Amazfit Bip s Lite  精度の検証

数年前 帯状疱疹で病院に行った際に「血圧がたかいねぇ〜 痩せねばあだる」と言われた。その時の体重は100kgを超えていたと思うが、身長が170cmくらいだから完全肥満体であった。たしか上が150位であったと記憶しているが、特に不調は感じられず聞き流していた。それから数年経った2018年9月、いつもと何か違う様に感じ病院へ行った所、血圧は異常な値を示していた。

血圧
どうやら、血圧が高く高血圧症の様です。数年前に病院へ行った時に血圧の事が指摘され、医者からは「痩せねば、あだる」と言われていた。それ以上は言われなかったので、何も対策をせず今日に至った。調子が悪くなって、改めて病院へ行った。それから、高血圧対策を・・

高血圧治療と副作用
9月に入ってから体の調子が悪く、病院へ行ったら高血圧症と診断された。処方された薬を飲み続けていると、血圧は正常値に近い状態まで下がる様になった。しかし、その直後から腰痛に悩まされる様になった。高血圧に慣れた体に表れた変調だろうか?その他にも・・

すぐに降圧剤が投与され、高かった血圧も下がり正常値になるまでになった。正常値にはなったがそれは薬によるもので、投薬をやめればまた高くなる。このまま一生薬を飲み続けるのは嫌だなぁ〜と思い、痩せるための一大決心をした。そのため、運動を日常に取り入れる事にしました。

スピンバイク〜只今、健康オタク中〜
高血圧対策で意識的に運動をする様になったが、最近使っていた足踏み健康器が壊れた。そこで、新たな器具としてスピンバイクを導入する事に決めた。これには嫁さんも食い付いたため、ふたりでやろうか! という事になった。サイクルメーターが付いていたが、自分仕様に変更・・
心拍計〜只今、健康オタク中〜
スピンバイクを購入し、最初は楽と感じていましたが続けていると結構キツい。その効果があってか、数値には前向きな数字が出る様になった。年も年だしあまりキツ過ぎるのもどうかと考える様になり、心拍計を導入する事にした。スマートウォッチでも計れるが、値段が高くて・・・

家にあった体組成計で毎日その動向をチェックし、アプリで毎日の数値を記録した。

運動を始めた頃は消費する物が多かったせいか、凄まじい勢いで下降線をたどった。しかし、ある一定の所で停滞期に入った。それでも諦めずに続けた結果、20kg近く落とす事が出来た。しかし、アドセンス申請のためこのブログ制作に集中した結果、その数値は上昇傾向になった。運動をやめれば、またすぐ元に戻る体質の様です。 これではイカン!と思い、去年の9月頃から気合を入れて運動を続ける様になりました。 去年の12月(上図赤丸印)から急激に数値が下がって来たのは、除雪のため体を動かした結果です。

運動を始めた当初、その運動量を知りたいと思い、活動量計を取り入れる事にしました。

Xiaomi Mi Band 2 です。これを購入した時はBand 3が出回っていたため、2000円くらいで購入する事が出来ました。必要な機能はMi Band 3 と大きな違いはなかったため、Mi band 2 に決めました。 Mi Band にはシリコーンバンドが付いていたのですが、手首に湿疹が出る様になったため合皮製のバンドに付け替えた。 以降ず〜とMi band 2 を使っていたのですが、数値に信頼性を持てなくなってきた。特に歩数のカウントはいい加減の様に感じ、睡眠の記録も信頼出来ない様に感じた。バッテリーも直近は10日ほどでバッテリー切れになり、たぶんバッテリーの劣化によるものだろう。 そんな事から、活動量計を買い換える事にしました。

何が良いだろう? と調べた時、アップルウォッチが一番信頼性が高い様に感じた。しかし、値段が高い。そうなれば、中国メーカーの物に限られてくる。 アマゾンのサイトを見ると、1000円台から様々なスマートウォッチが並んでいる。今のスマートウォッチは、血中酸素濃度や体温を計れるモノも多く出回っている。コロナがまだ蔓延している影響だろう。 中国製のどこのメーカーとも分からない物は、値段がすごく安く様々機能が入っている。しかも、レビューを見ると良い事ばかり書かれている。何か、アマゾンのレビューにはサクラが多いと聞く事もある。やはり、名の知れたメーカーの物を選ぶ方が間違いが無い様に思えた。そう考えれば、Xiaomi・Huawei・Oppoという事になってしまう。

