『山ウド』採り

5日の日曜日に「山ウド」を採りに行った。
スーパーなどで白く太いウドが売られているが、山ウドはその様な大きさの物を滅多に見る事はない。 栽培されているウドはクセがなく食べやすいが、山ウドは独特のクセがあり好き嫌いがあるかもしれない。そのクセが好きで、栽培されているウドは食べようとは思わない。 例年は藤里に採りに行くのだが、今年は「尼子岩」にも行きたい気持ちがあったので、尼子岩の奥の林道に行って来た。車がすれ違えない程に道幅が狭く、やや緊張しながら向かった。 車が置けるスペースがあればそこに車を止め、山の斜面を見ながらウドを探す。そう、自分達は「道端捜索隊」で、山の奥には絶対に入らない。その場所に無ければ、車で移動して別の場所で探す。 そのため、大概は小物しか見付ける事が出来ない。1時間程探したが、あまり採取出来なかった。この林道はあきらめ、峰浜の水沢ダム方面に向かう事にした。しかし、ここでは一本も見付ける事が出来なかった。まだ時期が早かったのだろうか?


水沢ダムに向かう途中で、新しい林道があった。前に通った時は無かったので、最近出来たのかもしれない。道幅は比較的広く、快適に探す事が出来た。しかし、収穫はゼロ。この林道の先には何があるのだろう?整備された林道なので、何処かにつながっているかもしれない。その内、機会があったら奥まで行って見ようと思う。 帰り道、道端を見ながら運転をしていると、形の良い「ゼンマイ」を見付けた。杉が伐採されて、ハゲ山になっている所だ。


ゼンマイの採取は、目的に入っていなかった。家にはゼンマイがストックされていて、現在食べているモノは平成27年に採取されたモノです。 ゼンマイは食べては美味しいのだが、料理をするまでに手間が掛かるため中々手を付けない。まだ在庫が豊富にあるため、採らないつもりでいた。しかし、良いモノを見付けると放ってはおけない。辺りを見渡すと、他にもゼンマイがある様だ。結局、採らないと決めていたのに採ってしまった。


結構、まとまった量を採取する事が出来た。 これを乾燥させて保存するのである。


5日間程天日干しすると、手の中に収まる程の量になる。量ってみると、220g位あった。産直などでは、この状態のモノが100g1,000円程で販売されている。もっとも、自分達の採ったモノは細いモノも多いので、これ程の値段は付かないだろう。


少しであるが、「ワラビ」と「タラの芽」も採取出来た。隅々まで探せばもっと採取出来たかもしれないが、主目的がウドであったため適当な所でやめた。 ウドの茎の部分は酢の物として食べるが、葉や芽の部分は天ぷらが美味しい。タラの芽は天ぷら食材として知られているが、自分はウドの方が美味しいと思う。収量は満足出来るものではなかったが、これ以上はムダと考え帰る事にした。


水沢ダムのトイレに寄った時、桜が満開であった。

家に向かう途中、道端で変わった桜を見付けた。


八重桜? 何という品種だろうか? 一本の木に、赤と白の花をつけている。

話が前後するが、尼子岩奥の林道でサルに遭遇した。


八森では、猿害で毎年多く作物が被害にあっている。そういう意味からすると、八森でサルに遭遇する事は珍しい事ではないが、自分がサルに遭遇する事は年に一回あるかないかです。路上で見たのは2匹だったが、車を降りて斜面の下を見ると5〜6匹の群れの様であった。


すぐにカメラを取り出し撮影したが、自分のカメラの性能ではこれが精一杯であった。

山菜採りシーズンが本格化し、これからタケノコ採りが始まる。そんな中、数日前に遭難による犠牲者が出た。ゼンマイの採取中に滑落したのだろう。ゼンマイは、急斜面に良いゼンマイが育つ。簡単に採られないから、株が大きく成長するのだと思う。確かに良いゼンマイが採れた時にはうれしいが、命を掛けるほど価値のあるモノではない。
自分達は、「道端捜索隊」で十分に満足している。

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二週間程後に、水沢ダムの辺りにミズを採りに来た。その帰り道、二色の桜の木? を見つけた所を通ったらその木に実が付いていた。


花を見た時は八重桜系かな? と思っていたが、この実は梅だろうか? 桃だろうか?
どう見ても、サクランボには見えない。

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