年賀状ソフト『筆王』を復活出来るか?

前回 windowsXPのパソコンが起動しなくなった事を書きました。そして色々と検証した結果、マザーボードが壊れているという結論に至りました。つまり、XPのパソコンは壊れてもう使えないという事です。 そろそろ年賀状を書かなければならない時期になったが、プリンターを動かすにはwindowsのパソコンが必要になる。そのため、中古の安いパソコンを探している事までを前回に書きました。正常に作動すればXPでもVISTAでも構わなくて、1000円位で購入出来る物を探していた。その後何度かオークションにトライをし、5〜6品目で落札する事が出来た。

   

Panasonic Let’s note CF-S9 2010年製のノートパソコンで、5860円(税・送料込)で落札した。大幅な予算オーバーだが、安い物はジャンク扱いが多く確実に作動するか不明な物が多い。それを直す知識もないし、年賀状を書く時期も近づいて来たためこれで妥協した。この価格が妥当かは分からないが、表面には使い込まれている感が多少見えるだけで全体的にはキレイなパソコンに見える。  OSは「windows 10 pro」にアップグレードされているが・・・

たぶん、正規に取得したwindowsではないのだろう。これには不安を感じ調べてみると、一部の機能が使えない事とトップ画面の隅に上記のメッセージが薄く表示される事。大きな問題とは感じないが、今後はアップグレードをする事は出来ないかもしれないな。このwindowsパソコンは、プリンターを作動させる事と動画を見る事以外に使う事は少ないため、そうなった時はその時に考えればいい。

以前パソコンを置いていた場所に置いているが、接続されているのは外付けHDDとプリンターだけなので以前と比べずいぶん整理された。 この後は、外付けアンプとスピーカーを付けようと思っているが、ubuntuPCがBluetoothに対応出来なければ、このPCにBluetoothアダプターを付けてスピーカーにつなごうと思っている。

前回 IDE型対応ケーブルを使って壊れたHDDからデーターを引き出す試みに失敗したが、XPパソコンに装着されていたHDDも調べ正常である事を確認した。 そこで今回は、XPのHDDからデーターを引き出す事を試みる。 ほとんどのデーターは外付けHDDに入れているのでこのHDDにはデーターが少ないと思うが、年賀状作りに必要な「筆王」のデーターが入っている。このデーターを引き出せれば、windows10に筆王をインストールしデーターを読み込ませる事が出来るのでは? と考えた。もしそれが出来なければ、住所録を新たに打ち込まなければならない。

250GBのHDDをubuntuPCのディスクユーテリティで開けて見ると、プログラムファイルを見付けた。その中に、Fudeoh70(筆王)のプログラムフォルダがあった。

このフォルダの中に筆王のプログラムが入っているのかな? と思った。だとしたら、これをwindows10にインストール出来れば筆王が使えるのかな? と思った。しかし、このフォルダは空であった。後で思った事だが、FMVにプリインストールされていたソフトなので、仮にプログラムファイルを見付けてもインストール出来ないかもしれない。

もう少し探してみると、「マイドキュメント」というフォルダを見付けた。その中に「筆王データ」というフォルダがあった。そのフォルダを開けてみると、住所録がExcelファイルとしてありそのファイルに住所録がExcelの書式で保管されていた。このファイルを筆王に取り込められれば、たぶん住所録として表示されるはず・・・。 HDDに入っているフォルダを一つずつ開けて探していたので、ここにたどり着くまでずいぶんと時間が掛かった。

マイドキュメントのフォルダの中には写真が入っているフォルダもあったため、これをubuntuPCに取り込んだ。あと、のし袋用のテンプレートとして作ったWordファイル、普段使っている原稿用紙のWordファイルも入っていた。いずれもプリンターに使うファイルなので、windowsPCの方に移しておこう。 これらのファイルはmicrosoft officeで作られているが、このソフトを購入すると高いのでフリーソフトの「Libre office」をwindowsPCにダウンロードした。Libre officeはubuntuPCで現在使っているが、microsoft officeと互換性があるためExcel・Wordで作った文書でも編集や作成・印刷をする事が出来る。

