ギター弦を張る〜チューニング

先日 ペグを修理したギターに弦を張ってみる事にしました。ギターを触らなくなって40年、弦を張る事に一番不安を感じていました。そして、チューニングも。

実は、10年以上前にギターを再開してみようと思った事がありました。その時に、ギター弦・チューナー・カポタスト・ピックを購入しました。しかしペグのガタ付きを直す事には至らず、結局は何も行わず購入した一式を保管したままにしていました。 ペグの交換が終わり、今回はその当時に購入した弦を張る事にします。

K-garageという聞いた事もない様なメーカーで、たぶん当時で一番安かった弦を選んだと思います。改めて調べて見ると「キクタニミュージック」のブランドの一部でした。キクタニミュージック自体を知らなかったのですが、ペグを選ぶ際に何度か目にしていたメーカーでした。 made in chinaである事から、中国のメーカーと提携したブランドであると想像出来る。K-garageのサイトでは弦の他に楽器や付随品なども販売されているが、それらは有名メーカーのコピーモデルで値段もすごく安い。弦の値段は、1セット275円になっていた。 高校生の頃に使っていた弦は、モーリス製かマーチン製のライトゲージを使っていました。と言うよりも、地元の楽器店にはその様なメーカー品しか扱っていませんでした。その当時でも、1セット1000円前後していたと思います。そのため、サビて交換が必要と思われるまでは弦の交換をしていませんでした。いくらメーカー品でも弦の劣化は早いし、劣化すると最初の様な音は出ません。気持ち良く弾くには、安い弦を細目に交換していた方が良いかもしれません。

ギターは自己流で初め、弦の張り方も自己流でありました。当時はそういった事を調べる手段はありませんでしたが、今はYouTube等で多く紹介されています。そこで今回は、YouTobeで色々と調べて見ました。 弦を張るには、ペグの所に2巻〜2巻半が最適をされている様です。そのため、弦を張る前に弦の長さを調節する必要がある事を知った。そのやり方は色々とある様で、一般的にはペグの穴から数cm戻して弦をたわませ、ペグに弦を固定してから巻き上げるというやり方でした。弦の調節の仕方には、マーチン式というのも紹介されていました。もう一つ、別のやり方が紹介されているのを見付けた。

自分にとっては、このやり方が一番やり易い様に感じました。そこで、この動画を見ながら弦を張りました。 最初に弦のエンドをブリッジの穴に通すのですがそれにもやり方がある事を知り、かつて自己流で行った際にチューニングの乱れやブリッジピンが浮いて来るなどの症状があった。それらも新しく知った事でした。

チューニングには、始めて「ギターチューナー・CT-2」を使いました。たぶん評価が良くて安いのを選んだと思いますが、偶然にもギターと同じモーリス製でした。ギターを初めた頃から、チューニングにはピッチパイプを使っていました。当時はピッチパイプか音叉が一般的で、チューナーという物は見た事も無かった。自己流かつ音楽的資質が無かったため、自分の耳で聞き分けるチューニングはかなりいい加減であったと思います。 チューニングをする際には適当な張りまで弦を巻き、それからチューナーを使って音程の調節を行いました。弦を巻き上げて行くと、音程が低いと赤のゲージで表示され高いと緑色のゲージに変わります。その中間が正確な音程という事になります。耳に神経を集中して合わせる必要がなく、目でその音程が分かるというのはすごく便利に感じました。そのため、チューニングは簡単に終わる事が出来た。チューニングが狂ってもすぐに合わせる事が出来て、初心者には必需品であると感じました。必要かどうかは分からないが、チューナーから基本の音が出たらやり易いのでは? と感じた。

  <guitar Tuna>

今は、アプリにもギターチューナーがあります。精度や色々な機能を使うならば有料になりますが、基本的は事は無料で使える様です。チューナーは持っているので必要が無いのですが、どんな物なのかと思いダウンロードしてCT−2と一緒に使ってみました。

このアプリの良い所は、基本となる音が出る事です。その点はCT-2に無い部分ですが、使い方は同じ様に感じました。ギターからの音程が軌道として表れ、その中心線に合えば音程が合った事になります。ただ、そのチューニングがすごくシビアに感じました。ギターからの余韻が中心線を行き来して中々定まらない。そのせいか、ギターの音程が揺れて聞こえて来る様に感じました。弦が悪いのだろうか?自分の錯覚だろうか? 同時に使うと、チューナーの方は合っている事になっている。自分にとってそこまでシビアにチューニングをする必要はないので、チューナーの方が使い易い様に感じました。ただ、無料で使えるのだから、チューナーを購入する必要もないなぁ。

今はこんな事をする人は皆無と思いますが、昔は余った弦をキレイに丸めていた人が多く居たと思います。聞いた話では、弦を切ると音色が悪くなるという話があった。当時は自分もやっていたが、昔も今もキレイに丸める事は出来なかった。昔は弦がもっと長かった様に思います。みっともないので、ニッパーで切る事にします。

弦と同じ頃に購入したカポタスト。カポタストの種類は色々な物が出回っていて、今はクリップ式が主流だと思います。以前に使っていたのはゴムバンド式で、今も販売されているのだろうか? 今回使うカポタストも、たぶん安い物の中から選んだと思います。見た目も安っぽく強度に不安を感じましたが、実際に使ってみると確実に弦を押さえているしコンパクトでとても良い様に感じました。

中学生当時に使っていた楽譜と、ノートに歌詞とギターコードを書き込んでいました。使い込まれて、もうボロボロの状態です。

チューニングも終わり、少し弾いて見る事にしました。40年位ギターに触れていなかったが、果たしてうまく弾けるだろうか・・・? やはりそのブランクは大きく、うまく指が動きません。頭では覚えていても指が言う事を聞かず、簡単なアルペジオも弾けない状況です。左手でコードを押さえるのもぎこちなく、コード進行もうまく出来ない。しかも、指先が痛くて強く弦を押さえ込む事が出来ないせいか、まともに音が出ない。今は初めてギターを弾く方と一緒で、ある程度弾ける様になるにはかなりの練習が必要だと感じました。

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