反射式ストーブの修理


NEC反射式ストーブ(DP−181HA)

30年近く前に購入した物だったがしばらく使っていなく、数年前から使用していた。しかし最近になって、タンクに灯油が半分以上入っているのに火が消える様になった。寿命かと思いつつも、再生が出来るかもしれないと思い中を開けてみた。
かなり汚れがこびり付いており、清掃をしながらの分解となった。

NEC製であるが、マイコンなど入っておらずメカニカルな構造になっている。
芯の取り外し方が分からなく、とりあえず外せる物は全部外して行った。

試行錯誤の末、無事に芯を取り外す事が出来た。よく見ると、芯の下の部分が破れている。そのため芯を動かす筒の様な部分に密着せず、芯の下の部分がずり上がってしまう。それで芯がタンクの底まで届かず、灯油を吸い上げる事が出来なくなった事が原因の様だ。

少し考えた結果、ホッチキスで止める事にした。しかし、強度に問題がある様な気がする。もしかしたら、またすぐに外れるかもしれない。そうなった時は、また別の方法を考える事にしよう。 芯を取り替える事が一番良い方法なのだが、30年前の部品が今もあるだろうか? 年式が古いし、新しい物を購入した方がいい様な気もする。
分解した通りに組立て、着火してみた。

ほとんどゼロに近い位しか灯油を入れなかったのだが、正常に燃焼しています。芯がタンクの底まで届いている様です。この後は予備用として保管しておくので、この次に使う時には大丈夫だろう。
先の東日本大震災で能代市は大きな被害を受けなかったと記憶しているが、2〜3日間の停電が続いた。その際にこの反射式ストーブが大活躍をした。
災害の際には、電気がなくても使える物が必要だと実感した。

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