1月12・13日は全国的に暖かく、4月並みの気温になった所が多かった。それは能代も例外ではなく・・・
13日の最高気温は、1月の気温としては観測史上最高の気温にまで上がった。
12日は朝から天気が良く、まるで春の様な陽気であった。この陽気に誘われたのか、部屋のカーテンにはてんとう虫が止まっていた。どこかで冬眠していて春と勘違いしたのだろうか? そして外では・・・
たくさんのふきのとうが顔を出していた。
そう、能代の積雪は0cmです。
(上の写真が2023・1・13、下の写真が2022・1・23に撮影された物)
去年の冬は12月中旬から1月20日過ぎまで毎日の様に雪かきをし、今までに経験をした事がない様な降雪になったと記憶している。この件に関しては・・
今季は「クリスマス寒波」「正月寒波」と強い寒気が日本を覆い、豪雪地帯では2m超えの積雪になった所や、車が立ち往生している場面がニュースで流れていた。
その頃の能代はというと、この寒波で能代も寒かったが、風が強かったため地吹雪の様な雪の降り方でそれ程の雪は積もらなかった。そのため、今季の雪かきは数回しか行っておらず、積雪が少ないため30分程度で終わる日が多かった。冬に備え筋トレや体力トレーニングを続けてきたが、今の所はそれを発揮する機会がなく楽な冬を過ごしています。
13日は曇り空で推移し、1月史上最高気温を記録した。天気は下り坂で、やがて雨に変わった。翌14日も雨で、空が霞んでいます。
まるで梅雨空の様です。ただ、梅雨の様に「ジメ」っとしていません。今後は冬型の気圧配置になり、雪に変わる様です。「雨返し(あまげし)」になるのだろうか?
この雪の少ない状態も異常気象なのだろうか? 去年の春から夏にかけては、それ程に暑いとは感じなかった。これらの天気が、米の収穫に大きな影響を与えた。
能代山本の米の作況指数は94で、不良という結果になった。大きな原因は、6月上旬の低温や日照不足とされている。稲の伸び盛りに天候が不順だと、その後の成長に影響が出るのだろう。たぶん生物はどれも一緒で、子供の頃に十分に栄養が取れないと大人になっても丈夫になれないのと一緒だ。 それらの要素に加え、8月には記録的な大雨になった。
この大雨によって、冠水した田んぼも多くあった。 これらの条件により、作況指数94という不作の結果になった。
去年は不作の年であったが、米価は思った以上に上がらなかった様に思えます。去年は小麦の価格が上がり、様々な商品に影響が出ました。そのため、米の需要が増えて米価が大きく上がると思っていた。しかし、いつも自分が米を購入している所は、30kgで500円程の値上がりで終わった。全ての物が高騰している中で、農家の方にとって踏んだり蹴ったりの状況だったと思う。そこには、米の需要が減っている事が原因と思う。急激な価格の上昇が、より米離れを起こしてしまうのでは? と自分は思った。
6月の雨や8月の雨で、自分は少し期待した事があった。 それはキノコで、十分に大地が湿った状態で夏を越せばキノコが大繁殖するのでは! と思った。しかし・・・
キノコは、かつてない程の不作で終わった。原因は分からないが、天候不順がキノコにも影響があったのだろう。
能代は積雪0cmであるが、降る所では大量の積雪になっている。その時の気象条件で降る場所に違いが出て来る。 この大雪によって犠牲者も発生している。県南では雪下ろしの事故が発生し、亡くなった方もいる。 たぶん年間の降水量で考えると毎年大きな違いはないと思いますが、一度の大量の雪や雨が降ると災害につながる。去年の能代もそれにあてはまると思います。
降雪は日本にとって重要な事です。山に積もった雪が徐々に溶けて、平地に潤いをもたらす。ただ、それが狂って来ている様に感じます。 夏場になるとダムが渇水するというニュースを聞き、それによって節水しなければならない状況になる。渇水程ではないが、素波里ダムの水位も、山菜シーズンに見るとずいぶん低い様に感じていました。原因は何んだろうか?
