2000ピースのジグソーパズルを母親用に・・

ジグソーパズルを購入しました。でも、自分が楽しむためではなく母親用に購入しました。 今年の3月までは行かなければならない所があったため通っていましたが、4月からはその必要がなくなったため家にず〜と居る様になった。以前は編み物などをやっていたが、今はそうする事もなく本を読んで過ごしている。毎日がそれだけでは退屈かと思い、ジグソーパズルを購入する事に至った。昔からジグソーパズルが好きだったし、ボケ防止にもなるかな? という思いもあった。 脳の活性化のためには少々難しい方が良いかと思いピース数の多い物を通販サイトで調べてみると、それらは随分と高い物である事が分かった。ジグソーパズルは購入した事がなかったため、それは意外な事であった。エポック社のスモールサイズや、世界最小スーパースモールサイズのピースの物であればそれほど高くはないと思ったが、母親は目があまり良くないため、それらの物では楽しむより過酷になる様に思えた。レギュラーサイズで出来るだけ安く済ませようと思い、中古品を探してみる事にしました。

自分は「ヤフオク!」を利用しているのでそのサイトで調べてみる、かなりの出品量があることが分かった。しかし自分の希望に合う物は中々見付からず、結構高い値段の付いている物が多かった。そういう物だったら、送料を含めると新品と変わらない様な気がした。「安い!!」と思いよく見るとスモールサイズの物であったりで、探すのにずいぶんと時間が掛かった。やはり安く済ませるにはスモールサイズしかないのかなぁ・・・、と思い始めた頃に自分の希望に合った物を見付ける事が出来た。 値段は700円位であったが、送料が1400円位掛かる。オークションは個人売買が多いので、送料が高いと思える物が多い。それでも、新品の半額以下で購入出来るのでこれに決めた。幸い入札者は他にいなく、表示額で落札する事が出来た。

「コナミ クリスチャン・ラッセン ジグソーパズル2000ピース」。コナミはテレビゲームなどで有名な会社だと思うが、現在もジグソーパズルを販売しているのだろうか? 完成時の大きさは、730mmx1020mm。購入時にはその大きさをあまり理解していなかったが、実際に計ってみるとかなり大きい事が分かった。パズルの台にする物が中々見付からず、家にある一番大きい折りたたみテーブルがジャストサイズであった。 箱を見た状態から、かなり古い物である様に感じた。

中に入っていたハガキを見ると、投函には41円切手を貼る事になっている。ハガキ代が41円の時代は、消費税が導入された1989年〜1994年の間でした。その事からこのパズルは、およそ30年位前の物という事になるだろう。でも、未開封・未使用の物であったので、中身は全然問題がなくとても程度の良い物であった。

土台にする台も決まり、母親はさっそく製作に取り掛かった。 しかし・・・

この大量のピースから、必要なピースを探し出すのに難渋している様に思えた。この中から、外枠の部分を探し出すだけでも半日を要した感じです。

自分が初めてジグソーパズルをやったのは40年以上前の事になるだろう。妹が買ってきた物を一番最初にやった記憶がある。ジグソーパズルを組み立てる場合、外枠の部分から組み立てるのが常識と思うが、当時はそんな事も知らず下から順に組み上げていった。たぶん300ピースの物だったと思いますが、それでさえも全然先に進まず停滞し、おまけに熱まで上げてギブアップした。集中しすぎた事によって、自分の脳がオーバーヒートを起こしてしまったのだろう。それ以降、ジグソーパズルをやった事がなかった。

外枠を組み立てるだけでも母親は難渋している様で、自分も手伝う事になった。白い部分は何の手掛かりもなく、一つ一つ当てはまりそうなピースを当てていった。その部分は母親には無理と感じ全て自分が行い、写真の部分まで組み立てるのに二日間を要した。2000ピースのジグソーパズルは、母親にとって難易度が高すぎたかもしれない。

ちょくちょくパズルをやっている姿が見られた。しかし、その作業は一向に進まない。大量のピースの中から当てはまりそうなピースを探し出すのは、ほぼ不可能に近い。そこで、似た様なピースに分ける細分化に取組んだ。しかし似た様なピースが多い中で、それがどの部分であるのかを探し出すのも大変な作業であった。細分化された物も、果たしてそれが正確であるのか不安な部分もあった。今までの作業から母親には絶対に無理と感じ、それからは自分も本格的に手伝う様になった。

どこに何を置くかまるっきり見付からず、停滞する事も多かった。そんな時は一旦やめて、気分を切り替える事が有効であると感じた。翌日同じ場所に取組んだ時、スンナリと見付ける事が出来た事も多かった。それからは、不思議と順調に進む。停滞と進行を繰り返しながら二十日あまり・・・・

