パソコンが起動しない苦悩

家には現在、自作したubuntuのパソコンと富士通windowsXPのパソコンがある。 XPはmicrosoft社のサポートが終わったためインターネットに接続していないが、そのパソコンでDVDを見たり印刷用に利用するというのが主な役目です。現在使っているプリンターにはubuntuのドライバーが無いため、XPという古いOSであるがこのパソコンが無いと印刷する事が出来ない。 そのXPのパソコンが起動しなくなった。

FMV CE50E7 2003年製で、17年も前のパソコンであるため壊れても不思議な事ではない。 FMVはXPのサポートが終わった時に使うのをやめた。その後は、別の用途で使っていたVISTAのパソコンに乗り換えた。その時点でXPのパソコンは用済みで使う宛ては無かったが、このFMVは嫁さんが買ってくれたパソコンであったため捨てられずに一時保管していた。その後VISTAのパソコンが壊れ、それを基にした自作のパソコンを作った。その頃はVISTAのサポートが切れる時期であったため、自作のパソコンにはubuntuのOSを入れた。しかし、ubuntuのパソコンではプリンターが作動しない事が分かり、XPのパソコンをプリンターにつなぐ事を思い付いた。 これが現在までのFMVの経歴です。

XPのパソコンが、数週間前から起動後にフリーズする様になった。 何でだろう? と思いながらも、強制終了して再び電源を入れると何事もなかったかの様に作動していた。その状態がしばらく続き、先日パソコンの電源を入れてみるとついに起動しなくなった。

   

電源を入れるとBIOSは正常に作動する。その後OSの読み取りが始まるわけだが、windowsXPの文字が表れてすぐにまたBIOSの表示が始まる。全てのモードで試して見たが結果は同じで、放おって置くとその作業が永遠のループ状態になる。 ネットで色々と調べてみたが、これだと分かる様な回答を得る事は出来なかった。原因として考えられるのは、CMOSの電池の消耗・HDDの故障・マザーボードの故障の可能性があった。

XPのパソコンは通常コンセントから抜かれた状態になっているので、電池が消耗してもおかしくない様に思った。仮にCMOS用の電池の消耗が原因であれば、一番安い費用で済む。そのため、すぐに100均でそのボタン電池を購入しに行った。

この電池は何年前に交換したんだっけ? と思いながら付け替えた。外した電池をバッテリーチェッカーで計ってみると、かなり減っている事が分かった。これが原因だったら良いなぁ〜 と思いながら再びパソコンを起動してみた。 しかし〜 状況は変わらなかった。電池が消耗するとBIOSの時計が狂うらしいが、このパソコンの時計に大きな狂いはなかった。原因は、CMOS用電池の消耗では無いという事になる。

後は、HDDの故障かマザーボートの故障という事になるのだろうか? ただ、どうしても最悪の事態は招きたく無かった。そのため外部機器のケーブルをはめ直しをし、HDDの接続線やメモリーもはめ直してみた。 そして電源を入れてみるとやはり状況に改善はなく、最悪の事態を避ける事は出来ない様に感じた。

マザーボードに異常があるのであれば、このパソコンはオシャカという事になる。HDDに異常があるのであれば、新しい物を購入しXPのリカバリーディスクで使う事が出来る。ただ、IDE型のHDDは今は販売されていない。

というか、HDD自体が昔よりすごく値段が高い様に感じた。今はSSDが主流なのだろうか?

何の目的で購入したか忘れたが、SATA-IDE変換アダプターが家にあった。だからSATA型のSSDでも装着出来るのだが、このパソコンには出来るだけお金を掛けたくない! というのが心情です。

そんな中で何か打開策はないだろうか? という思いから、パソコンをリカバリーしたら元に戻るのでは? と思い始めた。もちろんHDDが壊れていたらそれをする事はできないが、どうしても最悪の事態には進みたくないため何かファイルが壊れて起動しなくなったのでは? と思い始めた。何とも往生際が悪いのだ。 さっそくリカバリーディスクを装着し実行してみた。 結果・・・やはり無限ループを繰り返すのみであった。 この事から、HDDが壊れている可能性が高い様に感じた。

家にはIDE型のHDDがもう一台ある。このHDDはDVDレコーダーに装着されていた物で、DVDレコーダーが壊れて廃棄する際にHDDは何かに使えるのでは? と思い外して保管していた。DVD用のHDDもパソコン用も構造は同じだが、記録する何かが違う様でそのままではパソコンに使う事が出来ない。そのため、パソコンでフォーマットすればパソコンでも使える様になる! と何かで以前に見た記憶がある。一応ダメ元と思い、まだフォーマットしていないHDDにXPのOSを入れる事が出来ないかリカバリーディスクで試してみた。 結果は・・ 何やら英語のメッセージが出て、パソコンでは受付けない様だった。ただ、壊れたと思われるHDDでは何の反応も示さなかったが、DVD用のHDDでは何らかの反応が見えた。このHDDをフォーマットする事が出来たら、もしかしたら使えるかもしれないと感じた。

