カーオーディオを室内で使う 電源は・・・

以前、自室兼運動部屋にノートPC用の外部スピーカーを設置しました。

ノートPC用の外部スピーカーを設置
少し前にプリンター用として中古のノートPCを購入したが、これにはBluetoothが内蔵されていない。トレーニング時には音楽などを聞きながら行い、bluetoothスピーカーを使っていた。そこで、アダプターを購入し接続してみたが・・。

これに使っているアンプは、元々デスクトップPCの外部スピーカー用アンプとして利用していました。それを運動部屋に移動してから、デスクトップPCではイヤホンを使って音を聞いていました。しかし映画等を見る時には、イヤホンでは臨場感が足りないと気付いた。やはりスピーカーは必要だなぁ〜! と思って引っ張り出して来たのが・・・

 

かなり昔に購入した、アンプ内臓のスピーカーです。モニターとして聞くには問題がないのですが、音量は貧弱でボリュームを上げると音がビビるひどいスピーカー。普段はあまり使う事が無いので我慢をして使っていたのですが、やはり音はキレイな状態で聞きたい。そのため、運動部屋で使っていたデジタルアンプをデスクトップPC用に戻す事にしました。運動部屋には本格的なアンプがあったのですが、数ヶ月前にそれは壊れてしまいました。

アンプが壊れた〜レコードを聞くには・・
以前から怪しかったアンプがついに壊れた。この頃はデジタルアンプでyoutubeを聞いていたので、これにレコードプレーヤーをつないだ。しかし、音は出なくPHONO端子が必要らしい。アンプを買い換えないで、現存の状況で聞くには・・

そのため、運動部屋で音楽を聞くには新たなアンプが必要になります。そこで、家にある物で再利用出来る物はないか考えた。

 

車庫には、7年位前に車から外したカーオーディオ一式が眠っている。必要がないため保管していて、そのカーオーディオ一式を運動部屋に設置してノートPCとレコードプレーヤーのアンプとして使えないか? と思った。

 

20年以上前に購入した「carrozzeria FH-P555MD」です。

購入価格は忘れましたが、当時の希望小売価格は52,500円。仕様を見ても、中国製デジタルアンプとの性能差は大きいと思います。

 

36〜37年前に友人から安く譲ってもらったスピーカー「KENWOOD KSC-5090」です。メーカーのHPで調べてみると、1986年製で当時の希望小売価格・1セット33,000円でした。 ステレオもスピーカーも古い物で、しばらく使わずに保管していた物だから正常に作動するか心配・・・

 

カーオーディオを室内で使う場合、DC電源が必要になります。仕様書を見ると使用電源は「DC14.4V(10.8〜15.1V使用可能) 最大消費電力10.0A」と書かれています。 デジタルアンプに使っていたACDCアダプターは「12V-5A」の物です。単純に最大60Wの出力になるので、カーオーディオには十分に使えると思います。しかし、端子の部分を加工しないとカーオーディオのハーネスに接続出来ません。ACDCアダプターは他の物にも使えるので、出来るだけ手を加えたくありません。

家にある物で現在使っていない12Vのアダプターに、「wii」のACDCアダプターがあります。このアダプターの流用は、YouTubeで多く紹介されていてやり方を見る事が出来る。

 

出力は「DC12V-3.7A」で、最大44W位の出力になります。少し足りない様な気もしますが、YouTube上では正常にカーオーディオが作動していたので、使えない事はないと思います。

 

これも端子の部分を切断・加工して、ハーネスにつなぐ事になります。この端子はwii専用なので、他の機器に使う事が出来ないから加工には丁度良いと思います。家にwiiは2台あるので、ひとつのアダプターを流用しても問題はありません。しかし、44Wはどうなんだろう? パワー的に足りないという不安は残ります。 パワー的に一番確実なのは「可変直流安定化電源」という機器があります。中国製であれば高価な物ではありませんが、7〜8千円位かな・・

家にある物で、他に使える物はないか・・・

 

FMV CE50E7 デスクトップPC 4〜5年前に壊れたパソコンです。

パソコンが起動しない苦悩
windowsXPのパソコンが起動しなくなった。このパソコンは通常使う物でないが、ubuntuを使っている自分にとってプリンターを作動させるにはwindowsが必要です。そのため、古くても無くてはならない物になっている。このXPを何とかして作動させるには・・

使える部品は全て外し、電源ユニットだけが残っていました。この電源ユニットをカーオーディオに流用出来ないだろうか・・・・

 

