白神ねぎの是非

秋田には白神と付くものが数多くあり、能代関連だけを書き出してみた。

・旅荘 しらかみ館 (旅館)
・JAあきた白神 (農協)
・白神屋 (県産品の販売)
・白神フォレストコーポレーション (白神屋の親会社・木材製品の販売)※
・白神アスコン共同企業体 (アスファルト合材製造・販売)※
※は、中田建設関連企業
・NPO白神ねっと (インターネットブロバイダー)
・白神小僧 (白神ねっとのキャラクター)
・白神森林組合
・やま久 白神店 (能代工業団地内交流会館の食堂)
・秋田しらかみ看護学院 (看護学校)
・白神ひまわり基金法律事務所 (弁護士事務所)
・白神代行 (車の代行運転)
・ショートスティしらかみ (グループホーム)
・あきた白神大豆 (能代産中粒大豆・桧山納豆で使用)
・白神ねぎ (能代産白ネギ)        等々

この他にももっとあると思うが、目に付いたものだけを書き出してみた。 商品名に白神の名の付く物は、もっとたくさんある。 能代市にとって白神とは

能代市街地から撮った白神岳です。 遠くに白神岳の頂が見える。
世界遺産に登録されるまでは出羽山地の一部として見て、誰も気に止める人はいなかったと思います。 しかし登録後は、その恩恵に与ろうとこぞって名前を使い始めた。
白神奥地開発の青秋林道建設には、能代山本の多くが関わったと思う。 そういう意味からも、白神という言葉を使える立場ではないし、使ってはいけないと自分は思っている。

先日ねぎサミットが能代市で行われ、能代市からは「白神ねぎ」として出品されていた。年々規模は拡大し、10億円を販売目標にかかげている様です。そのねぎサミットで、主催者側の挨拶として白神ねぎの事が言われていた。
白神ねぎは、白神山地のミネラルを多く含んだ水によって栽培された美味しいねぎとされている。 しかしこの説明は、白神ねぎと名前を付けてから無理に理由を付けた様にしか感じられない。

能代市は米代川によって南北に分断されているため、南側は太平山系の水が流れていると思うし、北側は白神山地系の天文学的に薄められたミネラルと思っている。本来使ってはいけない言葉を使って全国に販路を広げている様に自分は感じるため、どうしても反抗的に思えてしまう。

藤里町は、青秋林道建設の際に反対運動を起こし白神山地を守ってきた。その結果、世界遺産の4分の1が含まれる事になった。 その後、平成の大合併でどことも合併をしなく独自の道を進んで来た。「白神ブランド」を使えるのは、藤里のみと自分は思っている。

先日森吉山で、藤里町の86歳の男性が事故で亡くなった。地元では「善さん」の愛称で慕われ、長年にわたり白神山地の自然保護活動に尽力し、地元ガイドとして白神の素晴らしさを広げて来たとされる。 昭和48年に「秋田自然を守る友の会」を設立し、青秋林道建設の際には営林署職員であったが建設反対の立場で活動を続け白神を守った人でした。
人生のほとんどを、白神と過ごした事になる。 白神山地周辺に暮らす人々は、赤石マタギをはじめ多くがそこを生業にしてきた方が多いと思う。

遠縁の親戚が、有名人にたかる姿に能代市を感じる。
本当に めぐしぇまね だと思う。

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