パソコンを自作

現在・自分の使っているパソコンは、4年前に自作したディスクトップPCです。当時使っていたパソコンが壊れ、出来るだけ安く抑えようとした結果が自作するという事になりました。メモリー交換以外でパソコンの中を開ける事のなかったど素人であったが、4年経った現在もトラブルなく稼働している。 以下の記事は、2017・6・3〜6・5にかけてSSブログに投稿した物です。4年前のパーツなので現在は販売されていない もしくは古い型になるので、これからパソコンを自作しようとしている方には参考にならないと思います。ただ、ど素人の試行錯誤を感じていただけたらと思いインポートしました。SSブログには一回に投稿出来るデーター量が限られていたので3部に分けましたが、今回はそれをまとめました。

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<準備編>

パソコンの自作はマニアの方にしか出来ないものだと思っていて、自分には絶対に出来ないものだと思っていた。
パソコンを作ろうと思ったきっかけは、デスクトップパソコンが壊れたためです。
使用目的は、検索・メール・たまにYouTubeでしか使う用途がないのでさほどスペックを必要としません。ですから、スティックパソコンでもいいのかな? という考えもありました。 要は、出費を抑えたかったからです。
スティックパソコンであれば、10000円程度でも購入が出来ます。そちらの方に随分傾いたのですが、あまりにもスペックが・・・・・・・・・。
次にたどり着いたのが、ベアボーンキット。 こちらは自分で作れるか不安がありました。しかしよく調べたら、CPU・HDD・メモリーを差し込むだけと知り、色々機種選定もしてみました。しかし、全部揃えるとそれなりに高かったんですよね。
自分が使っていたパソコンは


SOTEC DS501B(2008年製) BTOです。
一応メーカー品ですが、中を開けると手作り感丸出しのパソコンの様に見えます。

自分のパソコンのどこが壊れたのだろう? と色々調べていたら、気になるサイトに行き着きました。

PCマスターの道 SOTEC S503シリーズの分解

というサイトです。機種は違いますが、作りがそっくりなんです。読んでいると、使われているパーツや外し方などが書かれており、大変参考になりました。
読みながら色々考えていったら、DS501Bをベアボーンの様に作り変える事が出来るのではないだろうか? と思いました。
メモリー増設の際に一度だけ中を開けたのですが、今回は配線や造りなどもじっくり観察をしました。
自作パソコンは 自分には無理 という考えしか頭になかったのですが、よく見たらコネクターの抜き差しだけなんですよね。(中・上級向けは分かりません)
形はDS501Bで出来上がっているから、あとは部品の交換だけをするだけでいい! と考えたら 自分にも出来る と自信が湧いてきた。
まずは、ダメ元でやってみる事にした。
最初にやった事は、故障の原因。
自分のパソコンの症状と故障の原因を調べていたら、原因はマザーボードにありました。
という訳で、マザーボードを外す事にしました。コネクターがどこに付いていたかをメモに取りながら外しました。

マザーボードで何が一番壊れやすいかというと、コンデンサーだそうです。
そんな訳で、虫メガネでよく見てみました。
ありました!!!!!
コンデンサーが4個ふくらんでいるのが見えます。(赤丸印)
これが交換出来たら元通りになる! と考えたら、さっそくやってみよう。 という気になった。
コンデンサーを調べたら、ふくらんでいるのは全部同じ種類の物でした。
地元では電子部品を購入出来る所がないため、通販で発注する事にした。あと、電子部品用の半田ごてと、半田を吸い取る線も一緒に発注。
全部揃えても、パソコン作りにかかる金額よりもはるかに安い!
明るい未来が見えてきた!

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<準備編2>

半田ごてとコンデンサーが揃いました。
只、一番の問題は自分の技術です。 ハンダ付けはした事があるのですが、部品をはずした事はなく、ハンダ吸い取り線は使ったことがなかったからです。
まずは本番前に練習をする事にしました。
壊れたDVDレコーダーがあるので、それの基板を取り出しました。その基板の中のコンデンサーをはずす練習をしました。
数回の練習で、自分でも驚く位に完璧な出来でした。
一日は練習をする必要があるかな? と思っていたけど、30分の練習で十分でした。 調子が良い内に本番に入ろう。
うん〜。うん〜。うん〜。・・・・・・・うん〜!
何なんだ! このハンダは!  ハンダが溶けない!