DVDレコーダー用のHDDをフォーマットして、パソコン用のHDDとして使える様にしよう。

   

自分が思い付く事は、IDE対応の読み込みケーブルを使う事と、外付けHDDケースにSATA-IDE変換アダプターを取り付けてパソコンにつなぐ事。パソコンにうまく接続する事が出来たら、ubuntuのディスクユーティリティでフォーマットする事が出来るはず。SATA-IDE変換アダプターはamazonで600〜700円程で購入する事が出来るが、中国からの発送のため2週間程時間が掛かる様だった。しかし、2週間も待つ猶予が無い事と口コミの評価があまり良くなかったため、IDE読み込みケーブルの方を使う事にした。こちらはamazonで1500円程と倍以上の値段になるが、口コミの評価が比較的に良かったためこちらに決めた。一番確実と思えるのは、新しいSSD(HDDよりSSDの方が安い)を購入し手持ちの変換アダプターでパソコンに装着する事と思うが、マザーボードが壊れている可能性もある。そこで、パソコンに装着されていたHDDを調べれば、HDDの故障かマザーボードの故障かを判断出来ると思った。 それと・・

2003年の購入時に装着されていて、2007年に壊れたHDDからデーターを抜き取る事が出来るかもしれないと思ったからです。このHDDには当時の写真が保存されているが、急に壊れてパソコンが作動しなくなったためデーターがそのまま残っている。

初めにDVDレコーダーのHDDに、IDE型読み込みケーブルを使いパソコンにつないでみた。

   

パソコンでこのHDDを認識する事が出来たため、これを初期化した。すると250GBの空き領域が出来、真っ新な状態になった事が分かる。

   

そして、このHDDをwindowsで使える様に設定した。この状態でwindowsでは自動的に使える様になるはず。 あと、パーティションを125GBづつに分けた。分ける必要か分ける意味は分からないが、ほとんどのパソコンで「C」とか「D」とかに分かれているので自分もそうした。

これでこのHDDもXPのパソコンに使えるはずと思い、パソコンに装着した。そして、リカバリーディスクからこのHDDに書き込んだ。 しかし・・・

英語のメッセージが出て、これ以上先に進む事が出来ない。リカバリーは以前やった事があるので、やり方に間違いはないはず。やはりマザーボードに異常があるのだろうか?それとも、ubuntuでのフォーマットに問題がなるのだろうか? 一応、XPに装着されていたHDDをIDE型ケーブルで読み込んだ所、ちゃんと読み込む事が出来た。という事は、XPのHDDは正常という事になるのではないだろうか。そういえば、BIOSの途中でも何度かフリーズした事がある。そんな事から、XPのパソコンが起動しない原因はマザーボードの故障という事で決着した。購入から17年経っているので壊れても不思議ではないが、自分にとって最悪の結果になった様に思う。

事のついでに、2007年11月25日に壊れたHDDからデーターを読み取る事が出来るか試してみた。

   

カチッカチッと変な音が鳴りながらも、120GBのHDDと認識したので読み込む事が出来たのかな?ただ、内容が未知となっているので不安な部分もある。よく分からない状態であるが、データーを引き出してみる事にした。 しかし、何と! 読み込みに6日と14時間掛かるというメッセージが出ている。しかも、データーの多くは読み込めないというメッセージも出ている。それでも数値は少しずつ動いているので、しばらく様子を見る事にした。30〜40分程経過した頃だろうか、カチッカチッが消えて静かになった。そして、残り4日と5時間の時点で数値の動きが止まった。少し待ったが、これ以上動く気配が見えない。やはりこのHDDは完全に壊れており、素人の自分ではデーターを引き出す事が不可能だった。

今後プリンターを動かすには、windowsのパソコンを購入する必要がある。プリンターの作動と外付けHDDの接続だけに使うパソコンなので、そのスペックに良い物を望まない。出来れば1000円位の物はないかとオークションを探すが、中々程度の良い物は見付からない。初めからパソコンを購入するつもりでいたら色々と苦悩する必要もなかったのだが、このパソコンは嫁さんが買ってくれた物だったから愛着もあり何とか生き延ばせたかった。

そろそろ年賀状を書く時期になってきた。急いで探さないと年賀状に間に合わない。そうなると自分の悪筆を世間に晒さなければならなくなり、それだけは何としても阻止しなければならない。

 

 

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