電源ユニットを外したら、あとは何も残っていない。

パソコンを自作
現在使っているパソコンは、4年前に自作したディスクトップPCです。当時使っていたバソコンが壊れ、出来るだけ安く抑えようとした結果自作する事に至りました。パソコンに関してど素人であったが、現在もトラブルがなく稼働している。その試行錯誤の一部始終・・・

このPCケースが使えるかは分からないが、今後 デスクトップPCを組み立てる機会があったら活用出来るかもしれないので保管しておく事にしよう。

 

外した電源ユニットです。仕様を見ると、5.0V・3.3V・12.0Vの出力に対応しています。12.0Vは7.4Aなので、最大88Wまで出力出来る。十分なパワーだと思います。ただ、問題が・・・

 

複雑に線の絡んだ20ピンコネクターです。マザーボードにつなぐ時はコネクターに差し込めば良いだけなのですが、20ピンコネクターの中から12.0Vを探さなければならない。ネットで調べれば何とかなるかもしれないが・・・  調べている中で、良い物を見付けました。

 

20ピンコネクターにつないで、それぞれの電源を引き出すアダプターです。USB端子もついているので、USBケーブルも使える。amazonで880円(税込)でした。 組立は難しくないのですが、手ボケの自分にとってはナンギでした。たったこれだけの組立に30分以上も掛かってしまった。

 

それぞれの出力口から電圧を測ってみました。

 

いずれも、正常な数値です。

 

ハーネスからのバッテリーコードとアースコードです。これに、アダプターからの+12VとGNDからのコードをつなぐと作動するはず。  以上を接続して、電源ユニットに電気を流してcarrozzeriaを作動してみました。しかし・・・・

 

carrozzeriaに電源が入らないのはなぜ? 12Vが確実に出ている事は、テスターで確認済み。仕様では、10.8Vから使用可能なはず・・・ 電圧が足りないのだろうか? という事で、車のバッテリーに直結してみました。バッテリーからは14V位が出ている。

 

しかし、これも電源が入らない。この事から推察出来る事は「carrozzeriaは壊れている!」 やはり、7年間の保管がいけなかったのだろうか。 仕方がないので、このパッソに装着されている「KENWOOD」をcarrozzeriaの代わりに使おう。

 

こちらは使っている物なので、動作は確認済。 このKENWOODを、電源ユニットにつないでみました。しかし、こちらも作動しませんでした。なぜ??  KENWOODを車から外した時の事を思い返してみよう。 何かがまちがっているはず・・・

そういえば・・・ 何か・・・  ハーネスの「ACC」のケーブルにも電源ケーブルがつながっていた様な? 電源を直接取り込むので、ACCケーブルは関係ないと思っていた。 そこで・・・

 

アダプターのプラス側のケーブルを二股にしました。そのプラス側にハーネスの「Battery」「ACC」、GND側にハーネスの「アース」を接続しました。 ただ、このアダプターの問題点として、ケーブルを差し込む穴が小さい。電源ケーブルなので、ある程度の太さのケーブルが必要と思った。なので、2.0sqの太さのケーブルを使いました。使用規格を見ると「DC12V-17A204W」と書かれています。余裕がある分には良いかと思いましたが、このケーブルの太さでは穴に十分に入りません。そのため、アダプターを動かすとすぐに外れます。他の配線と同等にしようと思ったが            この太さのケーブルを使う場合はカプラー端子につないで出力口に差し込む方法が良いのかな? と思いました。

 

無事に電源が入りました。 たぶん、最初の接続はおかしいと気付いていた人もいたと思いますが、思い込みで事を進めるのは良く無い。この接続は当たり前の事だと思いますが、無知でも事前に接続方法を調べなかった結果です。 ラジオは、アンテナがつながっていないので聞く事は出来ません。 あと、もう一つの問題が・・  CDとMDを使う事が出来るか? 長年のブランクで、正常に作動出来るか不安がありました。部屋にあるノートPCには光学ドライブが付いていないので、カーオーディオを運動部屋に設置しようと思った要因でもあります。

 

大丈夫! 問題はなく、CDもMDも作動しました。

作動が確認できたので、カーオーディオを台に固定する事にします。車には固定するステーが備わっているのですが、今回はそのステーの代わりになる物を探さなければなりません。 そこで、自分が見付けた物は・・・

 