Xiaomiは、現在のMi Band シリーズではBand 6 が最新の様です。値段は6000円程でした。 HuaweiもBand 6 が最新で、7500円位でした。Huaweiの廉価版ブランド Honorからも似ている様な物が出ているが、2000円位安い。 Oppo Bandstyle は、4000円くらいで販売されていた。いずれの機種も、ブレスレット型のスマートウォッチです。上位機種では、血中酸素濃度も計れる様になっている。今の御時世、血中酸素濃度の機能は必須かな? とも思えるが、精度などうなんだろう? 仮にコロナに感染して血中酸素濃度計が必要になった時、命に関わるだけに精度の高い物が求められる。そう考えれば、血中酸素濃度計付きは不要とも思える。

色々と考えた結果「Amazfit」に決めました。Amazfitは「ZEPP Health(旧Huami)」という会社のブランドで、Xiaomiの関連企業の様です。Huamiという会社名からして、Xiaomiの子会社である様に感じる。

Amazfit Band 5 とMi band 5 の仕様ですが、それらはほぼ同じでほとんど同じ商品であると言っても良いと感じる。機能にいくつかの違いがあるので、Mi Band 5pro の様にも思える。 Amazfit はXiaomi の上位機種であると思い込んでいたが、別会社の製品であると今回始めて知った。他のMi Band も、Huami で製造をしてXiaomi ブランドとして販売していると聞いた事がある様な? Xiaomi のOEMの様な感じなのだろうか。

Amazfit には、上位から下位モデルまで様々な物がラインナップされている。その中で自分が選んだのが、一番下位モデルである「Amazfit Bip s Lite」です。Bip s のモデルには2種類があって「Bip s」と「Bip s lite」がある。アマゾンでは、このモデルに1,000円の違いがある。安い方のBip s lite の方にはGPS機能が備わっていなく、それが価格の差になって表れている。自分が思うに、スマートフォンを持っていれば、GPS機能は必要が無いのでは? という考えから、Bip s lite を選びました。3,000円位でした。

付属されている物は、シリコーンバンドと充電器のみです。一応 取扱説明書も付いているのですが、読む事を前提としていない申し訳け程度の物です。

シリコーンバンドでかぶれた経験があるので、別にナイロンベルトを購入しました。

下位モデルのスマートウォッチで一番気になるのが、その製品のセンサー精度です。いくら安くても、数値がデタラメであればそれを使う意味がない。Bip s lite を使い始めたのは去年の12月初旬で、今回はその精度を検証してみる事にしました。検証とはいってもそれらを調べる機器はなく、自分で出来る機能の検証のみですが・・・

この記事を書く前に、Bip s lite は一度ブログに登場しました。

寒波による大雪〜除雪
日本列島には、数年に一度と言われる大寒波が襲来した。能代でも、12月25・26日の最低気温はー6℃以下になり、日中でも0℃以下の真冬日が数日間続いた。26日は、一寸先が白というホワイトアウト状態になった。翌日、車を出せない位まで積雪があったため除雪を・・・

去年の年末に大雪が降り、その除雪に約4時間掛かりました。その時にBip s lite で仕事量を計った時、17400歩・1700kcalが消費された事が表示された。

最初は、歩数の精度を検証してみる事にしました。Bip s lite の数値と比較するため、専用の歩数計とカウンターを用意しました。

歩数計は、健康診断に行った時に痩せる必要があると言われて貰った物です。ただ、一度も使った事がなく、たぶん安物だろう。ベルトに付けるタイプの物ですが、どういう原理で計測されるのだろう? カウンターは100均の物で、自分の歩数に合わせて自分でカウントします。自分は、カウンターで測るのが一番正確なのでは? と思うのですが・・・

検証の場所は「風の松原」を選びました。

風の松原とは、能代の海岸に面した砂防林で、約760haの面積にクロマツ約700万本が植林されている。この砂防林に看板にある様な散策路が作られ、ウォーキングやランニングなどに利用されている。ここを検証場所として選んだのは、ある程度多く歩いた方が数値に差が出るのでは? と思った事と、ウォーキングアプリのGPSがどの様な物か使ってみたかった。そのため、風の松原の中を縦横無尽に徘徊した。それと、風の松原に来るのは数年ぶりであったため。

散策路の交差点には看板が設置されており、自分がどの辺を歩いているのか把握する事が出来る。何も目印のない林の中では、自分がどこに居るのか分からなくなる。しかし、砂防林内で遭難する事はまず無い。最悪でも、波の音のする方へ向かえば海岸線に出る事が出来るから。