年賀状作成・筆王のソフトを入手する事にした。筆王には「みんなの筆王」という無料ソフトがある。これで年賀状を作る事が出来たら最高で、どんなモノなのか調べてみた。いくつかの記事の中で気になる事があった。特にこだわりが無ければ、普通に年賀状は作れる様です。ただ、それを印刷するには、ネット印刷かコンビニ印刷を利用しなければならない。一応自宅のプリンターでも印刷できる様だが、今年の11月から作成したデザインのダウンロードに250円掛かる様になった。数種類の年賀状を作ると、その数だけ加算されるのだろうか? だとしたら、製品版を購入した方が安いかもしれない。 全てが無料だったら、製品が売れないよなぁ〜。

年賀状ソフトの付いた、500円程の本も売っている。たぶんテンプレートが1シーズンだけと思うが、それも特にこだわりが無ければ本に付いたソフトでも十分かもしれない。実際に、20年前のソフトに外部からテンプレートを取得して年賀状を作成していたから。少し手間は掛かるが作れない事はない。ただ、無料版の印刷の事を知ってからそれ以上を調べようと思わなかった。

筆王の製品版を購入する事にした。

筆王2021 Select版。 フルバージョンより40%程安く購入出来る。 違いは何だろう? たぶん、素材の量とかダウンロード出来るパソコンの台数くらいではないだろうか。一台のパソコンにしかダウンロードしないためSelect版にした。 この製品はダウンロード版であるため、注文してすぐに手元に届いた。そこで、windowsPCにダウンロードした。特に問題はなく、ダウンロードはスムーズに終わった。ソースネクストにも登録したため、仮にパソコンが壊れてソフトが使えなくなっても別のパソコンにダウンロード出来るはず。 一番の問題は、前のHDDから取り込んだ住所録のファイルをこの筆王が認識してくれるか? という事。

   

筆王のメニューの中に「別ファイルから取り込み」という項目がある。それは、筆王のデーターだけでなく、他のソフトのファイルの取り込みも出来る様です。きっと、ファイルの書式は全社共通なのかもしれない。

   

筆王を選んで、古いソフトであったため「筆王 2007〜2000 ファイル」の項目を選んだ。そしてSDカードに取り込んでおいた「筆王データ」を開けた。その中には12コのファイルが入っていたが、それぞれに名前を付けていたので、必要なファイルを読み込ませた。

どうやら、ちゃんと住所録として作成する事が出来た。しかし大きな失敗をしてしまい、1コのファイルに3コに分けてあったファイルを一緒にしてしまった。それぞれの差出人やデザインが違うので、この住所録を3コのファイルに分ける必要がある。分けるのには手間が掛かりそうだが、住所を打ち込まなければならないという手間が減った分、年賀状の作成はスムーズに出来そうです。

さて、壊れて使えなくなったFMVをどうしようか。何か再利用が出来るだろうか。

以前 VISTAのマザーボードが壊れた時、新しいマザーボードに取り替えてパソコンを作り上げた。その時は ONKYO のBTOのパソコンであったため市販のパーツで組む事が出来たが、メーカー品の部品は何か違う感じがする。

   

だからマザーボードも独自の物で、市販のパーツをケースに組み込む事が出来るか分からない。ケースの一部は、ボルト止めでなくアルミのリベットで固定してあった。 マザーボードが故障の原因と断定したが、よく見てもどこが壊れたのか分からない。

   

今後 使うか分からないが、電源ユニット・スイッチ類・ケースは一応保管して置く事にした。

モニターは何かに使えると思うが、このFMVのコネクターは富士通独自のモノで汎用が利かない。かつて、この30ピン専用コネクターをDVIに変換するアダプターが販売されていたが、今は扱われていない。仮にオークションにあったとしても高額だと思う。この程度のモニターだったら、新品のモニターを購入した方が安いかもしれない。

富士通 30 ピン ディスプレイ コネクタ —>> DVI-D。 – o6asan's soliloquy-part2

上記のURLのサイトには、30ピンディスプレイコネクターをDVI-Dのコネクターに付け替える方法が書かれている。しかし、コードを切断し配線を1ピン1ピンつなげる作業になる様で、電気の知識に乏しい自分にはとても難しい作業に思える。不可能な事ではないと思うが、本当に必要とならない限りはやってみようと思わないだろう。 とりあえず、このモニターも一時保管。

そろそろ年賀状を作ろうかと思っているが、全ての環境が揃ったとはいえ億劫な事だ。宛名とデザインだけを印刷する無味で感情のこもらない年賀状であるが、親類とかには付き合い上で出さないわけにはいかないだろう。 無意味と思える作業をしなければならないというのは、かなり辛いモノがある。

 

 

 

 

 

 

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