2月13日の地震

2月15日から低気圧が発達しながら北上し、16日には中心気圧が948hpaと台風並みに発達し北海道に到達した。根室市では、観測史上最も低い948.6hpaの気圧を観測した。この爆弾低気圧により秋田県には暴風雪警報が発令されているが、能代で雪はほとんど降っていないが風は強い。

風は、16日未明頃から強くなったと思う。夜中の4時頃に尿意をもよおし目が覚めたら、風でガタガタと音が鳴り二階の部屋がグラグラと揺れている感じがする。1月7日に襲った最大瞬間風速35.3mの時と同じ感覚があった。その時は建物崩壊や能代山本で14000戸余りの停電があったが、今現在ではその様なニュースは聞こえて来ない。 能代市の隣になる八峰町で、午前4時51分に最大瞬間風速28.1mを記録したとテレビのテロップで流れていた。自分が目を覚ました時間帯が、一番風の強い時だったのかもしれない。

風の強い日は二階の方が強く揺れるが、地震の時も同様である。 2月13日午後11時8分頃、福島県沖でマグニチュード7.3・最大震度6強の地震が発生し、その影響は能代にもあった。 丁度 床に入る時で、嫁さんが「電気のヒモが揺れている!」と言う。起きて行くと、確かに揺れている感じがする。と、間もなくユラユラと大きな揺れに変わった。これは大きな地震だ! と感じテレビのスイッチを入れると、福島県沖の事が報じられていた。能代は震度3と出ていたが大きな揺れは震度4と感じられる位で、立っていると目眩すら感じる揺れでした。

震源が福島県沖と見た直後、やはり津波を心配した。震度6強であったから、それなりの大きな津波が来ると予測した。たぶん地元の方は、その思いがもっと強かったと思う。しかし、間もなく津波の心配が無い事が分かった。地元の人達にとっては、一安心であった事だろう。東日本大震災で多くの命を奪ったのは津波だったから。 津波の起こらなかった原因は、震源の深さが55kmと深かった事と、地震のメカニズムが東日本大震災とは違う様だった。先の大震災から10年が経つが、この地震はその地震の余震だと言う。

余震とは大きな地震の前後に起きると認識しているが、10年経っても続くという事は、東日本大震災がそれだけ大きな地震であったと想像出来る。しかし、少しづつ減って行くにしてもまだ10年は続くだろうと言われている。 10年とは人生において長い時間だと思う。地球は常に活動していて、少しづつ動いている。その規模は地球の大きさから比べると極わずかであるため、人類はその変化に気付かず不動の大地と感じている。

地球が誕生して46億年位だといわれている。地球の人生において、10年はほんの一瞬だと思う。計算した所、10年=0.1秒以下(計算したが、まちがっていると思うので細かい数字は書かない)であると出た。つまり、10年とは人間の時間でまばたき程なのだ。少しづつ動いている地殻変動によって、たまたま表面に出たのが地震だと思う。

地殻変動はゆっくりとした動きだが、その発作は瞬間でやって来ると思う。東日本大震災の後に、熊本などで大きな地震がいくつかあった。関係は無いと言われているが、少なからずそれぞれのプレートに干渉はあったと思う。日本列島は4つのプレートの境界線上にある。「日本沈没」という小説があるが、それは確実に起こると自分は思っている。現在 確実に近い将来起きると言われている南海トラフでの地震だが、それを起因として起きるかもしれないし、遠い未来の人類が生存していない頃かもしれない。また、地球温暖化による海面上昇が沈没を早めるかもしれない。あくまで空想であるが、それは誰も分からないと思う。

今回の地震によって、建物の損壊や東北・関東で153人の方が怪我をされた。しかし、死者や重篤者が出なかったのは幸いだと思う。 この10年とは、被災者にとってどんな時間だったのだろう? けして長い時間ではなかったと思うし、時間が止まっている人もいるかもしれない。能代では東日本大震災で大きな被害は出なかったと記憶しているが、当時の事は鮮明に思い出される。 今回の地震はその恐怖を思い出させるものだったし、今後もその恐怖と向かい合わなければならないだろう。

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