砂防林内では、いたる所で松の木が伐採されている所がある。カミキリムシに寄生した「マツノザイセンチュウ」によって松が枯れたためです。この被害は深刻で、由利本荘市辺りの海岸線ではハゲ山になっている所もある。能代市ではこの被害を最小限に抑えるため、感染した木は伐採され毎年薬剤散布が行われている。

また、松に直接薬剤を注入している木もある。所々にそういう木があるから、たぶん試験的に行っているのかもしれない。

伐採された松の木が、松原の入口付近に積まれていた。チップ材として利用されるのだろう。

松林の一画に「大森稲荷神社」があります。ひっそりとして何か不気味な感じを受けるが、散策路の中にあるので、ウォーキング中の人が多く寄りそうな気がします。 風の松原内の散策路には、木材チップで固められた歩道がある。出来た当初はフカフカして膝に負担の掛からない道であったが、経年劣化により歩きづらくなった様に感じた。今後 木材の腐朽が進めば泥の様になるかもしれない。

林内には、グランドゴルフ場が作られていた。数年前まではプレーをしている人を見た事があったが、現在はその痕跡しか残っていない様に感じました。

Bip s lite によって集められたデーターは、Amazfit の専用アプリ「ZEPP」によって見る事が出来る。

あえて不規則に歩いたが、それがジグザグとなってGPSデーターとして表示された。歩いた時間は50分程で、2.6kmの距離を歩いた事になっている。ただ、このウォーキングの画面では歩数が表示されなかった。

歩数は通常の画面で見る事になる。ウォーキングを始める前にそれまでの歩数を記録していたので、ウォーキングを終えた後にその歩数を引くとウォーキング中の歩数を知る事が出来る。Bip s lite でカウントされたウォーキング中の歩数は「3,686歩」であった。

一方、歩数計によってカウントされた歩数は「3,933歩」であった。その差は247歩で、7%位の誤差が生じた。Bip s lite も歩数計も身に付けている物であるため、条件は同じであるはずです。これだけでは、どちらが正確であるとは断定出来ない。

手動によってカウントされた歩数は「2,591歩」であった。その差は大きく「1,095歩」もあり、その誤差は30%位もある。写真撮影のために手が止まった時や、カウントが遅れた時もあったかもしれないが、1,000歩以上もカウントをしないという事はありえないと思う。 一回だけの検証であったためハッキリと断定は出来ないが、歩数計の精度はあまり良くない様に思いました。それは加速度センサーによって得られる数値なのか? センサーの数値は、条件次第で実数とは異なる結果が出るのか? 良く分からないが、あくまで目安として考えるべきだと思いました。 ウォーキングのためにスマホのGPSを使いましたが、それによってスマホのデーター使用量が急に上がった。普段使いに、GPSデーターは必要がないだろう。例えば長い距離を歩き、それを記録として残すつもりがあるのであれば、GPS付きのスマートウォッチを使った方が良い様に思った。自分の様に1GB未満のデーター量で済ませ様と思う人には、不向きである事が分かった。

Bip s lite の心拍数の表示を検証してみる事にしました。 心拍数を測るには心電図検査器が一番正確だと思うが、そんな高価な機器は持っていないのでこれも簡易的な検証になります。厳密にいうと違うかもしれないが、心拍数=脈拍と考えていいだろう。スマートウォッチの心拍数も、脈拍から検知していると思う。家にある機器で、その数値を検証してみる事にします。

心臓の辺りにセンサーを巻き付けて測る物です。どういう仕組みか分からないが、拍動を検知して心拍数を測る物だろう。

A&D UA-654MR 上腕部にカフを巻き付けて血圧を測る物で、脈拍も測れる。A&Dは医療機器メーカーである事から、一番信頼度が高い様に思う。条件を同じにするため、心拍計・血圧計・Bip s lite を一緒に装着し、同時にその値を測る事にしました。運動をして、少し汗をかいてから計測をする必要がある。(心拍計は、センサー部分が湿っていないと正確な値が出ない)

一度 計測してから、5分後にまた計測しました。数値に若干の違いがありますが、ほぼ同じ数値であると言ってもいいと思います。つまり、Bip s lite で測る心拍数は正確であると言っていい様に思います。