100均で売られていたブックエンドを使ってみました。本を読まなくなったので、使わなくなったブックエンドがたくさん有ります。その中で使えそうな物を探していた所、穴のたくさん空いた物が調節しやすい様に感じました。

 

こんな感じで台に固定しました。ガタツキもなく、丈夫に固定されてます。

 

次に必要な事は「外部入力」。主に使う事は、YouTubeで音楽を聞くためのパソコンと接続する事は必須です。しかし、carrozzeriaの外部入力のコネクターは特殊で、専用のケーブルが必要になります。以前 この機器にスマホをつなごうと思った時、ケーブルが4,000円位したのでやめた経緯があります。しかし今は、純正以外の物が安く出回っています。口コミを見ても、正常に音は出ている様です。 楽天市場で780円(税・送料込)。

 

しかし、このケーブルの入力側が三極ミニプラブになっています。レコードプレーヤーとつなぐにはRCAケーブルが必要なので、RCA変換アダプターも一緒に購入しました。

 

2本合わせて1,100円位(税・送料込)でした。

以前、レコードプレーヤーをアンプに直接つないだ事を書きました。

アンプが壊れた〜レコードを聞くには・・
以前から怪しかったアンプがついに壊れた。この頃はデジタルアンプでyoutubeを聞いていたので、これにレコードプレーヤーをつないだ。しかし、音は出なくPHONO端子が必要らしい。アンプを買い換えないで、現存の状況で聞くには・・

その時に、アンプとレコードプレーヤーの間に入れたのが「Fosi Audio Box X1 フォノプリアンプ」です。レコードを聞く時とYouTubeを聞く時にケーブルをつなぎ直すのは面倒なので、AUXケーブルとの間にセレクターを設置しました。

 

このセレクターでフォノプリアンプからの入力とパソコンからの入力を切り替え、出力はAUXケーブルでcarrozzeriaに流れます。

 

carrozzeriaの裏側。かなりゴチャゴチャしているけど、こんな感じにまとめました。本当は、電源ユニットの不要なケーブルを切断すればスッキリすると思うのですが、今後 別な物に使う事もあるかもしれないのでそのままにしました。 セレクターは、少し離れたパソコンの近くに設置しています。

KENWOODのスピーカーを設置します。 廃テレビから外したスピーカーを固定していた金具を、そのまま利用しました。

 

少し曲がって設置してしまいましたが、気にする程の事では無い感じ。 では、音を出してみよう。

 

メニューで「AUX(外部入力)」に切り替える必要があります。

 

中々、良い感じに聞こえます。アンプが良いのか、スピーカーが良いのか、歪のないクリアーな音が拡がる。以前より、かなりレベルアップした様に聞こえます。 もう少しボリュームを上げて見よう! 通常はそこまでボリュームを上げないのですが、アンプとスピーカーの性能を確かめたくなりました。 その時・・・ 突然と音に変化が! 急に音量が下がり、聞きづらい音に変わった。何が起こった?  スピーカーを下ろして調べて見ると・・・

 

スピーカーのコーンが破れて、ボロボロになっていました。触ると、コーン紙が固い塊となってポロポロと取れて来る。音量を上げた事で負荷が掛かり、経年劣化で固くなったコーン紙が破れたのだと思います。「いい歳してホジねぇ事したバジだ」って思った。 こうなると、自分の技術では再生不可能な状態です。 また、テレビ用のスピーカーに逆戻りか?・・・ それではアンプを取り替えた意味がない。  しばらく考えてたどり着いた結論は・・・・

 

壊れたアンプにつないでいたスピーカーです。30cmウーファーで、結構な迫力のある音がでます。これにcarrozzeriaをつないで、音を出して見る事にしました。

サブウーファーが必要ない程に低音が響いて来ます。しかし、スピーカーの間隔が狭いのでステレオとしての臨場感に欠ける。 そこで、4chにしました。 carrozzeriaは4ch対応で、ハーネスにはリアスピーカー用の出力ケーブルがあります。

 

使うスピーカーは、フロントスピーカーと対になっていたモノです。狭い部屋ゆえ理想的な配置には出来ませんが、無いよりは良いと思いました。 リアスピーカーは部屋の隅の左右に設置しているので、出力バランスを取るとそれなりの臨場感を得て音の拡がりを感じる事が出来る様になりました。

これらのスピーカーも古い物で、製造から50年以上経過しています。KENWOODのスピーカーより過酷な環境にありませんでしたが、経年劣化は確実に進んでいると思います。 無理な負荷は慎まなければなりません。

 

 

 

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