昔々、檜山地区には殿様が住んでました。檜山城主・多賀谷氏の時代、1730年頃に京都宇治より茶の実が持ち込まれました。その実を一帯に植えたのが、檜山茶の始まりです。昔は各家々で栽培され、自給自足の家庭菜園の様な感じであったと思います。現在は2戸のみが栽培を続け、商用栽培としては 北限の茶 と言われています。
市では、北限の茶「檜山茶」の保存と生産面積拡大に向けて県立大学と共同で作業を進めている。一昨年に檜山の茶畑から挿し木用に採取された茶の穂が、300本余りの苗木になりました。その苗木の定植作業が、檜山地内の畑で行われました。 (北羽新報より)
檜山茶は江戸時代に植えられてから280年間、品種改良もされずに栽培されてきました。そのため檜山茶は、宇治茶系の品種としては、淘汰された単一品種となった様です。檜山茶は、貴重な品種として学術的にも注目されています。檜山地区では、2戸の栽培園が営業をしています。
梶原茶誠堂 茶ようかん
比較的大規模に栽培をしているお茶園です。他に、お茶関連のお菓子の製造・販売をしています。
山の斜面、広さ1ヘクタールを造成して茶畑を広げる計画です。3〜5年後には収穫が出来る見込みです。
元祖檜山茶大高園
大高家は代々神職を受け継いでおり、現在は21代目です。規模は小さいながらも、江戸時代と同じ製法で製茶を続けています。杉の木立に囲まれ日が当たらない環境で栽培されたお茶は、玉露に近い感じになるそうです。5月に「鶴瓶の家族に乾杯」という番組で、福士蒼汰さんがこの大高家に来ていた事がテレビで放映されてました。
番組で紹介をされていたお茶ですが、テレビで放映後まもなく注文が殺到した様です。 15g 3000円とかなり高価なお茶ですが 予約で2年待ち と新聞に載ってました。人気番組で、しかも全国放送。メディアの力はすごい! と感じた。
番組で、福士蒼汰さんは金勇の大広間でご飯を食べてました。
旧料亭金勇
金勇とは、木都を象徴する高級料亭です。現在の建物は1937年に建てられ、宴会や婚礼などに利用されてました。1998年に国有形文化財に登録をされましたが、2008年に閉店をしました。 2009年に、市へ寄贈されました。その後は、旧料亭金勇・観光交流施設として利用されてます。
http://www.kaneyu.jp/
ここにも番組効果があり、テレビが放映された6月始めから、予約が一気に増加したそうです。
家族に乾杯の収録で、笑福亭鶴瓶さんと福士蒼汰さんが来ていたと、放送の予告があった。
「なもねぇどごで、どさいがたべが?」と話していたが、他の目で見れば魅力に見える事もあるんだな! と思った。自分達は気づかないだけで、別の地域の人から見ればまだ魅力的なものがあるかもしれない。それをもっと売り込む事が出来れば、街も少しは発展をするかもしれない。
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