『タケノコ』採り

例年の今の時期には、「十和田・熊取平」へタケノコ採りに行っている。それが3年前に、熊の出没による犠牲者が出た事によって行くのを躊躇っていた。そして去年は行こうと思っていたが、結局はやめた。今回のタケノコ採りは、3年ぶりという事になる。

がじゃの花 が、道路の法面に多く見る事が出来る。


正式名称は分からないが、ガジャっと咲く事から「がじゃの花」と呼んでいると聞いた事がある。この花の最盛期が、タケノコ採りの条件と重なるらしい。そして山肌には、藤の花が多く見られる。藤の花の開花も、タケノコ時期の目安になる。どこでも多くの花が見られ、タケノコ採りの期待がふくらむ。

3年前の熊騒動は、ニュースでも大きく取り上げられた。ニュース映像を見た時、何か自分達の行く場所の近くに似ていた。


殺人事件現場には、今も柵が張られ行く事が出来ない様になっている。 確かその時に熊は射殺されたはずだが、まだ他の熊が居付いている可能性があるためだろうか。いつもこの場所には多くの車が駐車していたが、今回は2台の車が止まっていた。この場所に入ったのだろうか? 自分達の採取場所は、ここから4〜500m程離れた場所になります。


いたる所に入山禁止の看板が立てられている。遭難騒ぎが起これば、地元住民が一番迷惑を被るのだから仕方ないかもしれない。自分達は「道端捜索隊」なので熊と遭遇する確率はかなり低いと思うが、やはり怖い面もある。 タケノコ採りに行ったのは土曜日であったが、例年と比べるとかなり車の数は少ない様に感じた。
収穫はというと、


かなり少ない。 自分達の前に採られた気配が無いから、まだ早いのだろうか?


陽の当たらない場所には残雪があった。

収穫したタケノコは一見多くある様に見えるが、皮を剥くなどの処理をすると半分以下に目減りしてしまう。その中から形の良さそうなモノは近所におすそ分けするので、家には小さなタケノコしか残らない。 数が少ない中から良いモノは他人にあげる、ええふりこぎ の様に見えるかもしれない。 他の食べ物にしても、贈答用と家庭用が販売されている。贈答品を買ったついでに、自分達で食べる家庭用を購入して来る方も多いと思う。「贈るからには、喜んでもらいたい。」という気持ちだろう。これは日本人独特の考え方だろうか?

タケノコは不作だったが、思いがけず豊作だったモノもあった。


この場所で「山うど」がこんなに採れた事は無かった。ウドが採れたという事は、まだ時期的にタケノコは早かったのかもしれない。採る気になればもっと採れたのだが、必要以上に採っても処理しきれないと思いやめた。食べ切れない分は冷凍保存という手段もあるが、生と比べると食感が格段に落ちる。美味しく食べれる位で丁度良い。


ワラビの収穫も少しあった。


竹の花を見付けた。 まだつぼみであったが、今頃は咲いていると思う。竹の花を見ることは珍しく、数十年に一度とも、百年に一度咲くとも言われている。そのため、竹の花の咲く年は大災害の起きる前触れと言われている。令和になって間もなく、この花を見付けた事に不吉を感じた。

※2021年 この記事をsonetブログからインポートして編集しているが、竹の花を見てからおよそ半年後に新型コロナウィルス騒動が起きている。 偶然だろうか。

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