火曜日は、天気が良くなり気温も上がった。しかし放射冷却により寒い朝になった。
行く途中、県境の矢立峠に寄った。早朝に降ったものだろうか、木の枝に「雪の花」の様に積もっている。日はだいぶ高く登ってきたが、気温は−2℃だった。
青森県相馬村の「林檎の森」へ毎年来る。一番の魅力はリンゴの種類が多い事で、食べた事のないリンゴを見る事がよくある。しかし試験的に栽培されているのか量が少なく、時期に当たらなければ見る事が出来ない。 今回は少し来るのが遅れた。案の定、アップルロード沿いのリンゴ畑にはリンゴが見えず、収穫期はとっくに終わった様だった。今の時期に定番になっているのが「ふじ」「王林」「シナノゴールド」です。
一画に「こうとく」という品種を見付けた。去年は見る事がなかったので、今年から収穫が出来た品種と思われます。
右側のふじと比較すると小さく、直径が6〜7cm位のリンゴです。商品説明から思った事は、「こみつ」に似ていると感じた。こみつは数年前に話題になり取り寄せた事があって、すごく美味しかった。その時に「こみつの説明書」に書かれていた、こみつと同じ食べ方でカットして見ました。
香りが良く、蜜がびっしりと詰まっている。食べてみると、甘酸っぱく味が濃い。パイナップルの風味に似ている。
産直でリンゴを買うメリットとして、収穫期には取れたてを購入出来る。また、キズ物であればかなり安く購入出来る。そして、市場に出回らない物も多く見る事が出来る。「こうとく」というリンゴもそう思うのだが、蜜が多いという事は腐りやすい。そのため、小売店では販売が出来ないのでは? 「秋田ゴールド」だったかな? すごく美味しいリンゴなんだけど、芯の中にカビが生えやすいため店で販売する事が難しい。元々芯は食べないので取り除けばいいのだが、気持ちの良いものではない。よく説明をしないと、苦情の恐れがある。
ル・レクチェを見付けた。
ル・レクチェは新潟県が有名で、一度贈答用をもらった事がある。すごく美味しかったが値段もすごく高い様でした。相馬村のル・レクチェはすごく安い! 味はどうなんだろう? もう少し熟してから食べようと思っている。
林檎の森から見た岩木山。すでに真っ白になっている。 すごく天気の良かった空も、段々雲が出始めてきた。予報では、下り坂の天気だった。五所川原で昼ごはんを食べて、温泉に寄って101号線で帰る事にした。
空は雲で覆われ、波は穏やかであるが海は鉛色に見える。 日本海では多くの北朝鮮船籍の漂流船が発見され、救助された方もいるが遺体も多く発見された。これらの船以外にも、まだ漂流中や沈没した船もあるかもしれない。日本海の荒波に出るには、あまりにも貧弱な船の様に見えた。急場しのぎで、行くしか選択肢の無い漁だったのだろうか? 色々と憶測を聞く事もあるが、現状は分からない。 ミサイル一発で、りっぱな船が何艘買えるだろうか? 現状を知っているのだろうか? それとも国を守る為の犠牲と考えているのだろうか?
鉛色の海に雪が降り始め、その海に降る雪は花吹雪の様にも見える。しかしそれは美しい物には見えず、悲しみを感じる。
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