ZEPPアプリの画面ですが、Bip s lite で調べられるのは「睡眠の質」「心拍数」「運動記録」「消費カロリー」「歩数、及び距離」です。体重と血圧は手動入力です。歩数以外は、全て心拍数によって計算される。新しい機能として、一番上にある「PAI」という項目が出来た。 Amazfit によると、日常生活の様々なアクティビティからポイントを獲得するという健康評価システムで、7日間のトータルスコアを100以上に維持する事が出来れば、生活習慣病のリスクを大幅に軽減出来る事が実証されている様です。ビックデーターからのアルゴリズムによって、プロフィールと心拍数から導き出される数値だろう。 自分が思うに、活動量計の良し悪しはソフトが重要ではないかと思います。もちろんセンサーの精度も重要ですが、測定された数値を数値を活用出来ないソフトでは何の意味もないと思います。そういう事から、名も知れないメーカーの物よりはブランドの確立しているメーカーの物の方が信頼感があると思います。 PAIの計算方法は公表されていないためその詳しい仕組みを知る事は出来ないが、単純に100以上を維持すれば良いというのは分かりやすく、健康維持の目安にはなると思います。ただ、それが正確であるかは証明出来ない。

ZEPPの中で睡眠の質が表示される。どんな仕組みでそれを計っているか分からないが、眠っている状態なのでそれが正確なのかは分からない。しかし、感覚的に数値がおかしいと思う事は何回かあった。例えば、十分に睡眠が取れたと思う日であっても深い睡眠が30分程であったり、トイレに起きても覚醒時間が記録されてなかったり、逆に起きた記憶がないのに夜中に覚醒した時間があったりなど。それが夢遊病であれば、その可能性もあるが・・・  上の図はある一日の睡眠状態ですが、その日は22:20に床に入り6:35に起床した事になっている。そして、床に入って少しして眠りから覚醒した時間がある様に記録されている。この睡眠記録には、明らかな間違いがあった。 その日は23:30頃に床に入ったので、覚醒時間と記録された頃に床に入った事になる。つまり、椅子に座っている状態が睡眠と判断され、床に入るため椅子から立った時間が覚醒と判断された。22:20は心拍数も高く睡眠状態とは思えないので、ZEPPは何を思って就寝と判断したのだろう? 心拍数と睡眠の関係がどういうものか分からないので何とも言えないが、脳波を調べるわけでもなく心拍数だけで正確な睡眠状態を知る事は出来ないのでは? と自分は思う。 ただ、ほとんどの日の就寝時間と起床時間、そしてトイレに起きた時間の記録は合っている様に感じています。

同様の事が、体組成計にもあると思います。

Xiaomi・体組成計〜只今、健康オタク中〜
高血圧対策のためほぼ毎日運動を続けている。運動を意識的に始める様になって5ヶ月程になるが、その成果もあってか10kg程の減量をする事が出来た。 運動を始めるとやはりその成果が気になる。家にある体組成計が古い物で数値にバラツキがでた。そこで新たに体組成計を・・

以前 オムロンの物と比較した事があったが、そもそも比較対象にはならなかったのでは? と今になって思う。 中国メーカーの体組成計は、3000円台で購入出来る物が多い。安く市販されている体組成計で、体の中を詳しく見る事が出来るのだろうか? と思いながらも使い続けている。あるのかどうかは分からないが、医療用の物であれば正確な数値を知る事が出来るのだろうか? 極々微量の電流で体の中身を知る事自体が不思議に思う。その数値に疑問を持ちながらも使っているのですが、運動をしたり脂肪分の少ない物を食べ続けると体脂肪率が下がり、運動をやめて揚げ物など油っぽい物を食べるとその数値は急激に上がる。そういう意味では、センサーはしっかりと仕事をしている事になります。仮にその数値が正確でないにしても、センサーとソフトが機能していれば安定した数値が得られ、日々の数値の上がり下がりで自分の体の状況を管理出来ると思います。それは、Bip s lite も同様であると感じている。 ZEPPで残念と思ったのは、同じ系列であるはずのXiaomi の体組成計と同期させる事が出来なかった。

活動量計として基本的な機能があれば、価格は安いに越した事はない。数値も、それなりに信頼の持てる物であればいい。そういう意味では、Amazfit Bip s lite は丁度良い機種である様に思いました。あと、汎用の時計バンドが流用出来る。そのため、専用で販売されているバンドよりも安く購入出来る。シリコーンバンドでかぶれる人は必須と思います。

 

 

 

 

 

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