八竜産 摘果メロンを活用

一ヶ月程前、産直でマクワウリの苗が売られていた。 自分が行っている風除室菜園にも少し慣れ、前よりは野菜を育てられる様になりました。そこで何か新しい品種にチャレンジしようと思う中で、メロン栽培に少し興味を持った。しかし栽培の仕方を調べて見ると、何か面倒くさく難しい様な感じを受けた。その中で一番難しそうに思った事は、芽欠きをしなければならない事。

メロンは多くの子孫を残すため、多くの芽を伸ばし多くの実を付けなければならない。しかし栽培する側としては、丈夫な芽だけを育てそこへ集中して栄養を送るために邪魔な物は切り捨てる事になる。そこにメロンの思惑と人間の思惑の大きな違いがあるが、その芽欠きを見極める事が出来るか? という不安があった。うまく行うには、ある程度の経験が必要なのでは? と思った。そのため、今の段階では100%育てる事は出来ないと感じ、栽培する事はやめた。 以前、八竜メロンが危機的状況にある事を読んだ。その原因は、生産者の高齢化により作付けする農家が減った事にあるという。メロン作りは手間が掛かるため、若い人達があまり手掛けようとしないための様です。プロの農家が敬遠する様な事を、自分が行ってもうまく行くはずがないだろう。やはり、メロン栽培をやめた事は正解だったかもしれない。仮に実が成ったとしても、それが美味しいメロンであるとは限らない。少し高くても、販売されているメロンを購入した方が得かもしれない。

少し前のニュースで、八竜地区の露地メロンの摘果の様子が流れていた。 摘果とは、良質のメロンを収穫するために発育の遅れている物や出来の悪い物を幼少の内に取り除き、出来の良い物に集中して栄養を与える様にするための様です。そうする事によって、粒の大きい物や甘いメロンを作る事が出来る。ニュースを見た時、かなり多くの摘果が行われている様子が見えた。ホイド体質の自分がメロン栽培をした場合、果たして摘果が行えるだろうか? と感じた。せっかく出来た実が、もったいないと思い全てを育てそうな気がする。

八竜の「産直 ドラゴン」に行くと、大量の摘果メロンが販売されていました。これから露地物のメロンの最盛期を向かえる前の今が、摘果メロンの最盛期かもしれない。 昔から摘果メロンは販売されていましたが、これほど大量に販売されていたっけ? と思った。 摘果メロンの一番の活用法は、漬物にする事が多いと思う。産直では、摘果メロンの辛子漬けが昔から販売されていた。メロンの漬物? という感覚が強く、食わず嫌いで受け付ける事はなかった。しかし数年前、ハヤトウリの辛子漬けを頂き食した所、これがすごく美味しくメロンの漬物もありでは? と思い、初めて購入した。その美味しさがクセになり、自分でも漬ける様になった。

八竜メロンの漬物を作る
三種町八竜は、メロンの産地として知られている。美味しいメロンを作るには間引きをする必要があり、その摘果されたメロンが直売所で安く購入できる。産直ドラゴンからそのメロンを購入し、漬物を作った。

今年も摘果メロンを購入しました。

摘果メロンの相場は、キロ200円である様な事をテレビのニュースで言っていた。産直ドラゴンに行ってみると値段の付け方は様々で、その日はキロ130円の物も販売されていた。 安い! と思い、4袋購入しました。

摘果メロンには二種類あって、プリンスメロンの様に皮のツルツルした物とマスクメロンの様な模様も物があります。プリンスメロン系のメロンはサッパリとした味なので、摘果したメロンでもマスクメロン系の方がうまみが有るのでは? と思い、マスクメロン系の方を購入しました。ただ、摘果したメロンにその違いがあるかは分かりません。単に自分の思い込みだけかもしれない。 摘果メロンには粒の大きい物と小さい物がある。大き目の方が少し高い感じがするが、大き目の方が甘みが有るのでは? と思い、大き目の物を選んで購入した。それも自分の思い込みで、本当かどうかは分からない。

