ゆうちょ銀行でも、1月17日から硬貨の両替が有料化された。しかし、銀行での両替の有料化はずいぶんと昔から行われていた様に記憶している。それは20年以上前の記憶であるため、定かではない話であります。仕事上、大量の硬貨を必要としていました。そのため、都度々銀行で両替をする必要がありました。その量が大量であったため、事前に必要量を電話連絡して窓口で引き取るというやり方でした。長年続けてきたやり方が、いつの頃からか両替機に変わった。たぶん、その頃から窓口での両替が有料化されたと思う。その両替機で両替を行う様になったのが、20年以上前の事だった様に覚えている。
ゆうちょ銀行での両替の有料化を知ったのは、いつ頃の事だっただろう? たぶん、1年以内の事だったと思う。というよりも、ゆうちょ銀行はまだ有料化されていないという事を知った。この有料化が、各方面で話題になっている。一番困るのが硬貨の集まる業種で、正月直後の時期でもあった事から神社などのお賽銭が問題になった。有名な神社や寺などの初詣の光景を見ると、その膨大な量の硬貨が集まる事が想像出来る。1月17日と決めたはその精算に間に合う様にと思うが、来年からはどうするのだろう? あと、自動販売機を扱っている所も大量の硬貨が集まるはず。個人商店は別として、コカ・コーラやダイドーの様に多くの自販機を委託されているベンダーでは、毎日の様に大量の硬貨が集まって来るはず。有料化以前の扱いが分からないので何とも言えないが、銀行にとって大手のベンダー会社は上得意様だと思う。何かしらの特例はあるのかもしれない。それは、神社や寺でも同じではないかと思っている。問題と感じるのは、小さな事業所や個人のタンス預金的な収集だろう。預金高次第かもしれないが、交渉の余地はないかもしれない。
ゆうちょ銀行 料金改定のお知らせですが、その手数料が異常に高く設定されている。50枚までは無料ですが、これは日常的な使われ方として設定されているのだろう。少額硬貨、例えば一円玉の場合には額面高より高い手数料になっている。その他の硬貨でも預け額のほとんどが手数料として取られる事になるし、10円玉でも54枚だったら額面割れする事になる。つまり、預金をするのにお金を支払ってお金を預けるという、とても容認できない現象が起きている。「小銭を預ける様な庶民・子供は来るな!他へ行ってくれ!」と言っている様に感じる。 他の銀行はどうなのだろう・・・
細かく調べると銀行によって違いがあるかもしれないが「全国銀行協会」という組合の様な組織がある様なので大きな違いはないかもしれません。そこで、自分の身近にあって口座のある「秋田銀行」を調べてみました。
秋田銀行では「大量硬貨入出金手数料(税込)」という項目があった。ゆうちょ銀行ほど「阿漕」ではないが、やはり高額の手数料になっている。一応、一円硬貨を預けても額面割れにはならない様に設定されている。もし大量の硬貨が眠っているのであれば、手数料に泣き寝入りをして銀行に預けるか、細々と使い切るしか方法はない様に思います。しかし利用限度枚数には規定があるため、大量の持ち込みは拒否される可能性が高いし、セルフレジでも受付枚数が設定されているかもしれない。量次第では、使い切るに長い年月を必要とするかもしれない。これらの手数料は、全ての預金・振込・納付金等に適用されると書かれている。ただ、税金は除くと書かれている。税金の納付には枚数規定の無い事が書き込まれているのを見た事があるが、誰か大量の硬貨を持ち込んだ人はいるのだろうか? あと、募金・助け合い運動等にかかる硬貨入金は無料の様です。
自分が利用していた頃の両替機は無料だったと記憶しているが、その両替機による両替も有料になっていた。2019年4月1日より有料化された様ですが、預入ほど手数料は高くないにしても、大量に硬貨を必要とするスーパー等にとっては大きな負担だと思う。現在はキャッシュレス化が進んでいるため昔ほど釣銭を必要としないかもしれないが、まだそれ相当の硬貨が必要だと思う。国もキャッシュレス化を進めたい感じを受けるが、浸透するにはまだまだ時間が掛かると思います。
勤めていた頃、店には硬貨包装機があった。
写真の物ではないが、GLORY社製でこれに似ている業務用の物でした。混ざった硬貨を入れてもそれを金種ごとに選別し、指定した金種の数を数え50枚ごとに包装してくれる便利な物でした。事務職の方が銀行で不要になった物を譲り受けたらしく、それを各店舗に振り分けられた。頻繁に使う事は無かったが、自販機を精算する時にはその作業能率がずいぶんと上がった。銀行で使われていた物でその精度に問題はなかったが、包装の段階でトラブルが頻発した。元々は廃棄される古い機械だったため仕方がないが、手で一つ一つ数えたりまとめたりするよりもはるかに早かった。
入社当時、会社にあった物と同じ「銭枡」という道具です。この道具に硬貨をいれると、枡目に硬貨がはまり余分な硬貨が落ちる仕組みになっている。数を数えなくても、50枚を取り出す事が出来る。金種ごとに分ける必要はあるが、数える必要がないので作業的には早かったと思う。その50枚の硬貨を、店長が器用に紙に巻いて棒金を作っていた。昔はどこの店でもこの様に棒金を作って、釣銭用として保管していたのだろう。その後プラスチック製の銭枡を見た事があるが、現在も販売しているのだろうか?
