5月8日に枝豆の種を蒔きました。
少し大き目の鉢が3ヶと、小さ目の鉢が4ヶです。
蒔いた種は、二年前に初めて枝豆を植えた時に残った種です。その時の枝豆の栽培は、失敗の結果に終わりました。
モヤシの様にヒョロヒョロと苗が育ち、結実も悪く全然美味しくない枝豆が出来ました。栽培の仕方をよく調べず、過保護に育てたすぎた結果だと思っています。 今回はその失敗を踏まえ、枝豆の栽培にリベンジしようと思いました。
前回のラディッシュ栽培のリベンジの時もそうでしたが、二年前の種である事から発芽率に問題がある様に感じました。そのためラディッシュの時には種をたくさん蒔いて、発芽した苗を育てれば丁度良いと思っていた。しかし、蒔いた種のほとんどが発芽して多くを間引く結果になりました。二年前の種であっても、発芽率が急に悪くなるものではないという事が分かった。そのため、二年前の枝豆の種でも問題はない! という前提で種を植えました。
枝豆の栽培の仕方を調べてみると、間隔を開けて一つの穴に2〜3粒の種を蒔く事になっている。発芽した中から丈夫な苗を育て、それ以外は間引く事になっている。 今回自分の取ったやり方は、適当な間隔を開けて一つの穴に1粒づつ種を蒔く事にしました。
ラディッシュを間引いた時に、苗に大きな違いはないと感じたからです。そのため、弱い苗であれば自然に淘汰されるだろうと感じたからです。種と種の間隔を8〜10cmくらいにしたのは、そういう思いがあったからです。
枝豆の発芽適温は、20〜30℃と書かれている。風除室に鉢を置いたのですが、温度はギリギリ20℃を保っている。 二年前の過保護栽培の経験から、今年は「なげわらし」状態で育てようと思いましたが、発芽するまで風除室で育てる事にしました。温度が低いと発芽しないらしく、そのまま土の中で種が腐る様な事が書かれていた。 今年の能代市の5月の気温は20℃を超える日が数日しかなく、平均は15℃前後で推移していた。種を蒔く時期が早かったかな? という思いもあった。でも、風除室であれば外気より少しは温度が高いので、こまめに日に当てるなどして過保護に育てる事にしました。
種を蒔いて10日後に、大体の発芽が出揃った。数ヶ所の部分で発芽していない所もあるが、そこは死んでいるのかもしれない。 大きい鉢の方は良い感じに成長を感じるが、小さい鉢の方は出遅れている感じに見える。土が足りない分、栄養が足りないのだろうか?
中には双葉が腐った状態で発芽した物もあるが、健気にも本葉の芽を出そうとしている。抜くのはいつでも出来るから、成長の様子を見る事にしました。
15日目、大きい鉢の方は良い感じに成長している様に見える。二年前の過保護の失敗から、芽が出てからは鉢を外に置く様にしていました。しかし、風除室の温度でも16℃しかないため、日中は日に当てて夜は風除室に入れる事にした。何か、ヒョロヒョロに育っている様に思えるが、これが正常なのだろうか? でも、二年前のヒョロヒョロ感より安定している様に見える。
本葉が出揃ったら、苗を安定させるために土寄せをする必要があるそうです。そのため、双葉の下まで土を盛りました。(二年前にはこれをやらなかった。) そして、液体肥料を与える事にしました。
本来の枝豆は、根に根粒菌を作り自分で栄養分を作り出す能力があるため、肥料を与えなくても育つとされている。しかし、自分の育て方では土が浅いため十分に根を張る事が出来ず、少々過密気味である事から栄養が足りないのでは? と思った。これも、過保護だろうか?
5月31日 本葉が良い感じに育った頃、葉に虫食いの痕跡が見えた。どの虫だろう? と思い探してみたら、葉の裏に黒い虫の幼虫? が止まっていた。こいつが犯人? と思い、即座に抹殺した。 翌日に鉢を見ると、また葉が食われている。
まだ虫が残っていたのか? と思い探してみたが見付からなかった。外に出した時に虫が付いたのか? と思いながら鉢をマジマジと見ると・・
粘液? が固まったと思われる跡が見える。ナメクジかカタツムリの通った跡だろうか? しかしその姿は見えない。何処かに隠れているのだろうと思い探したが、その姿を見付ける事は出来なかった。鉢は日が落ちる頃に風除室に入れ、食害は夜間に起きている。そのため、そこから消える事は不可能だ! 正に、密室の事件が発生しているのです。 正体がハッキリしないまま、とりあえず駆除する必要があると感じた。そこで、殺虫剤を購入する事にしました。
色々と調べた所「スミチオン乳剤」の評価が高かったので、ホームセンターに行って購入した。コメリで 598円(税込) であった。この農薬は1000倍くらいに薄める必要があるので、肥料液作りに使う小さな注射器で分量を計った。
100均で購入したスプレーボトルを使いました。容器は100mlなので、1000倍に薄めるとスミチオンは0.1ml必要になります。あのオモチャみたいな注射器では正確な量が計れず、かなりアバウトな配合になりました。水にスミチオンを混ぜると白く濁り、かなり薄めても農薬と分かる様なニオイがした。
農薬を全ての鉢に散布し、効果があってくれ! と願う。 翌日 鉢の縁にナメクジが付いていた。農薬の効果で弱り、明るくなっても逃げる事が出来なかったのだろうか。 即・抹殺。 これでまた、平穏な社会に戻る事が出来た。 だとすると、あの黒い虫の幼虫? は、ただそこに居たという事になるのだろうか?
それから一週間後、鉢にまたナメクジの痕跡があった。
たぶん、外に置いている時に侵入したのだろう。そして、夜に活動したと思われる。その痕跡が、鉢と地面に残っていた。(白く固まった部分)
地面には、あっちこっちにナメクジの痕跡が見える。農薬の効果だろうか? 安全な地を求めて迷走している様にも見える。しかし、葉っぱには食害の痕跡は見えなかった。やはり、農薬の効果が有る様に思える。 ただ、地面に残った痕跡は途中で消え、鉢の裏にもどこにもナメクジを見付ける事は出来なかった。またもや密室事件の発生だ! それでも食害が発生しなかった事で、これ以上の捜査はしない事にした。
本葉がだいぶ伸びてきたので、双葉が隠れるくらいまで土寄せをしました。これにより安定度が増す事になる。そして双葉の間からは脇芽が出てきている。これが重要らしく、脇芽が多く出る事によって実が多く成るようです。 二年前に栽培した時には、脇芽が一切出る事がなく、上へ上へとヒョロヒョロと伸びていった。今年は二年前より期待が持てる様に感じました。 この後 もう少し本葉が増えたら、摘心をして上に伸びる成長を止める。そうする事によって脇芽に栄養が回り、多く収穫が出来る様です。 ただ、ここで問題が発生して来る様に感じる。成長してくるにつれ苗と苗の間が狭く感じ、はたして脇芽がうまく成長出来るか不安になってきた。 結果はどうあれ、次回に向けての経験にはなります。
その後もナメクジの痕跡はあるが、食害にあっている様には見えない。そして、いまだにナメクジの姿を見付ける事が出来ないでいる。
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