何度やってもハンダは溶けないし、ハンダも吸い取らない。
もう自棄になって、W数の高い半田ごてを使用した。 しかし、それでも溶けない。
もう、基板の裏はグダグダ状態。 これでもうマザーボードは お釈迦 だな!
そう思ったら無性に腹が立って、意地でも取ってやる気になった。 最後はペンチを使って強引に引き抜く。
それでも抜けない。 最後は、コンデンサーの足が取れた。

いずれ、このマザーボードは使えない。
明るい未来の灯は消えた
改めて、新しいパソコン作りに入ろうと思う。
DS501Bから流用するパーツは
・PCケース
・電源ユニット
・光学ドライブ
・フロントパネル一式(スイッチ・ランプ・USBポート・カードリーダー)
・PCファン
これらはそのまま使う事が出来ました。パーツを掃除して、電源ユニットも中を掃除した。
出来るだけ低予算で、自分の用途に最適なパーツ。出来るだけ最新のパーツを選んだ。

マザーボードは,microATXの規格だったので、そのサイズから選んだ。
ASUS H110M-A/M.2
正直、何を選んだら良いのか分からないので、他の方々の評価が良く安い物を選んだ。自分が選んだCPUのソケット、LGA1151に合う事も重要。
CPUは、インテルしか考えなかった。
celeron G3900
最初はPentiumを考えていたが、今のceleronは良い! という評価が多かったので、celeronに決めた。値段が全然違うし、Pentiumがオーバースペックかな? って思った事もある。
メモリーは規格が合えば何でも良かった。
crucial CT4G4DFS8213 4GB 2枚
安くて評価の高い物を選んだ。
前のHDDはまだ壊れてなくて使えるのだが、SSDに交換した。HDDと比べ少し高価になるが、それほど容量を必要としないため安いのを買えるかな?と思った。それに、起動が早くなる・省電力・PCが遅くならない等々、メリットが多いので使ってみる事にした。
CFD CSSD-S60240NCG1Q バルク品
その他、小物。
・長尾製作所 2.5インチSSD用一体型変換マウンタ
・アイネックス BZ−01 マザーボード用ブザーユニット
・ファン用2分岐ケーブル
以上が新たに購入したパーツです。  合計22092円
次は、組み立てです。
しかし、何でハンダが溶けなかったのだろう?
失敗したマザーボードは練習用に取って置きます。
その内にまた練習をしてみます。

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<組立編>

組立を始めますが、特に難しい事はなさそうです。
マザーボードのユーザーマニュアルを見れば、各パーツのコネクタに差す場所が分かるので問題がなさそうです。
同じmicroATX規格のマザーボードですが、ASUSの方がネジ2本分小さい。それ以外はネジの場所も合っているので、大きくてケースに入らないよりはいいだろう。そんな訳で、ピッタリとケースに収める事が出来ました。
CPUは、専用のCPUクーラーが付いているので簡単にマザーボードに取り付ける事が出来ました。
ケース内の空間に余裕があるので、配線の取り回しもやりやすい。


(四角の印が小さくなった部分)

HDDの付いていた所に、マウンタでSSDを設置。 これも問題はない。

ビープブザーは必要か迷ったが、安い物だし付けた方が安心かと思い設置。 差し込むだけなので問題はない。

フロントパネルのスイッチ・ランプのケーブルが一カ所、USBポートのケーブルが一カ所差し込むコネクタが
あるので差し込む。ただ、カードリーダーを差し込むコネクタがない。特に使う事もないので、ケーブルは遊ばせておく。

既存の電源ユニット・ケースファン・光学ドライブのケーブルをコネクタに差し込んで終了。
最初は緊張をして慎重に作業をしてましたが、だいぶ余裕が出てきました。ここまでは、30分位で作業が終了しました。
今回のパソコン組立で、一カ所だけオリジナルの部品を追加しました。 DVDレコーダーを解体した時に、小さなファンが付いてました。このファンをケースファンとして利用しようかと思います。
ケースファンのコネクタに容量の余裕があったので、そこに2個のファンをつなぎます。そこで、コネクタからケーブルを分岐させました。
DVDレコーダから外したファンは、ケースの通風口の上にネジ止めしています。

これで組立が完了です。
SSDの上あたりに設置されているので、丁度良かったのではないかと思います。冷やし過ぎて悪い事はないと思いました。

ファンフィルターも自作をしました。少し大きいけれど、ふた式なのでフィルターも簡単に交換が可能です。
フィルターはレンジ用の不織布を使用しました。いずれも100均で調達ができました。
ケースは一応、桐製です。 だから何だって事はないのですが、少し高級かな?

  

少し大き過ぎるかな? でも、条件に合うのが見つからなくて・・・・・・。 人に見せる物でもないしね。
前のパソコンに入っていたOSがwindows Vistaだったので、間もなくサポートが切れる状況でした。 windows10を入れようと思ったのですが、正規品だと20000円位してDSP版でも14000〜15000円位の様でした。 そこで、無料OS ubuntu 16.04をOSとして入れました。
今回パソコンを初めて作りましたが、一から作るのではなく前のパソコンを流用出来たので楽だったと思います。
このパソコンを作って半年ほど経ちますが、何ら問題がなく使う事が出来てます。
前のパソコンは、血圧が上がる位にイライラしてました。
新しいパソコンを使ってみて、とくかくサクサク動いて快適です。そして、とても静かです。

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