サバを読む

サバは鮮度が落ちるのが早いため急いで数える必要が有り、その数字は大雑把であったりした。その事から、いい加減な数字を言う事がサバを読むの語源の様です。 大抵は、自分の都合の良い数字にする様ですね。

先日、詐欺師・山辺節子の事がテレビで放送されていた。山辺節子がタイで逮捕されてから一年以上になる。当時は62歳の彼女だったが、38歳で通していたという事でその特異さから大々的に報道されていた。若作りしているので遠目にはそれらしく見えるが、近くで見るとそれなりの年齢だ。 タイでは詐欺で集めた金で良い暮らしをし、年下の男性にかなり貢いでいた様だ。この男性に良く見せたいために若作りしていたのだろうか? 24歳もサバを読んでいては誰でも気づくと思うのだが、タイの人達にとっては上得意様だったから黙認していたのだろう。

先日行われたチャレンジディの記録も自己申告であるため虚偽の報告が出来るし、自治体も大会側へサバを読んで報告が出来る。 もっとも「スポーツマンシップにもとる」行為であるため誰も行っていないと思うし もじょ なって勝ちにこだわる自治体もないだろう。

消費物を扱っている会社には、どこもハカリや計量の検査があると思う。現在はパック詰めで販売されている物が多いため、その正味量の正確さが検査される。 トレー詰めの場合はラップの上に値付けされるが、その際トレーの重量・ラップの重量・バランやワサビ等の添付品の重量を差し引いて値付けをしなければならない。それら資材分の重量を、風袋と呼ぶ。風袋量を引かなければその重量が商品に反映され、不当に高い料金を頂く事になる。 その事を防ぐ検査が抜き打ちで行われる。

大方の店では問題がないと思うが、自分の居た店でその検査に引っかかった事があった。商品によってその風袋量が違う。そのため忙しい時には設定を変えるのが面倒くさく、一律で設定していた事が原因です。そのため正味量の正確さにバラツキが生じ、それを指摘された。 その件に関し、一週間程の自主検査による報告が義務付けられた。その後、もっともらしい報告書を作り提出したが、この数字のごまかしはサバ読みではなく文書偽造だな。それに関して役所からなんの指摘もなかった。帳尻が合えば良いんだろうね。

脱線ついでに。
商品を良く見せようと、包装等にずいぶん立派な物がある。 刺身の盛り合わせにしても、盆・正月等には良いトレーに入っていたりする。しかし、それら資材の経費は全て商品に転嫁されている。
それはサバ読みではなく、しっかり計算されて価格に反映されている。

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