自分も小銭を貯めていた。それは20代の頃からで、小銭を貯めていたというよりは小銭を使いたくなかった。レジ前でモチャモチャと小銭を探すのが嫌だったし、自分の前でその状況にあうとイラッとした。仕方のない事ではあるが、それが高齢者であればその時間はもっと長くなる。反対に自分がモチャモチャとした時、後の人は何と思うだろう? という小心的な部分もあった。そのため、小銭は必然的に貯まる事になる。それでも、その貯まった小銭で車検の費用に当てようと思う様になった。500円以外の硬貨は全部貯めていたので、二年間ではそれなりの金額になった。当時は銀行での硬貨受入は無料であったが、自分の店で使う釣銭用として両替してもらっていた。その習慣は、自分が退職するまで続いていた。
その習慣? は退職後も続けていたが、その後は店で両替が出来なくなったため銀行に行かなければならなくなる。何かそれが億劫で、硬貨のタンス預金は使い道もなく貯まり続けて行く事になった。 すでにその時は銀行での両替は有料化されていたが、それを預け入れる場合は無料であった。それも近い将来は有料になると感じ、覚悟を決めて? 全てを精算する事にした。 一回では全てを持ち出す事が出来ず、二回に分けての入金でした。金額は、およそ30万円位あったと記憶している。5〜6年前の事でした。 その後もその悪習慣は続き、その内に預入も有料になった事を知った。こうなれば預け入れる事も出来ないまま貯まり続ける事になるのですが、ここでこの悪習慣をやめれば被害は小さくなると頭の中では思っていた。しかし自分も高齢者に近付いた今では、そのモチャモチャ度は更に上がっているだろう。そう思えば、小銭を貯めるより方法は無かった。
ゆうちょ銀行での硬貨の預け入れがまだ無料である事を知ったのは、期日の1月17日までまだ数ヶ月ある時だった。持ち込むのが億劫だった事もあり、その内その内と思いながら先延ばしにして来た。そうしている内に12月に入り、かなり焦りが出て来た。しかし12月は郵便局が忙しいだろうなぁ〜と思い、小心者の自分は断られる怖さを感じ中々踏み込めなかった。そうしている内に年も明け、その切迫度はMAXに近付いて来た。17日から有料化ですが、土日が休みのため14日がタイムリミットになる。そして、ついにその時がやって来た。 ゆうちょ銀行は分からないが、秋田銀行の場合は水・木曜日が比較的にヒマであると聞いていたためこの二日間で決行しようと決めた。しかし不測の事態を考え、1月11日決行と決めた。この時にカレンダーを見て気付いたのですが、1月10日は成人の日で祝日になっていた。つまり、11日は休み明けという事になる。忙しいかなぁ〜、断られないかなぁ〜 と、今になって小心者の頭を過る。しかし、余裕はすでに無い! 自分は、尻に火が付かないと動かないタイプなのです。
自分が貯めていた硬貨は、1円玉だけのモノと10円5円玉混合の2種類がありました。一度に全部を持ち込むのは不可能と思い、先に被害の大きい1円玉を持ち込む事にしました。
高さ30cmほどの、スツール型ペール缶です。この缶の60%位の所まで1円玉が入っていました。5〜6年前に一度 硬貨を精算したのですが、その時に1円玉は持ち込まなかった。コレ以外の硬貨がたくさんあったので、これまで持ち込むのは躊躇いがあった。そのため、この1円玉は20年以上貯め込んだ事になります。 11日当日は、一応 中を改めた。汚れた1円玉や変形したモノによって、計測不能になる事を恐れたためです。ザっと見た所、その様な1円玉は見付からなかった。20年以上の保管であったが、密封されたペール缶であったため、ホコリなどの侵入がなかったためだろう。
その日は、5〜6人程の先客がいた。番号札を受け取り、順番が来てから窓口にこのペール缶と通帳を預け「入金してください。」とうつむき加減に言った。相手の表情を見るのが怖かったためです。 預けてからすぐに、硬貨を数える機械音が聞こえる。しかしその音が止まると、壊れた? と心配になり、また動き出すと安心する。 20分くらい掛かっただろうか、無事に数え終わり通帳に記帳してもらった。「他にもあるので、後日また来ます」とだけ言って、この日の分を終えた。
10円・5円玉は、貯金箱に貯め込んでいました。