白神山地は、今年で世界自然遺産の登録から30年を迎えた。そうした事から、地元紙の北羽新報では白神山地の特集が記事に載っている。その記事を読んだ中で、白神ガイドの方が言っていた。「ひと冬に白神山地に降る雪が多くない!」 それは近年 自分も感じていた事で、白神山地の山肌が黒っぽく感じていた。また、白神岳山頂付近は雪で真っ白に覆われていたのですが、近年は所々に黒っぽさも見えていた。
自分の技量や能力では冬山に入る事は出来ず実状を知る術が無かったのですが、そのガイドの話から山に雪が少なくなったのは自分の感じていた通りであったと知った。
地球温暖化の影響だろうか、集中豪雨が多くなった。そのため、毎年の様に大規模な河川の氾濫や土砂災害が発生する。短時間で大量の雨が降ると、河川の排水や山の保水が追い付かないためである。そして山に大量の雨が降ると、雪解けが一気に進む事になる。積雪の少なくなった山でそれが起きると、夏場に雪解け水が少なくなって渇水が起きると自分は思っている。日本は平地が少ないので、山に雪が保たれていないと水不足になるのではないだろうか。
少し前のニュースで、北極と南極のオゾン層が正常に戻りつつあり、近い将来には正常に戻る様です。オゾン層を破壊するフロン等を使わなくなり、回収なども世界的に進めた結果だろう。代替えの触媒を見付ける事で、この問題を障害なく進める事が出来たのだと思います。では、地球温暖化も止める事が出来るのだろうか? 一般的には二酸化炭素の排出を止める事だと理解しているのですが、これを止めるには途上国にとって大きな問題になってくる。そのため、万国一致では絶対に進まない問題だと思っています。そこに、去年からのウクライナ紛争によって二酸化炭素の排出量は増えた。地球温暖化の問題は、オゾン層の問題の様には中々進まないかもしれない。
今後の天気予報を見ても真冬日(最高気温が0℃未満)になる日はなく、比較的に過ぎしやすい天気で1月が終わりそうです。 寒さが嫌いな自分にとってはとても良い事ですが、果たしてこのまま暖冬で終わるだろうか? 一年で一番寒いと感じる2月初旬を過ぎるまでは、まだまだ安心は出来ない。
追記
1月24〜25日にかけて、日本列島は10年に一度といわれる超弩級の寒波に覆われた。そのため、例年であれば雪の降らない地域でも大雪になった所もあった。その影響は大きく、列車や道路 及び空で不通や渋滞が発生した。そして、車内に長時間に渡り閉じ込められる状況が発生した。
超弩級の寒波が能代でどう暴れたかというと、とにかく風が強かった。台風並みの風力であったと言ってもいい。ただ、強い寒波という割には積雪が少なかった様に思います。
降った雪も、強風によってどこかに吹き飛ばされたかもしれない。全然雪が積もっていない所と、吹き溜まりによって40〜50cm位の積雪になった所があります。
時々 暴風雪になりますが、大体10cm位の積雪だろうか。
今回の寒波は、とにかく寒かった!
24日の夕方頃から寒さが強まり、25日にかけて最低気温はマイナス9℃を記録しました。そして、日中でもマイナス8℃前後の気温で推移した。 真冬日で日中の気温がマイナス2〜3℃で推移する日は多いのですが、マイナス8℃前後で推移した日は自分の記憶になかった。それ程に、その日は寒かった。
喫煙室の窓は、終日すりガラスの様に凍った。
寒い冬は大嫌いだ! 超弩級の寒波を前に只々オロオロし、自分は「ねったかもこ」だ。
こんな寒い日は、ストーブの着いた部屋でジーっとやり過ごすに限る。絶対に外へは出たくない! しかし、ストーブの灯油は絶対に切れる。だから、嫌でも外に出なければならないのは必須だ!
一大決心をし、雪かきをする事にしました。灯油缶のある所が雪に埋もれているからです。寒波が来る前に買物を済ませ外には出ないつもりでいたのですが、こればかりはどうしようもなかった。 灯油缶の辺りまで除雪するつもりでいたのですが、結局は敷地内全部を除雪しました。中々始めるまでが億劫で、始めると最後までやり切るのが自分の性格の様です。 積雪はそれ程無かったので、一時間位で雪かきは終わりました。乾いた雪だったので、作業は楽に済みました。
翌26日は最高気温がマイナス1℃の真冬日で推移したが、前日から比べるとすごく暖かく感じた。 この寒波の影響は今週いっぱい続きそうで、来週からは少し暖かくなる予報になっていた。
自分は「Yahoo!天気」が使い易くて利用しているのですが、この予報に不信感を持ち始めた。 当初この記事を書いていた時は、1月中は寒くならない予報になっていた。この寒波は予測出来なかったのだろうか? 予報と現実が、あまりにも違い過ぎる。そのため、来週からの予報にも不信感がある。 タイトルに「能代は暖冬か?」と書いたが、やはり2月中旬までは気が抜けない。
ところで、「ねぼけまなぐ」で出て来たフキノトウはどうなっただろう? 現在は雪に埋もれています。 大丈夫だろうか? この寒気を乗り越えれただろうか。
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