ようやく完成の目処が立ってきた。ここからは母親一人でも大丈夫だろう。

それから二日後に、ようやく完成させた。たぶん、母親はこれを二度とやろうとは思わないだろう。それ位、苦しい戦いであった。しかし、それではこのジグソーパズルを購入した意味がない。そこで、もっと楽しみながら一人でも完成させる事が出来る方法は無いものだろうか? と考えた。

このジグソーパズルの設計図を作った。完成したジグソーパズルを写真に撮り、それをA4に印刷した。このパズルを区分けし、31に分類した。外枠は比較的簡単なので、それを一つの区分にした。下の白い部分はピースが少ないが、手掛かりが少ないのでその部分を二つに区分した。あと、絵柄の部分は28等分した。 この印刷した設計図に沿いながら、完成したジグソーパズルを崩して小さな袋に詰めて分類した。

次にやる時は、設計図を見ながら番号の袋を組み立てていけば良い事になる。一袋には60ピース位入っているので、前程は苦しまなくても出来るのでは? と思っている。この作業を見ていた母親は「これだったら1〜2日で出来る!」と言っていたが、それ程甘くは無い様な気がする。それでも、また次に一人でやってくれる様であればうれしい。

オークションで、また別の物も落札した。

2000ピースのパズルが難しすぎたので、今度は300ピースの物を探した。たぶん、昔やっていたのはこのサイズだろう。このサイズだったら、2000ピースより気軽に出来そうに思えた。 今回落札したのは中古品で、ずいぶんと使い込まれている感じがする。そのせいか、ピースの端々にハガレが見られる。入札する際にその様な事が書かれ写真も載っていたのですが、それが想像以上に程度が悪くほぼ全てのピースにその状態がみられる物もあった。そのハガレによって使えないという事は無いのですが、やはり使い辛い。そこで、ハガレたピースを一つ一つ接着剤で修繕する事にした。

メガネ型拡大鏡で見ながら、爪楊枝を使っての細かい作業になった。接着剤がはみ出て固まると、そこのピースがうまくはまらなくなると思ったからです。難しい作業ではなかったけれど、結構神経を使う作業になった。それと、長く使っていると目がクラクラする。一万円以上する「ハズキルーペ」であればその様にはならなかったかもしれないが、この拡大鏡は300円程で処分販売されていた物です。コツコツと、一週間程掛かり修繕を終えた。

このサイズ専用の台を作った。100均で売られているパネルを使って、ジャストサイズに枠を付けた。最初は大き目のお盆を使っていたのですが、はめても動いてハズレたりしてすごくやり辛い様だった。この専用台を作った事によって、かなりやり易い様に感じた。しかし、300ピースでも簡単そうには思えず、ずいぶんと苦戦している様に見えた。修繕したピースが心配であったが、少しきつい位で問題はない様に感じました。

数十年ぶりにジグソーパズルをやってみたが、かなり没頭して行う事になった。時間を忘れ「飯を作る時間だ!」と、あわてる事もよくあった。 ジグソーパズルの魅力は、数多くのピースの中からそれと思える物を見付け、それが合った時には抵抗がなく重力だけでス〜っとはまる所。その時の快感が、何とも心地良い。しかしピースを見付けれない時は、何度も同じ事を繰り返しかなりのストレスになる。そんな時はすぐにやめて、気分転換する事が大事。その後に行うと、同じ所がすぐに解決する事も多かった。あと、安いと思って購入したメガネ型拡大鏡が今回初めて役にたった。細かい一致点は、肉眼で探し出すのは難しかった。拡大鏡を使ってその一致点を見付けた時も、やはり快感を覚える。

今回 色々とジグソーパズルを探してみて、アマゾンではとても安い物が出回っている事を知った。外国製の物で、たぶん中国製を思われる。レビューを読むと、良し悪しが分かれる。中に不良品が混ざっているのは、やはり中国品質だからだろうか? それでも1000ピース800円位(税込・2000円以上送料込)で購入出来るのは魅力的。良い物に当たる様に願って購入した。

実際にやってみると、特に問題はなく日本製と遜色がない。あえて言うとすれば、出来上がりサイズが表示されているより5mm程小さい。それ様に枠を作ったが、少し修正する必要があった。箱を見ると、プラス・マイナス5mmの誤差が出る様な事が書かれている。ジャストサイズに作る事が出来ないのだろうか? 少しいい加減なメーカーの様に思えたが、ピース自体は精巧に作られておりス〜っと問題なくはまる。安いために色々と心配もしたが、やってみるとストレスは感じなかった。

ピースの裏にはアルファベットが書かれている。このアルファベットごとに区画割されている。つまり、行き詰まったらアルファベットごとに組み立てれば、比較的簡単に出来る事になる。自分が2000ピースのジグソーパズルで作った設計図と同じ様な物です。自分にとって画期的アイデアと思ったが、実用化されている物もある事を知った。 日本製の物より特徴のあるピースが多いため探すのが簡単かと思えたが、母親はかなり苦戦をしている。これも、出来上がったら設計図を作るつもり。

 

 

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