9月15日は「老人の日」となっている。老人の日というのは昔からあって、9月15日から一週間を老人週間として定められていた様です。 老人の日は祝日ではなく、たぶん、老人週間の都合の良い日に何かしらの敬老行事が行なわれていたのではないだろうか。そして老人の日は、1966年9月15日から「敬老の日」として祝日になった。しかし、2001年の祝日法の改正によって、日にちの影響を受けいない祝日は月曜日に指定され、9月の第三月曜日が敬老の日になった。
そもそもは、チラシに老人の日と載っていた事から始まる。自分はそのチラシを見て、敬老の日が老人の日に変わったと思い込んだ。ただ思うだけだったらそれで済んだのだが、土曜日が老人の日で、月曜日が老人の日の振替休日だと周りに言ってしまった。そもそも土曜日の祝日が振替休日になるはずもないのだが、月曜日が敬老の日と知った時には訂正をしなければならないという事態になった。全ては自分の無知によるものだが、恥ずかしい思いをした。
何年に一度あるか分からないが、9月1日が月曜日の時には第三月曜日は15日になる。つまり、その年は敬老の日と老人の日が重なる事になる。 趣旨や性質は違うのかもしれないが、ややこしい事にならないだろうか? 日にちが並ぶ事で勘違いしたのは、自分だけだろうか。敬老の日を9月の第三月曜日と定めた時に、9月15日を老人の日と定める必要があったのだろうか? と、思った。
北羽新報に、秋田県の29年人口動態統計が載っていた。
記事には 「出生率(1000人当り)全国最下位」 と、大きな見出しが書かれていた。
・自然増減率・・・・・・・・・・6年連続 47位
・婚姻率・・・・・・・・・・・・・・18年連続 最下位
・出生率・・・・・・・・・・・・・・23年連続 最下位
・ガンによる死亡率・・・・・・21年連続 1位
・脳疾患による死亡率・・・・3年連続 1位
・自殺率は一時好転したが、再び最悪に転じている。
能代市の人口動態は、8月末で5万3492人と新聞に載っていた。そして見出しには「73ヶ月連続の人口減」と、載っていた。能代市は、秋田県の人口減に大きく加担した事になる。もし人口増に転じる様な事があれば、新聞の一面に大きく載るかもしれない。
秋田県は少子高齢化が進んでいる。そして100才以上の高齢者は642人と発表された。記録が残る平成14年以降で最多とされている。しかも、平成14年から16年間で4.3倍に増えたそうです。長寿は良い事だが、少子で景気も悪ければ財政を逼迫する事になる。
90才以上の方は若い時に戦争を経験し、死の恐怖は日常的なものであった。そして軍制の中では、自由も奪われていただろう。若い時期にその様な経験をし、戦後の復興には大きく貢献をした。そのため、厚遇を受ける権利は十分にあると思う。
しかし、戦後の高度成長の中でのうのうと生きて来た自分達は、老人になった時にどう扱われるか分からない。
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