『山菜ミズ』〜醤油漬け

6月15日(土曜日)に、水沢ダム近くへ「ミズ」を採りに行って来た。
その途中、サルと遭遇した。サルと遭遇する事は今年2回目でそれ程珍しい事ではないが、今回は少し様子が違った。


電線(電話線かもしれない)を渡っているサルの親子を見付けた。子供が先頭で、親がその後を歩いている様子が写っている。青森県で、サルの集団が電線を渡っている動画が話題になった事がある。もしかしたら、サルが電線を渡ること事態は珍しい事ではないのかもしれない。

水沢ダム近くにミズを採りに来る事は今年2回目で、2週間前に来た時はまだ早い感じがした。そして今回来てみると、良い感じに成長していた。


ミズは群生しているため、この中から太いモノを選んで採取する。その場を動かず大量に採取出来るため、これ程楽な山菜採りはないと思っている。何か採取するというよりも拾っている感覚でおもしろ味がなく、30分も採っていると飽きて来る。 ミズは「ウワバミソウ」とも呼ばれる。ウワバミ(蛇)が好みそうな所に生えているからと言われている。また「よしな」とも呼ばれている。よしとは「葦」の事ではないだろうか?たぶん、葦菜と書くと思う。いずれも、水気の多い所に生えている様子から名前が付けられたのではないだろうか。 ミズも「水」が語源かもしれない。どれが正式名称か分からないが、秋田県ではミズと呼んでいる。


抱えきれない程の収穫になった。しかし、このまま調理をする事は出来ず、葉っぱを取って皮を剥く下処理が必要です。自分は葉っぱを取る手伝いだけはしたが、ほとんどは母親がやってくれた。母親が 「としょってきたなぁ〜」 と言っていたので、この場所のミズのシーズンは終わりかもしれない。


全ての下処理を終えるのに、5時間程掛かった。これを水に浸けていると3〜4割程膨らみ、ミズが水を吸ってシャキッとなる。 ミズはアクがなく生でも食べる事が出来る山菜で、ミズ自体に味はなくどんな料理にも合う。ミズはシャキシャキッとした食感なので、それを生かした調理がベストな食べ方だと思う。今回採取したミズは、油炒め・味噌汁・キャベツの一夜漬け・ミズの醤油漬けにして食べた。その中の醤油漬けは、前回採った時に試験的に作ってみた。それが中々の好評で、今回はたくさん作る事にした。


採取してるミズは赤ミズで、根本の方が赤くなっている。それを茹でると、鮮やかな緑色に変わる。茹で過ぎると命である食感が失われるので、茹でるというよりは湯通しする感じで行っている。 赤味が消えた瞬間、冷水で締める。


自分は甘味のあった方が好きなので、酒・みりんを煮切った後にめんつゆで好みのしょっぱさにする。プラス、ハチミツで甘さを整えた。 そして薬味に生姜の千切りを加え、茹でたミズと合わせた。 ご飯のおかずというよりは、がっこちゃっこや酒の肴に適した味にしている。


それらをタッパーに詰め、一日程度で味がしみている。

何でも大量に採った場合、保存方法が必要になる。今回採取した分の半分以上は、まだ生の状態にある。冷蔵庫に保管するとある程度は日持ちがするが、毎日ミズを食べる訳にもいかないので保存方法を調べた。


クックパッド等でも多く書かれているが、塩漬けにして保存する方法。
湯通ししたミズを5〜10%の塩に漬けて置くと、1年位は日持ちがするそうだ。本当だろうか? それと、塩抜きした後の状態がよく分からない。そのため、少量のミズを10%の塩に漬けて冷蔵保存してみる事にした。これを一ヶ月間保存して、どんな状態になっているか実験中。


冷凍保存に関しては、どこを探しても見付ける事が出来なかった。
生のまんま冷凍するのは確実にダメと思うが、湯通ししたモノはどうなんだろう? そのため、醤油漬けの中から少量だけ取って冷凍保存してみる事にした。これも一ヶ月後に開けてみて、どんな状態になっているか実験中。
まだ生ミズが半分以上残っているので、新しい食べ方も探してみようかと思っている。

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