セキト上町本店営業終了

能代には「セキト」という古くからの和洋菓子店があります。たぶん、全国的にも有名?なお店ではないかと思っています。

『セキト』と、働き方改革関連法
2018年に「働き方改革関連法」と呼ばれる、一連の労働法改正が成立した。2020年4月1日からは中小企業でも対応をせまられる。市内に、セキトという和洋菓子店があり、経営の安定している企業と思うが、上町本店の一時休業の記事が載った。法律遵守のためには・・
『セキトの志んこ』〜全国発送可能に
能代の和洋菓子店・セキトを有名にしたのが「志んこ」という餅菓子です。志んこは、作りたての風味を活かすため賞味期限は一日しかない。そのため、土産や発送する事が出来なかった。それが「CAS」とう技術により全国発送出来る様になった。今 セキトよりも桔梗屋が有名に・・

「セキト上町本店営業終了」のお知らせが、3月25日付北羽新報上の広告に載っていました。

そして、2日後には北羽新報上に記事として載った。

「上町本店」は4月10日の営業を最後に閉店し、74年の歴史に幕を閉じる事になります。しかし、セキトがなくなる訳ではなく、バイパス店は従来通りの営業を続けて行く事になります。

上町本店は、人手不足などの影響から2019年6月から11月まで一時休業していました。夏期間は、菓子類の売上が減少する事も一因にあったのかもしれません。そして12月頃から営業再開をしましたが、営業時間を4時間短縮して営業をしていました。 それに先立つ2017年、上町本店にあった本社と製造工場をバイパス店隣接地に移転しました。その頃から、上町本店を閉める考えはあったと思います。 一時的に閉店した時は、周辺の人達から再開の声は大きかったと思います。

「74年の歴史に幕」と新聞に書かれていましたが、セキトが無くなる訳ではなくバイパス店は従来通りの営業を続け、旧市内への配達も従来通り続けられる。そのため、旧市内に住んで店まで行ける足を持たない人でも従来通りの購入が可能になる。 セキトのホームページを見ると、発送に対しては電話とFAXで受け付けている様です。利便性から考えて、今後はネットでの受付・クレジット・電子マネーでの支払いを進めて行く必要があると思います。

セキト上町本店の閉店は人手不足が原因と書かれていますが、たぶん販売不振も大きな原因ではないかと自分は思っている。 上町は、シャッター通りと呼ばれる畠町商店街の延長線上にあり、上町本店はその通りに面しています。

   (赤丸印がセキト上町本店)

ほとんど客の歩かない畠町通りで、セキトは比較的に客の入っていた店の様に思います。営業時間を短縮する事によって、ケーキ類は取扱をやめました。ケーキ類はロスが発生するため、取扱をやめたのだと思います。そういった事から、以前よりは売上が大きく減ったと思われます。 どうなんだろう? 和洋菓子類の消費も減って来ているのだろうか?

能代の老舗菓子店「たきや」が、今年の1月で閉店しました。創業から70年位経ったお店でしたが、後継者がいないという事で廃業を決めた様です。たきやには入った事がありませんが「大福もなか」は何度か貰って食べた事があります。

三種類のもなかがあって、白い皮は胡麻あん・茶色はこしあん・ピンクは粒あんでした。このあんこの中に、求肥の様な餅が入っていました。たぶん、たきやの看板商品だったと思います。チーズブッセも何度か頂きましたが、どちらもとても美味しかったです。特に大福もなかの様な商品は、他で販売されていなかった様に思います。

閉店までの数日間は、売り切れで早く店を閉めている日が続きました。一日に作れる量には限界があったのでしょう。ただ、「店を閉めます」という事が新聞の記事に載るまでは、それ程に客が入っている様には見えませんでした。昔から親しまれている商品で、今後は食べられなくなるという思いから客が殺到したのだと思います。

たきやは中和通りにありました。(赤丸印がたきや・その下の囲いがアイケー跡地)

この通りには、1977年に能代で最初の本格的ショッピングセンター「アイケー」が出来ました。「ニチイ」の資本が入っていたためその後は色々と名称を変えながら営業を続けていましたが、2001年にマイカル(旧ニチイ)が破綻した事によって能代サティ(旧アイケー)は閉店する事になりました。

イオンの出店計画
イオン新能代ショッピングセンターの概要が判明した。しかし、「誘致ありき」の予測になっている様で甘く感じる。この予測は誰が立てたのだろう?まさか、イオンに聞いたのではないだろうか?イオンはどこの店も同じなので出店に魅力を感じない。秋田・青森・岩手に無い店・・

アイケーが出来た当時は、能代で一番人通りの多い通りでした。サティが撤退後は人通りが少なくなり、閉める店も多くなりました。そして、また一つ閉店した。

能代の市街地空洞化 いわゆるドーナッツ化現象ですが、この状況になって数十年が経っています。この状況を認識しつつも、郊外への出店を推進し続けている市政がある。

イオンタウン能代が、オープン間近・・
10年以上前から進出が予定されていたイオン新能代ショッピングセンター(仮称)が、正式にイオンタウン能代として11月27日にオープンする。出店する詐欺の様にずいぶん先延ばしされて来たが、ついに現実のものになった。この出店は、能代市に変化をもたらすのか・・・

ドーナッツ化現象を止めるには郊外への出店規制をかけるのが重要と思うのですが、目先の利益を追っているのが現在の状況だと思います。市街地に出店する場合には補助金制度があり、それを利用して市街地活性化を目指している方もいます。しかし、それによって外部から人を呼び込めている様には見えません。結局は、仲間内による自己満足にしか感じられません。小さな店が一つ二つ出来た所で、効果は非常に薄いのでは? と自分は思います。

斜陽 能代ですが、少し良い話も。 2022年12月から、洋上風力発電の商業稼働が始まった。今後は風車の基数も増えて、燃料電池用の水素を生産する予定になっています。それらに伴い、風力発電に関連した企業が多く参入して来るだろう。もう一つの大型プロジェクトは、大手木材会社「中国木材」が能代工業団地に建設中です。数年の内に本格稼働に入る事になるだろう。それらが順調に進めば労働人口の流出は減り、人口の流入が増えてくるかもしれない。そうなれば社宅やアパートが必要になってきますが、やはり生活に便利な郊外へ建設されると思います。

中国木材を、昔の材木町辺りの市街地に誘致出来なかっただろうか? 工場に関して諸々の事が全然分からないので無責任な言い方かもしれませんが、もし市街地に工場が建てばかなりの人数の人口が増えるのでは? それに伴い様々な業種が増える。人口が増えて、市街地の活性化が進む・・・ すると、廃校になった渟城第二小学校が復活する・・・・・ あくまでも、妄想ですが。

現実的には、長期的に考えられなかった市政に原因があって、今からではもうどうしようもない状況になっているのでは? と自分は思っている。 今後 自分が年をとって体を自由に動かせなくなった時、果たして今の場所に住み続ける事が出来るだろうか? という不安があります。

セキトは、能代の中では優良企業なのでは? と自分は思っている。長年営業して来た店を閉める事に名残惜しい気持ちもあったと思いますが、経営をより健全にするためには必要な措置であったかもしれない。 閉店理由は人手不足でありますが、自分はそう思っている。

 

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