物の値段

市内にあるレストランの広告です。ここは完全予約制で、一日に一組しか客を取らないお店です。こういうお店のイメージは、山の中にある一軒家の洋館で、殺人事件でも起きそうなそんなイメージがある。 風車は街の中にあり、住所で調べたストリートビューで見れば普通の民家の様です。しかも看板が見えない。 できた当時は「一人一万円の店に行く人がいるのか?」と思っていたが、42年続いている事はそれなりの需用があるのだろう。しかし今では、ゆっくり贅沢が出来て一人一万円は高いとは感じなくなった。何より驚く事は、42年間値段が変わっていない事です。

物には色々値段が付けられているが、一番不透明な物が飲食物だと思う。原材料に色々な事が加味されて、販売主が自由に設定出来る。東京の一等地にある有名店は特に高いのではないだろうか? 激安ランチという物がテレビで紹介されていて、その中に一流店が出ている事がある。安さの理由は、見習いが修行のために作っている物だという。職人からみれば客に出す様な物ではないが、普通の消費者にしてみれば十分だと思う。 同じ材料で同じ物を作れ! と言われても、絶対に出来るはずがない。そういう意味では、技術料といってもいいと思う。
自分にとって、数年前よりお気に入りの物がある。

黒石市 「御幸」 海鮮鍋焼うどん 1080円。 わざわざ食べに行きたい程美味しいと思っている。 何度か再現をしようと試みましたが、絶対に同じ味を出す事が出来ない。材料を全て同じ物にしても何かが違う。それがプロの味なんだろうなぁ。

家電等には、オープン価格というものがある。量販店の値引き競争によって、公正取引委員会が設けた二重価格の基準に対処するためにメーカーが決めた事です。 消費者は安く買える一方、基準が分からないため不当に高く買わされる事もある。

テレビCMで炊飯器が販売されていた。CMの内容から判断すると、高級IH炊飯ジャーが一万円で買える。その他にもおまけが付いてとてもお買い得に感じるが、調べて見るとマイコン炊飯ジャーの様だ。そうなると、単に抱き合わせの販売になる。しかも全て込みでも一万円は高い。 最近見ないと思っていたら、サイクロン掃除機の販売をしていた。サイクロン掃除機に布団掃除機が付いて一万円というものだが、いかにも安っぽいホームセンターで売っている様な物だ。2台合わせても一万円にはならないだろう。

サプリメントにも疑問がある。初回限定で安く販売している所があるが、二回目以降はどうなんだろう? もし会員価格で同じ値段だったら、その価格が通常価格かもしれない。
スーパー等でも見られる。休日前の処分価格が一番危ない。通常価格に値引き分を上乗せして、値段を設定される恐れがある。いずれも、物の価値を十分に認識しないと高く買わされる恐れがある。

高級レストランには行った事がない。値段が高い事もあるが、ナイフとフォークの使い方も知らないし、雰囲気に緊張して味が分からない様な気がする。その辺のファミレスの様な所でも、皿にライスがのってナイフとフォークが出てくる。何で茶碗と箸で出さないのかと思う。もしくは、オプションで選ばせる自由が欲しい。 今もあるか分からないが、県南の方に箸で食べる事の出来るフレンチレストランがあった。食事は自由に食べれる事が、一番美味しく感じれると思う。

風車では、食事後におみやげがある様だ。
「何をくれるんだろう?いくら位の物だろう?」 という思いが自分には強い。
何とも、貧乏性な話だ。

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