今年も摘果メロンの辛子漬けを作りました。以前に漬けた時の自分の記事を見ると、ずいぶんと手の込んだ漬け方をしていたんだ! と思った。

今回は「きゅうりの辛子漬の素」のみで漬け込みました。そして、皮はまばらに剥く事にしました。販売されている物は、100%この状態で作られている。何か理由があるのだろうか? 今回は皮付きで作ってみましたが、やはり皮が少し口に残る感じがする。全部の皮を剥いても同じ出来になるので、今後は全ての皮を剥いて作る事にします。それと、辛子漬の素だけで十分でした。

摘果メロンの事がテレビで放送されていた時、漬物以外の活用法も紹介されていた。その中では、炒め物に利用していました。摘果メロンは果物としてのメロンとは別物なのですが、やはりメロンの炒め物には抵抗がある。そこで、ダメ元で摘果メロンの活用を考えてみた。

摘果メロンは、全て皮を剥いて使う事にしました。火を通すなどの加工をしても、皮の食感は残ると思ったからです。二つに割ると、中の種はまだ成熟しておらず柔らかくて白い状態です。そして果肉はかなり固い。

たぶん、ウリ科の野菜の代用は出来ると考えた。そこで、キュウリの代用としてポテトサラダに入れようと思った。しかし摘果メロンの実はかなり固いので、スライサーで薄くスライスして塩揉みをしました。少ししてから水で洗い流し、適度のしょっぱさに調整しました。塩揉みした摘果メロンは十分に柔らかくなったが、キュウリとは違った食感がある。

事前に作ったポテトサラダと和えました。キュウリより歯応えはあるが、違和感はない。それと、噛んでいる内に甘みを感じる。ポテトサラダとして、キュウリを使うより美味しいかもしれない。代用品である以上、元の食材より同等以上でなければ代用の意味がない。そういう意味では、ポテトサラダに使うのは十分にありだと思います。今回のポテトサラダには、摘果メロンを二個使いました。しかしこの量ではポテトサラダより多くなってしまい、噛み応えのあるポテトサラダになってしまった。物事には適量というものがある。

同じウリ科の、冬瓜の代用を考えてみました。 何という料理名か分からないが、冬瓜を甘じょっぱく醤油煮にし、片栗粉でトロみを付けた物です。自分が子供の頃、母親がジャガイモで作ってくれていた。これが好物で、食材を冬瓜に変えても美味しかった。

煮込む事になるので、摘果メロンは大き目にカットしました。母親は挽肉を使わなかったが、自分は使った方が美味しくなると思い使う様になった。ただ肉の臭みが出るので、生姜は必要です。本当は鶏挽肉の方が良いかもしれない。

作り方はすごく簡単で、炒めた挽肉とカットした摘果メロンを十分な水で煮込むだけ。味付けは醤油と砂糖のみで、かなり甘くしているためおかずというよりおやつ感覚です。柔らかくなったら、水溶き片栗粉でトロみを付けて出来上がり。摘果メロンは中々柔らかくならず、10分以上は煮込んだ様に思う。ただこの加減が難しく、自分としては少し芯を残して作りたかったが、完全に柔らかくなってしまった。

ウリ科ではないが、マーボー茄子の様にしても良いのでは? と考えた。

茄子より固いため、事前にボイルする事にしました。柔らかくなるのに時間が掛かったため、前より小さくカットしました。ただ、これも柔らかくしすぎてしまった。煮溶けないまでも、食感のない状態になってしまった。原因は、柔らかくなるまでと思いお湯の中に放置していたため。当たり前の事ですが、頃合いを見てお湯から取り出す必要がある。

あとは挽肉と椎茸を加え、マーボー茄子の素を入れて炒めました。摘果メロンはクセがないので十分に美味しいのですが、やはり食感が・・・・

摘果メロンは安いので、食材の代用に出来ればかなりお得に作る事が出来る。摘果メロンにクセはないので、他にも色々とアレンジが出来るだろう。 今の時期にしか出回らない摘果メロン、使い方を考えればお得な利用法がある。

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