何十年も前から使い回している貯金箱で、翌日はこれらの貯金箱を全て空けました。この貯金箱の他に、使い捨ての缶型の貯金箱とプラスチック製の貯金箱もあった。その貯金箱には電池が入っていたのですが、その電池から液漏れが発生し、緑青の発生している10円玉が数枚見付かった。
この10円玉は機械故障の原因になると思って省き、後にピカールで磨いてから使う事にしよう。 貯金箱に入っていた硬貨を、一度ペール缶に全部入れて見ました。何か、1円玉の時より多い様な気がする。このペール缶を持ち上げようとしましたが、ピクりとも動かない。一人でどうやって郵便局まで運ぼうか・・ しばし思案・・・ 結局、この日は吹雪模様であったため持ち込むのが困難と考え、翌日に持ち込む事にしました。
13日、ペール缶には片手で持てる程の量を詰めて、残った硬貨は二重にした買い物袋に小分けした。袋が破れてバラ撒かれては、重大な悲劇になると感じたからです。問題は、これをどうやって窓口まで運ぶか! ペール缶に詰めた時にそれがピクりとも持ち上がらなかったので、人力で一回に運ぶのは明らかに無理。家にある物で何かないかと探した所、母親の使っていたショッピングカートを見付けた。これだったら片手でペール缶を持ち、片手でカートを引く事が出来る。 当日は先客が誰もいなかったため、さほど待つ事もなく窓口に呼ばれた。すると、前日と同じ人だった。「また、お願いします」と、硬貨を預けた。
1月11日に預けたのは1円玉だったので、15528枚あった事になる。1円玉=1gとされているので、15.5kgプラスペール缶なので17〜8kgあった事になる。 1月13日は2台の機械で数えたと言っていた。83000円が10円玉で、2664円が5円玉。1円玉も少し混ざっていた様です。10円玉・5円玉の重さを調べ、それに枚数を掛けると40kg以上の重さであった事が分かる。 実質14日までのリミットにギリギリ間に合い、安堵した気持ちになった。 仮に、17日以降手数料を支払って預け入れた場合、秋田銀行では「6270円」の手数料を支払う事になる。これは、預け入れ額の6.2%にあたる。一方、ゆうちょ銀行で預け入れた場合に手数料は「28050円」で、27.7%にあたる。この数字はカードローンの利率よりも高く、悪徳金融の取り立ての様な率に感じる。(※この数字は各銀行の手数料表を基に自分の解釈で計算した数字なので、まちがっていたらごめんなさい。でも、大きな間違いはないと思っている。) 意外にも自分以外に両替に来る人はいなく、すでに済ませてしまったか、自分の様に大量に貯め込む人は少ないのかもしれないと思った。
各銀行で硬貨両替を有料化にしたのは、仕事の負担による対価と受け止める事も出来るが、大きな理由は国の意向なのでは? と感じる。国としてはキャッシュレス化を進めたいため、国が大株主であるゆうちょ銀行だけが特に高い手数料を取っている様に感じました。 この両替手数料によって預け入れる方も負担を感じるが、釣銭として硬貨を扱う商売の人はもっと大変だと思う。そこで、硬貨が集まる所と硬貨を使う所が連携をして、色々とやりくりをする様子がニュースで流れていた。その際に、先に出た硬貨包装機は有効な道具であると感じました。また、枚数でなく金額に対する手数料で行う会社もある様でした。 いずれにしてもそれらに掛かる経費は高くなる事になるので、キャッシュレス化が進むスピードが早くなる様な気がします。
両替後の自分の買物はというと、出来るだけキャッシュレス決済を使う様になりました。ある意味、キャッシュレス決済をした方がポイントが貯まる仕組みになっている。小銭を出すためレジ前でモチャつく心配もなく、メリットしかない様に思う。しかし、オートチャージに設定した場合にはクレジットカードと同じ心配がある。自分の財布の中身がよく分からない事です。家計簿を付けたり明細を日々確認する習慣があればいいが、面倒くさいのでほとんどはやらない。 オートチャージは楽で良いのですが、都度都度入金する方が自分の財布の中身が分かって良い様な気がします。
これまでの話と全然関係はないが「今日は晴れ〜!」
一片の雲もなく、一日中快晴であった。この時期に快晴になる事は珍しい。白神山地も深い雪に埋もれている様に思う。
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