、予選に参加した学校も当時とは比較にならない程に増えた。その中で決勝に進んだ金足農業の快挙は、昔とは比較する事が出来ないと思う。甲子園で優勝すれば、東北では初めてとなる。また、農業高校が決勝に進んだのは戦後初めてとされている。

農業高校と聞けば、全てにおいてレベルが低いと思われがちだ。しかし、金足農業は県内でも入学競争率の高い学校です。偏差値等は分かりませんが、人気の高い学校である事はまちがいがないと思う。 秋田県立金足農業高等学校は秋田市にある。そのため、秋田市内での熱狂ぶりがテレビで放映されているのを見る。 では、能代市内の反応はどうなのだろう。今朝の北羽新報を見ると、野球に対しての記事は載っていなく、テレビ観戦応援の記事の中で結果だけ少し載っていた。 三種町から金足農業に進学する生徒はいる様だが、能代市では金足農業に進学する生徒はゼロに近い位に少ないと思う。 そのため能代市内の応援は、秋田市と比べてはるかに少ない様に感じる。

金足農業では、今日が始業式の予定だった。しかし、生徒の半分以上が甲子園へ応援に行く事により、始業式があさってに順延された。それに合わせ、他の公立校も歩調を合わせる様です。 たぶん今日の午後2時以降は、秋田市内を歩く人の姿を見る事は出来ないと思う。

金足農業は、全員野球でメンバーのつながりも強いと感じる。しかし、ピッチャー・吉田輝星君の存在が大きいためここまで来れたと思う。予選からずっと一人で投げ続け、決勝戦は連投という事になる。疲れがピークに達している中で、大阪桐蔭の打線を抑える事が出来るかが心配だ。連戦は、控え選手の少ない公立校ではハンディになる。一日空けての決勝戦とはならないものだろうか。

久々に、野球を真剣に見た。今日も、午後2時から見る予定にしている。
金足農業には、ぜひ優勝をしてもらいたい。

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